Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

本日のゲストはKING OF OPUSの仲君!!!

ラジオ番組など聴いていると、よくゲストが出演しているが、俺の番組は、ゲストが出演することは半年に一人いるかどうかというところかもしれない。

しかし、本日のSpiral Grooveには、今月の3日にニューアルバムをリリースしたKING OF OPUSの仲君がやってくることになったのだ!!!

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晴れやかなこの秋の日和、公園ではクローバーの緑の絨毯が太陽の光を浴びて発光している様に見え、コスモスが晴れやかに秋の空を彩っている様にも見える。
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そして、気持ちよい気候の中、空も暮れて行く。。。
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宵の帳も降りてきったであろう21時。KING OF OPUSがSpiral Grooveにやって来るわけだ!!!
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今回のニューアルバムの中から、仲君が3曲をセレクトしてくれた。砂漠、森の中、真夏の洞窟で即興でセッションするという流れだ。
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どんな風になるか、もの凄く楽しみなのである!!!

曲がメインにあって、そこにリアルタイムに仲君と俺が音を追加していくという、あまりやったことがないセッションだが、なんだか演劇の音楽を創っていくような感覚に近い氣がしている。

一応、めぼしい合いそうな楽器は選んだので、後は、出たとこ勝負というとこだろう。

 

FM桐生の公式アプリのページにて試聴の方法など記載あるので、以下リンクにてご確認を!!!

FM桐生

大田楽[いけぶくろ絵巻]〜おとなの遊戯2[前橋市第一コミュニティセンター]

先週の土曜日20日は、南池袋公園に居た。そこには、T字に緋毛氈が敷かれて、特設ステージの両脇には大田楽で使われる獅子頭が鎮座しており、青空の下なかなかにただならぬ雰囲気を醸し出しておりました!!!

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場当たりをしている康明洙先生。緋毛氈と不思議とマッチしており、踊りで使われる長目の板ささらが螺旋状に置かれてあったりして、これもまた良い感じでありました。

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市民参加型のイベントなのだが、要所要所はプロがかためているので、はじめにプロの音楽家や出演者の紹介があり、韓国獅子の時には、「康明洙さんと足の方です!」と・・・・。

「足の方!!!」という紹介が、個人的にとても気に入ってしまい、ひとりでニヤリとしてしまった。韓国獅子舞の時は、足の方くらいでちょうどいいな!と。

 

そして、随分と多くの方々が出演することになっていて、みなさん気合いが入り、これは夕方からの大田楽の公演が楽しみだと思っていたら、なんと・・・・、いきなりの雨模様に。

急遽控え室にしていた会場での本番になったのだった。やはり、基本的には屋外でやりたかったという思いは勿論なのだが、これはこれで、見る側も、演じる側も良かった氣も。。。

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不思議にコスプレの面々も参加していて、なんでも池袋はコスプレが盛り上がっているんだとか。。。コスプレの方も韓国獅子と記念写真撮っておりました。

参加者のみなさんとも一枚!!!

この山伏系な雰囲気の衣装を着て、岩手県郷土芸能である、中野七頭舞の先打ちをベースにした舞を踊るのだ。リズムも踊りも、基本的には中野七頭舞の雰囲気である。

実は高校生の時に、この七頭舞を習ったことがあり、「ほぉぉぉ〜・・・」という感じだった。

日本の芸能のポイントになる部分を上手く組み立てて、大田楽として再構成しているもんだなあと思ったのでありました。

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翌日の日曜日21日は、前橋市コミュニティーセンターでの「おとなの遊戯2」でありました。

以下の写真は、藤野茂さん撮影。この方、賀茂神社例大祭の時に神楽の写真を撮りに来ていてる方で、、先日の秋季例大祭で久しぶりにお会いして、ひょんな流れから今回の撮影をしていただくことになった次第。面白いもんだなあと・・・。

臨場感をる雰囲気を切り取っていただけました。公演の報告用に、何枚か送っていただきました。

 

