Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

ムササビの本領を発揮して乾く!!!

本日、群馬は強風。春一番なのかは分からないが、結構な風が吹き荒れている!!!

こんな日は、洗濯物がよく乾くので、ある意味洗濯日和でもあるだ。

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うさとのムササビパンツが、その本領を発揮して、ムササビの如き空を舞う感じに風にたなびいている。ムササビパンツも嬉しそうに見えるのが不思議だ。

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天然素材の草木染めで、確かこれは綿と麻の50:50だったろうか。履いても気持ちよく、洗濯しても、干しても楽しいのである。

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ムササビの如きシルエットが風に舞う。このパンツは、床に平らに置くと富士山の様な形で、両足の間の空間に知らずに溜まった邪気などが歩くだけで祓われていくという話。

良いことだらけのムササビパンツだが、普通の感覚の人が履くには、少々ハードルが高いらしいが、履いてみるのと履かないのは、天と地の差なのだ。

世の中には、自分の知らないことがまだまだあるので、気になる事は柔軟に取り入れていきたいもんである!!!

 

うさとの服ができるまでの映像が素敵です。

youtu.be

 

うさとオフィシャルサイト

 

神楽の世界観は、やはり深い・・・

どうやら明日、というか0時を回ったので今日が満月らしく、夕空に浮かぶ月が利根川の川面と相まって、なかなか情緒をる景色だった。そんな本日の3月1日は、今月から冬の休みからの再開となった地元の神楽の練習日でもあった。

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月の丸い感じが太鼓の鼓面ともリンクして、なんだかゆったりした深い低音の良い音が響く。俺が神楽師になった二十数年前は、厳格な師匠や太鼓の天才的に上手い師匠が生きていて、その当時ですら、「ここは一体全体どこなんだ???」と思わせられてしまうほどに、神楽囃子のクオリティが高く、リズムの輪郭を作っているツケ太鼓の歯切れのよい強い打ち込みと極繊細なステバチと言われる微細な音が入り乱れる複雑なリズムが疾走する中、この大胴(オオド)と呼ばれる宮太鼓が、本当に絶妙に気持ちの良いリズムのポイントに低音を響かせるのだ。

そして、ゆったりしたリズムの時には、よりこの大胴の効果が発動され、なんとも言えないリズムのうねりを作っていくのだ。

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今日は、そんな記憶に残る師匠連中の音の響きを、少し感じることができた。当時は技術先行でとにかく練習して正確なリズムを叩く!という考えでやっていたのだが、どうもそれだけではない世界は存在しているのだ。

勿論練習は絶対的に必要なものなのだが、それにプラスして、その人の性格や人間味、場を調和させるように響かせる、という様な不確定な要素が、太鼓の音やリズムにだいぶ影響を及ぼすんだなあ、というのを、ここ最近は感じている次第。

時間をかければ、そこの地点に到達できるのか???というとそういうことではない感じがする。強さを追求しないと、柔軟さは生まれにくい様で、ガンガンやる時期も必要なことは間違いない。

と、まあ、神楽の世界というのは、奥深いもんだなあ・・・・、と。

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来月の14日、15日は、賀茂神社の春の例大祭があり、今回は、日本で唯一、ここにしかないと言われる「屑紙拾い三番叟」を上演することになり、練習が続いている。

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賀茂神社(かもじんじゃ)は、群馬県桐生市広沢町にある神社である。祭神は賀茂別雷神延喜式上野国十二社の一つ。旧社格は郷社。

場所:群馬県桐生市広沢町6丁目833

※先輩から場所の問合せがあったので、場所を追記しました。

 

賀茂神社春季例大祭宵祭り

2018年4月14日(土)

17時頃より神事、17時半頃より「白黒翁三番叟」上演予定。

19時過ぎより、何かの演目の上演予定。

賀茂神社春季例大祭

2018年4月15日(日)

午前の部は、10時半頃より、「白黒翁三番叟」「道開けの舞(猿田彦命)」。

午後の部は、13時過ぎより、「岩戸開きの舞」「屑紙拾い三番叟」「稲荷山種蒔きの舞」。

 

当日、神楽師の都合により、演目の上演は変更になる場合もあります。あくまでも予定ということで、神楽のゆったりした世界観の中で、進行していきます。

 

 

本番が楽しみであります。

 

春来たるかな・・・

3月に突入!!!

