たまたま見つけたカメムシ。模様が綺麗なので撮ってみた。
後でジックリ見てみたら、なんと5本脚だった。
しかし、立派な甲の模様は素敵なもんで、そのデザインや造形美はいつ見ても見惚れてしまう。
カメムシは、デザイン的に興味をそそられるものが多いので、見る分にはとても楽しめる存在だ。
そして、次の朝起きて外へ出てみると、何やら見慣れない存在が・・・
朝露の湿り氣にも動じる事なく、全く動かない茶色いカマキリだった。あまりの動かなさに、しばらく観察させてもらう。
勿論生きていて、獲物を待っているに違いないのだが、そのあまりにも静かな内面の状態が、達人的でもあった。
身体を静止させることの極意が、この朝のカマキリに凝縮されている様にも感じられ、自然の中に身をおくことの大切さに感じ入った時間でもあった。
近くへ行ってみると、眼球のみはこちらを見ているのだ!!!
しかし、微動打にもせず静止姿勢はキープされている。風が吹けば、有機的に絶妙な揺れ加減で空氣の流れに身を任せるのは流石の一言だった。
こんな感じの茶色いカマキリを、地元では拝みジョウロと呼んでいた。ただ、このカマキリよりももっと小さいものだったが、緑のカマキリよりも確実に凄みがある。
よく見ると、羽が少し負傷しているが、これ位は問題ないんだろう。
勝手な妄想を膨らませて、朝のカマキリ観察を楽しんだのだった。
久しぶりに畑に行くと、ばら蒔きの野菜たちは、着実に成長をしていて嬉しい再会だった。
そして、ここでは綺麗な女郎蜘蛛との遭遇となった。
子どもの頃から馴染みのある女郎蜘蛛だが、最近は、以前ほど見かけない氣がする。
自然界においても、黄色に黒は危険な存在という印象だ。女郎蜘蛛は、そこに赤が入るスペシャルなのである。
しかし、よくこの造形となっているもんだなあ、と感心するばかりだ。
一方、畑では大根や野沢菜、赤かぶがかなり良い感じに育っている。
ばら蒔きなので、これから間引きして行くのがちょっと工夫がいるが、これだけ育ってくれると嬉しいもんだ。
実は、昨年よりもイメージをして面白く蒔いたので、その効果が出ている様で、秋のばら蒔きのコツが多少掴めてきた感覚なのだ。
自分にしか分からないが、かなり嬉しいばら蒔き体験が2年目に突入しているのである。
子どもが抜くのにちょうど良いサイズの大根なので、抜くのが楽しくて仕方ないらしい。
洗って水切りしているだけだが、自己満足度はかなり高いのである!!!
野菜を洗っていたら、近所の方が話しかけてくれて、その方の故郷山形の漬物のやり方を教わることができたのもラッキーだった。
野菜が育ってくる年末は、氣持ちを漬物へとシフトしていかなければならないのである。