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おとなの遊戯2は、4人の音楽家と4人のダンサーでの完全即興の時間。これだけ人数がいると、なかなかに入り乱れつつの流れとなったのだったが、それぞれの表現者の良い部分が現れていた感じで、今後の展開もあるかも!?というなかなか面白いセッションになった氣がしております。


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山賀ざくろ企画なだけに、カオス感が暴走を始め、ラストシーンでは、俺の後ろから焼けに良い音してるなあ、と思ったら、来場の子どもたちが参戦しているという自由なことになっていた・・・・。

 

あり得ない状況も、おとなの遊戯ではOKとなってしまう懐の深さを体感した夜となりました。

 

ブログ回想録:スペシャルな職人との偶然な出会い[2010.03.26. ]

先日の水曜日に、FM桐生の自分の番組Spiral Grooveで、フッと思い出した事を話して、ちょっと記憶に残しておきたいな、と思いつつ、その時のブログの記事を再度アップしておきたいと思う。

 

実は、オフィシャルサイト内にブログを開設して、2006年より日々感じたことや、出演情報などを書いていたのだったが、サイトへのハッキングが何度もあり、サーバーを解約して、昨年閉じてしまったのだ。

 

ーーー2010年、3月26日のブログ記事ーーー

 

年度末という時期は、学校や会社に所属していない人間にとっては、普通に春なのだが、あまりにも世の中の仕組みは、年度で動いているので、俺の様な人間でもその慌しさを身を持って知る機会もある。

今回は、まさにそうだった。3月中旬で車検の切れる車を、いざ車検の予約をしようとしたが、予約がいっぱいで車検の期限が切れるまでに、継続の検査を受ける事ができなかった・・・というわけなのだ。

昨今はユーザー車検が流行っているが、俺がユーザー車検を始めた頃は、20年近く前なので、まだ専用の窓口もなく、結構苦労したのを思い出す。

年度末は、税金等の切り替わる問題もあり、この時期はいつも陸運は混んでいる。しかし、ここまで予約が取れなかったのは、初めてだったなあ。

車検の方は、なんとか時間内に合格し、気分良く帰途へつく。そんな道すがら、不思議と気になる光景が目に入る。

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お稲荷さんと神社、寺院が一緒になった空間だった。そこには「片貝村社」と書かれてあり、鳥居を一歩境内に足を進めると、なかなか気持ちの良い空間が広がっていた。

参道を数歩歩くと、ふと右後方が気になり見ると、とても勢いの良い姿をした立派な松がそびえ立っているではないか!

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なかなか、こんな松にはお目にかかれない。

お稲荷さんにお参りしてくると、境内に造園屋さんのトラックが入っていて、職人さんがそこから降りてきた。

境内にトラックが入ってくるんだ・・・?と不思議に思ったが、職人さんに、とりあえず挨拶をしたら、ちょうど、あの松の手入れをしていた方だったのだ。

なんでも、4月11日に12年に一度という大祭があるらしく、伸びっぱなしになった松の手入れをかって出たのだという。

俺達だと奉納演奏という形になるが、こういった場合は奉職という風に記載されるのだという。結局、この職人さんと、小一時間ほど話をして、神社の空間を堪能してしまった。

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なんでも極めていくと、アーティスト的感覚が磨かれていくんだなあ、と感じた話だった。

特に興味深かったのは、

「あの松は、龍だから、ちょっとやそっとの気構えで剪定しようものなら、はじきとばされちまうんだ!」

という言葉だった。確かに、松の姿は、龍が天空へと飛翔するかの様な姿をしている。

「こういう木に手を入れていく時には、自分も龍になって手を入れていかなきゃなんないんだ!」

と感動的な言葉が発せられ、感動してしまった。

実は、大師匠ミルフォード・グレイヴスも同じような事を言っていた。ドキュメンタリー番組の中で、巨木の生えた森の中でのインタビューだったと記憶しているが、

「私は演奏する時、例えば、あの巨木の中に入り込み、うねる太い枝の中を流れるエネルギーを音やリズムに変換していくのです!」

という様な意味の事を言っていた。補足すると、大地のエネルギーが巨木という形を借りて、私たちの目に見える形として地上に現われている。その巨木の中を旅する様にイメージする事によって、そのエネルギーの形を自分の身体感覚を通し、音やリズムとなって現われる。という事ではないかと思う。