立春は過ぎたものの、2月はやはり寒いもので、自分自身も風邪をひいて少し寝込んだりしてしまい、生まれた月というのもあるのかもしれないが、リセットの2月となった感じであります。

桐生では象徴的なこの感じ。。。オノサトトシノブさんのタペストリーが、桐生の税務署のロビーに飾られてあった。今年は早目に2月中に確定申告を済ませたので、その時に遭遇したのだ。

今年は目に入ったが、去年は気にならなかったのはなんでだろうか・・・

例年は、3月の期限ギリギリに来るので、このロビーに特設の受付があり、そこに提出している。余分なものが無いので、目に入ったのかもしれないが、去年は無かったのだろうか・・・・。

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一気に福寿草が咲き始めて、春の訪れを知らせてくれる。植物はある種の大地や自然のセンサーの様なもんで、本当に春になったなあ、と感じる気持ちよい気候になったもんである。

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何故か、丹波の黒豆の屑豆の選別をすることに・・・。

母が味噌作りのために、友人から屑豆をわけてもらってきたのだ。丹波の黒豆は、ブランドなので、正規の規格に入らない大きさや虫食いの豆をまとめて格安で買えるとのこと。

しかし、はじめは、どれがどうなのか今ひとつ分からない感じだったが、やっていくと、虫食いや駄目な豆は、中身が詰まっていないので、軽い音がすることが判明。

なかなかに地道な作業だが、不思議と楽しささえ感じてしまうのは何故なのだろうか・・・。

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少々、休養した感じとなっているので、春以降の予定を立てなければ、という状況だが、3月となり、いろいろと決めることができそうであります。

先日、今度の3月4日のワークショップの発表本番の告知をしにJ-WAVEに出演した時の様子が関連サイトにアップされましたので、お時間ある方は、以下のサイトで確認してみてください。

http://www.j-wave.co.jp/original/creativefile/

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さて、日曜は、こんな福寿草の花の様に、開花した子どもたちの姿が舞台で見るができたらいいなあ、と思っております。

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「からだ喜ぶ Rhythm ツアー!!!」正解はないが、その場を冷静に見極めつつ、自分の感覚を信じて、仲間を思いやりつつ、楽しむ!!!という感じだろうか。

舞台に咲く花となるか、散る花となるか・・・。どちらも良しとしつつ、当日を迎えたいところであります。

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【日時】平成30年3月4日(日)午後1時30分 開演

【構成・演出・出演】 石坂亥士(神楽太鼓演奏家・踊るパーカッショニスト)

【出演】 小学1年生~6年生の子どもたち

【会場】 武蔵村山市民会館 小ホール

【アクセス】各駅等からバス
JR中央線立川駅
北口1番のりばから立川バス箱根ヶ崎駅東口>または<三ツ藤住宅>行きで「武蔵村山市役所前」下車。または「武蔵村山市民会館」行きで終点下車。(乗車時間:約40分)
北口8番のりばから西武バス <イオンモール>行きで「武蔵村山市役所前」下車。(乗車時間:約50分)

西武拝島線東大和市駅
西武バス<イオンモール>行きで「武蔵村山市役所前」下車。(乗車時間:約30分)
都営バス <青梅車庫前>行きで「武蔵村山市役所前」下車。(乗車時間:約30分)

多摩モノレール上北台駅
武蔵村山市内循環バス MMシャトル(上北台ルート)「武蔵村山市役所前」下車。(乗車時間:約15分)

・JR八高線箱根ヶ崎駅
東口から立川バス立川駅北口>行きで「武蔵村山市役所前」下車。(乗車時間:約30分)

イオンモールむさし村山
西武バス<立川駅北口>行きで「武蔵村山市役所前」下車。(乗車時間:約10分)

【入場】 無料 ※全席自由/入場は当日受付順/未就学児入場可

【申込方法】 
以下の申し込みフォームからお申し込みください。
http://www.children-art.net/pkt/pkt_contact_other/

からだ喜ぶRhythm ツアーに、山賀ざくろがやってきた!!!

