今度の秋分の日には、琵琶湖の畔にてCRYSTAL DRAGONのライブが開催される。
CRYSTAL DRAGONとは、クリスタルボウルの演奏家である、たんたんさんとの即興セッションのユニットである。
個人的には、重低音強烈振動倍音系のセッションの頂点ではないかと思っている。そこに、テルミンの電子音が追加されるのだが、たんたんさんの操るテルミンの相性が抜群なのだ!!!
クリスタルボウルという音具は、その周辺数キロをその振動が波紋の様にジワジワと伝わり、人体的には骨まで振動させるという凄まじいものだ。
今回、日本で一番大きい湖である琵琶湖の畔で開催されるのも興味深い。
[先日訪れた、琵琶湖の西にある白髭神社の鳥居]
詳細は、以下にてご確認を!!!
秋分 9.23 CRYSTAL DRAGON in 琵琶湖|casalotus
前回の2017年に行われた「熱帯南洋精霊音楽會」の時の事は、今でも強烈な印象として残っている。音のやり取りが本当に面白くて、お互いにワクワクしっぱなしなのだった。
たんたんさんの住む糸島は、家からこんな場所にすぐ行けるという、鉱物好きにはたまらないスポットだ。ここは、芥屋の大門と呼ばれる、玄武岩でできた絶景。
おそらく、彼の音の源の一つになっているのだと思うのだ。
そして、なんと、前回のセッションの音源が、各音楽ストアにて配信が開始されているのにもビックリである。
詳細は以下リンクにて!
以前のDragontone blogは消滅したので、その時感じたことをアーカイブから紹介しておきたい。
Dragontone blog / 2017.08.03.記録より
2017.08.03. CRYSTAL DRAGONの見る水平線
7月30日は、四谷の絵本塾ホールで、クリスタルボウルの演奏家でもある、たんたんさんとのユニット、CRYSTAL DRAGONでの即興セッション「熱帯南洋精霊音楽會」が行われた。
今年は、正月明けから、バリ島、ハワイ島、イギリスからヨーロッパ、そして、バリ島と、自分にしてはありえない頻度で海外での演奏が続いた。
自分では分かっていないが、何か大きな力に操られるかの如き移動だったなあ、と今にしてみれば思える。
ヨーロッパでは、太古からの巨石群、様々な祈りの場所、多くの聖地を巡って演奏をするという巡礼的旅となった氣がしている。
そして、バリ島では聖地バトゥールの寺院での奉納演奏。満月の儀式では、月を見ることもできない雨模様となり、そんな中でも神楽太鼓は良い感じに鳴り響いていた氣がした。
儀式での雨は、祝福としてとらえられていて、あの状態は、完全に聖水の中に居たことと同じとのこと。
そんな、奉納した状態の神楽太鼓を帰国後初めて使ったのが、この「熱帯南洋精霊音楽會」だったのだ。
風呂敷から出した神楽太鼓の音の質感は、まさにバリ島で響く感覚の音で、通常日本で聴く事のできる音ではなかった。
録音した音源を聴いても、異様に低音が出ていてビックリさせられた次第。
しかし、たんたんさん、よく思いついたもんだなあ、という題名。
「熱帯南洋精霊音楽會」
演奏の内容は、まさにこの題名そのものとなっていた感じ。うねりまくるクリスタルボウルの音の波は、神楽太鼓の響きとリズムと絶妙に絡み合っていくのだが、お互いの邪魔にはならない。かといって、予定調和的な計算は一切存在しない世界。
これだけ好き勝手にやりたい事の応酬ができるのは、楽器と場所の特性も絶妙なバランスだったとも言えると思う。
このホール、見えはしないが、ステージの下には水が蓄えられ、音響に一役かっているとのこと。不思議な音響はそこから生まれているようだ。
最初のセッションは、おそらく場所の幕を開けていく様な、場所清め的内容に自然となっていた氣がする。
とにかく、二回目のセッションは、自分の大好きな音の方向性を素直に楽しんで、そこにたんたんさんの音が別の次元でからんでくる感じ。まあ、あくまでも感覚だが、とても立体的であり、至福の時間となったのでした。
たんたんさんと久しぶりに会って、最初に挨拶の握手した時の笑顔がとても良い感じで印象的だったのも、音に影響しているかもしれないなあ、と。。。
とにかく、興奮のまま、「熱帯南洋精霊音楽會」は幕を閉じたのでありました。