これは、とても短い文章だけで説明できることではないので、そんな機会があれば、また書きたいと思う。

驚いたのは、この職人さんと、前衛フリージャズの伝説的ドラマーが、同じ様な考え方でそれぞれの仕事に向かっているという事だ。

確かに、このおじさんは、大きな松を中心に剪定している方らしく、普通ではできない様な、巨木の植え替えなどもしている、特殊な職人さんらしい。

※この画像は、トラックの側面に貼ってあったものを撮ったもので、作業風景らしい。

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おじさん曰く、

「チャンスは一度しか来ない!その一度のチャンスをものにできるかどうかで、次のチャンスが来るかが決まるんだぞ!」

「人生で、自分を引っ張り上げくてくれる人は絶対居て、その時それにくっついていけるかどうかだ!」

「人とは違う事をやった方がいい!そして、変わり者と呼ばれた方がいい!」

神社の濡れ縁に座って、しばらく松を見ながらそんな話をして、不思議な時間が流れていった。

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今日のこの出来事は、ちょっとしたギフトだったのかな?と思える。

帰り道の夕陽が物凄い色で発光してたしなあ。

 

ーーーここより本日2018年10月21日の文章ーーー

「人とは違う事をやった方がいい!そして、変わり者と呼ばれた方がいい!」

この一文、素晴らしかったなあ、と・・・。

変わり者と呼ばれたいわけではないが、神楽太鼓奏者なんて名乗ってしまっているので、変わり者の部類には入っているんだろう。

 

明日の「おとなの遊戯2」も、そんな変わり者と呼ばれる方々が集結してくるわけだ。類は友を呼ぶとしか言いようが無い公演が、前橋で開催される。

おとなの遊戯2

Dragontoneブログ[イベント詳細記事]

 

おじさんと会ったのも、不思議と前橋なので、おじさんの言葉「チャンスは一度しか来ない!」という一説を心に刻んで舞台に立ちたいと思う。

今度の土曜日は韓国獅子舞が池袋に!日曜日は、前橋で「おとなの遊戯2」!

昨夜は、サムルノリチームの「アンデミノルムセ」のリーダー康明洙先生から召集がかかった。

今週末に池袋で行われる大田楽で、韓国獅子舞の脚役で出演!?のために練習なのである。

演奏ではない出演なのだが、なかなかのハードワークでもあるのだ。

 

町屋の練習会場へ向かう途中、ふと思ってしまった。

この歳になりつつも獅子舞の脚役のために、都内へ出てくるとは、勿論楽しくはあるのだが、不思議な感覚である。

この不思議な感覚は、翌日の日曜日に行なわれる「おとなの遊戯2」へと繋がっていきそうな予感!!!

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練習はというと、大の大人が口で韓国獅子舞のチャンダン(リズム)を叫びながら、獅子の演技を確認していくのである。康明洙先生は、顔を操る役で、見た目よりもだいぶ重い、顔の部分を大きく振り回しての演技は、相当に体力を使う。

後脚役の俺はというと、地味な役回りだが、前脚と後脚のバランスをとりながら、上手い事くっついていかなければならないのである。さて、土曜日はどんな物語が待っているのか、楽しみであります!

 

大田楽 いけぶくろ絵巻

2018年10月20日(土)18:30〜19:30

観覧無料(申込不要)

南池袋公園

どなたでも気軽に見に来ていただけます!