本当に、いつ何が起こるか分からないもんで、17日の武蔵村山市民会館でのワークショップの帰り道では、ハイエースの運転席側の前のタイヤが外れるという危険な状況を体験してしまった。

16号を走っていたら、入間インターのすぐそばで、異音がして、「ガタンッ!!!」と衝撃と共に一段落ちた感覚となり、ギリギリ空きスペースに停めることができた。

これは、一歩間違えば大惨事だったので、かなりビックリだったが、誰も怪我もなくなんとかなって、ありがたい限りである。

運良くも、昨年JAFに入ったばかりで、ここぞとばかり電話を。。。

全てが、ギリギリなんとかなった感じで、この後は、積載車にハイエースを積んでもらい、運転手さんの横に草吉、俺と3人が座って、桐生まで運んでいただいたのであった。

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そのハイエースも修理工場さんの迅速な修理のおかげで、今回から現場に復帰できた!昨日はざくろさんを隣に乗せて、ワークショップへとでかけてきたのである。

入念にホールを見て回るざくろさん。

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ワークショップでは、ざくろ節炸裂で、子どもたちがグングン、ざくろワールドに引き込まれ、身体の芯からうごめきき始めるのは、見ていても気持ちよい!

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今回は、8回のワークショップをして、そして本番の舞台が設定されている。

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民族楽器を介して、楽しさと、即興の感覚を子どもたちと共有していく作業は、毎回とても興味深い。

すべては勿論分からないが、子どもたちの元から持っている素敵な表情が見えてくるのが、とても嬉しい瞬間だったりする。

3月4日にこの小ホールを使った本番があるのはあるのだが、あまり決めごとを作らないで、自分も含め、どれだけ本番を楽しめるかがポイントかな、と思っているところだ。

本番の日に、流れを一気に白紙にしたりできたら、楽しいかな!?とか妄想しつつ次回のワークショップを楽しみにしているところであります。

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ワークショプから帰ってくると、気候も春めいて、庭の梅ごしの月が風流だなあ、と、非常に充実した時間を過ごせているのが、本当にありがたい限りであり、今回の本番は、今までにない感覚で、舞台にのぞめる氣がしていて、個人的にもとても興味津々なのであります。

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詳細は、以下のサイトにて!!!

www.children-art.net

 

 

 

 

明日はJ-WAVEに出演することに。。。

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毎週末通って、ワークショップをしている武蔵村山市民会館の小ホール。参加してくれている子どもたちは、だいぶのびのびと動けるようになってきております。

そんなワークショップをバックアップしてくれているのが、ARTS COUNCIL TOKYOで、J-WAVEの番組スポンサーもしている関係で、今回の3月4日の告知を兼ねての出演となりました。

時間は、午前11時35分から45分の10分の枠の中らしい。

ご興味ある方は、聴いてみてください。

 

http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/sp/creativefile/

 

 

Februarian FESTA in アトムCSタワー

旧暦元旦は、新橋のアトムCSタワーで、祝祭となりました。

それは、「御茶(ミサ)会」から始まった!!!

※写真は、KNOBさんのfacebookや、このイベント関連の投稿から拝借しております。

 

冒頭部分は、うさと座座長の山さんも出演しての場所開きで始まり、厳かな雰囲気へと空間が変化していきました。新たな解釈であっても、日本の文化の根底に流れるものを理解してその行為をする場合、古来から連なる「ナニカ」が発動するというのを体験できた貴重な機会となりました。

音・間・空気感・衣・所作・・・。

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冒頭の場所開きの後は、KNOBさんが中心となり、新たな解釈の茶の湯の世界が出現!!!

今回は、華道家の萩原亮大さんが空間デザインを担当してくれ、和紙や枝で、有機的な白い茶の湯の世界が創りだされておりました。

 お手前の間を埋める様に、空間に音を置いて行く様な響きの場を作り、お茶席が進んで行くのが、やけに気持ちよい感じで、お運びは男性陣が担当し、最年少は3年生の草吉。子どもがひとり入るだけで、また広がりも出て、とても良い感じの御茶会となりました。

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意図してかせずか、掛け軸を背にして、ディジュリドゥを吹くKNOBさん。百合の花、魂宮時君と俺が両脇に控えて、絵的に絶妙なバランスとなっていて、非常に興味深い。