そして、なんと雨天決行!(雨天時は室内)

詳細は、以下リンクにて。

https://www.city.toshima.lg.jp/125/bunka/bunka/jigyo/event/1708010913.html

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そして、日曜日は、群馬県前橋市第一コミュニティセンターにて「おとなの遊戯2」だ!!!

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開催日が間近となっての、出演者の出演中止情報が入って参りました。諸事情により、ハラサオリさんが出演できなくなったとのことです。楽しみにしていただいた方には、大変申し訳ありません。

こちら、ラッキーな情報です!!!料金がななんと、一律500円引きとなりました。

 

個人的には、こどもダンスタイムが相当白熱したものになるような氣がしており、とても楽しみです!!!

ーーー以下、おとなの遊戯のサイトより転写ーーー

 

21日のセッションの日が近づいてまいりましたが、いくつかお知らせがあります。

【ハラサオリ降板のお知らせ】

都合によりハラサオリは不参加になりました。つきましてはミュージシャン4名、ダンサー4名、計8名によるセッションになります。
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【料金改定のお知らせ】

秋の行楽シーズン。各種イベントも盛りだくさんで何かと出費がかさむ時期ですので、公演のご案内に対してご家庭の主婦の方などで一般3,000円に割高感をお持ちになる方もいらっしゃるようです。

今回は開演前にこどもダンスタイムを設けており、親子でのご来場をお勧めしております。できればいろいろな方に鑑賞していただきたいという思いで、各種料金を一律500円減額させていただきました。

     旧料金    新料金
一 般 3,000円 ▶ 2,500円
学 生 2,000円 ▶ 1,500円
中高生 1,000円 ▶  500円
*学生は25歳以下(要学生証)
*小学生以下無料(乳幼児入場可)
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【セット割のお知らせ】

出演ダンサーのAbe“M”ARIAは10月30日(火)にダンスユニットPOP HEADS!の公演を主催しており、こちらにも出演します。つきましては、おとなの遊戯2との両公演をご鑑賞の方には、ふたつの公演の料金の合計が1,000円割引になる超お得なセット割を新たにご用意いたしました。

*割引方法
おとなの遊戯2のご予約の際に30日の公演も合わせてご予約ください。
   ↓
21日はおとなの遊戯2の新料金を会場でお支払ください。
   ↓
30日の公演会場で1,000円割引した料金をお支払ください。
(一般1,000円、学生500円)
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⭕️ご来場をご検討中の方はお早めにご予約くださいますようお願いいたします。
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+++ イベントの詳細 +++
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音楽とダンスの即興セッション『おとなの遊戯2』

▶10月21日(日) 18:00 開場 18:30 開演

http://yamagazakuro.com/pdf/otona-yugi2.pdf
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◎前橋まちなかアーツ助成
音楽とダンスの即興セッション『おとなの遊戯2』

幼児が描く絵やからだの動きって、とてもユニークでおもしろいですよね。なによりこどもは遊びの天才でもあるし。

そんなこどもの遊び心を忘れずにいる男女8名の音楽とダンスのアーチストが集い完全即興による約1時間のセッションをやっちゃいます。

予測不能で何が起こるかわからない!? 必聴必見のスペシャルライブです!!
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日時:2018年10月21日(日)18:00開場 18:30開演

会場:前橋市第一コミュニティーセンターホール
  (前橋市立桃井小学校併設)

出演:音 楽|石坂亥士 KPC 塩島光弘 
       HIROAKI WATANABE aka PSYCHOGEM
 
   ダンス|Abe “M” ARIA 岡田智代 
       政岡由衣子 山賀ざくろ 

料金:一般 2,500円 学生(25歳以下)1,500円 中高生 500円 
   小学生以下無料 《全席自由》
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◎ご予約・お問い合わせ 

zakuro@smile.ocn.ne.jp 090-3595-4464(山賀)

※メールまたは電話でご予約ください。
※小学生以下のお子様も含め、なるべく事前のご予約をお願いします。
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👦こどもダンスタイム 18:00-18:30 👧