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うさと座ライブは、初めての共演となるカリンバのBUNさん、そして、後輩のチャッキリも参加しての即興ライブ。始まりは、魂宮時君の居合いの型から始まる硬派な感じで、次には、うさぶろうさんがチャッキリと BUNさんの音をバックにチャントを唱え、祈りの空間が出来上がっていく。

基本的に、即興感覚を共有できるメンバーだったので、スリリングでもありつつ、楽しめたライブとなりました。

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今回の為にうさぶろうさんが新調してくれた衣装が、なんとも良い感じで、着心地もよく、空間での見え方も絶妙で、トータルで、このイベントを引き締めてくれていたなあ。と!!!

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三部の祝祭では、草吉との即興DUOも!!!

草吉用にも作ってくれていて、いつの時代のイベントなのか分からない感じが素敵だと思えるワンシーンとなりました。

小さい頃から、こういった場を作ってもらえるのは、本当にありがたいことで、本番でしか学べないことがあり、その経験を蓄積しているので、今後なかなかに楽しみな演奏家となるかもしれません。

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最後は、集合写真、やけに盛り上がっております。

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ご来場いただいたみなさんをはじめ、この素敵なイベントを提案してくれた、うさぶろうさん、このイベントに関わってくれたみなさんに、心から感謝いたします。

どうもありがとうございました。

2月吉日

たまに電車に乗ると、結構新鮮な気持ちになるもんだ。都心の満員電車はさすがに避けたいところだが、ローカル線なら気楽である。

冬場のローカル線特有の、「開」「閉」のボタンでドアを開閉するシステムが、とても新鮮。出発前にドアが閉まってしまったタイミングで女子高生が二人、「あ〜〜〜!!!」とドアに向かって手を伸ばす。

「残念だったぁぁぁ」と思ったら、次の瞬間、シューッとドアが開いて、乗ることができた。

何となく、車掌さんも通学の共演者?という感じで、「しょうがない、乗りな!」という雰囲気がなんとなく微笑ましかった。

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高崎線で高崎経由の両毛線とくれば、高崎駅では、ついつい蕎麦を食べてしまうのだ。

ここでは、かけそばがベスト!!!七味を多めにかけて一気に食べるわけだ。

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久々なので、二杯食べてしまった。。。

そういえば、若い頃、新幹線の周遊パスなる切符を購入して、平泉の毛越寺に延年の舞を親友と見に行ったことがある。この切符、期間中は乗り放題なのだ。

そこで、上野まで帰ってきた時に、「そーだ!!!!高崎の駅の立ち食い蕎麦を食べに行こう!!!」と新幹線で食べに戻って、その道すがらと立ち食い蕎麦を楽しんだのを思い出す。

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と言っても、それほど美味いのか・・・という疑惑は拭えないが、立ち寄ったら食べてしまうのである。

本日は、自分の生まれた日ということもあり、立春大吉のソロライブが終わり、ゆっくりモードで過ごしていたら、ふっと忘れそうになっていた事を思い出してしまう。。。

そして、急激に忙しくなってしまうという始末。。。

練馬の保育園子どもたちから、「荒馬を教えてくれてありがとう!」という旨の手紙をいただいてしまっていて、こういうのをもらったら、なんとなく返事というか何かを返事したくなってしまい、急遽、荒馬証なるものを製作。

いそいそと、明日が発表の日なので、子どもたちの名前を書いて、速達で出してきた次第。お印程度だが、氣は心ということで、子どもたちに届く様に願うのみであります。

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空もなんとなくだが、清々しい感じ。

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そして、このめでたい日に、今までのサイトを今月末をもって閉鎖することにいたしました。2006年より運用して参りましたが、どうしてもハッキングされてしまうので、このタイミングで締めくくることいたしました。デザインも気に入っていたのですが、次に進もうと思います。

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今まで、このDragontoneのサイトを訪れてくれた、みなさんに、心から感謝いたします。

このトップページのデザイン、2006年から2018年までの12年間、本当に良く働いてくれました。このデザインにも心から感謝です。

 

今後は、以下のサイトにて、よろしくお願いいたします。

神楽太鼓奏者・石坂亥士/Gaishi Ishizaka website