セッション開始までの30分はこどもたちにフロアを解放します。
出演アーチストとみんなでいっしょに自由に楽しく踊りましょう!
◎こどもの気分になって踊れるおとなの人も参加できますよ♡

 

ベレーちゃん〜賀茂神社秋季例大祭宵祭り

10月13日は、ベレー帽を被って前橋の中央広場に居た。それもピンクのベレー帽を・・・

めぶくフェスのオープニングで、群馬大学教育学部附属小・中学校の子どもたちの合唱をメインに、その前にざくろさんと子どもたちと一緒に会場の空気をあたためる!?というか掻き回す感じの役回りでありました。

ぶっつけ本番なのに、子どもたちは、楽しそうに走り回っていて、なかなかの強者ぶりを発揮しておりました。

そして、小学生、中学生がそれぞれの曲目の合唱を披露した後に、小中学生全員で、アーツ前橋のオープニング時に、ざくろさんが作った「風色の花」と、岡本太郎さんの太陽の鐘の落成イベントの時に、ざくろさんと附属小学校の合唱部顧問の天田さんや子どもたちと作ったという「太陽の鐘」という歌の大合唱となった。純粋な歌声は、とても素晴らしい響きとなって、めぶくフェスのオープニングに彩りを添えておりました!!!

写真は、参加してくれた子どもさんの保護者の方のfacebookの投稿より拝借しております。

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その後は、地元の賀茂神社の秋季例大祭の宵祭りへ。。。

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表に見える部分よりも、掃除や準備をする時の心構えがとても大切な部分だなぁ、と毎回思わされるもんで・・・。

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太鼓を締める木が、その締め付けの強さで年々えぐれていくのであります。

そして、最終的には枯れてしまうのだとか。。。

これは、俺が神楽師になった時には、もう使っていた木なので、25年以上は春と秋に締め付けられているということになる。

そして、だんだんと神楽師の高齢化が進んでおり、小学生神楽師の二人の奮闘がものすごい戦力となっているこの頃。

太鼓を締めたり、神楽で使う小道具の切り下げを付け替えたりと、地味な作業を淡々と行うという、この時間もまた大切なひと時だなぁ、と思う。
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宵闇が舞い降りてくる時刻、御神事が始まり、氏子さん達や神楽師連中が拝殿に集結する。

正面には、蝋燭に炎が灯され、日常では感じ得ない厳かな雰囲気が拝殿に満ちていく。

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御神事が終わると、神楽殿では、舞台清めの舞となる、とても大切な「白黒翁三番叟」が上演される。

宵祭りは、俺が白翁の舞をすることになった。

これは、この白翁の面を付けて舞った者しか分からないかもしれない感覚かもしれないが、日本芸能の奥義と言っても過言ではないほどに奥深い、舞の世界が広がっている!!!と、個人的に思っている。

表面的には、渋すぎて見落としがちなこの舞は、その静なる動きの中に、呪術の要素や様々な芸能的な清めの要素が凝縮されているのだ。

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「この刀は、白黒翁三番叟の幕で、白翁が抜くまでは、この刀を誰であっても抜くことは許されない!」と亡くなった師匠が言っていた。

今は、模造刀になってしまったが、昔は恐らく真剣が使われていて、封印されていたのではないかと勝手に思っている。

いつか真剣で舞ってみたいもんだなぁと密かに思っている。

その刀を抜いての鈴舞が、ゆるやかに確実に神楽殿に見えない結界を張り巡らせていくのではないかと思っている。

そんな白翁の舞を舞うことができて、ありがたい限りなのである。

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白翁の静な舞に対して、黒翁の動の舞が一対となり、これでもか!というほどに神楽殿を清めていくのである。

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最近、神楽師連中では、だいぶやる気スイッチが入っていて、宵祭りには、1時間越えの長丁場の「狐釣り」をやることに。

これは、台詞もので、二人の「えさこう」が、篠田の森に、人を騙す悪い狐がいるから、ひとつとっ捕まえてやろう!!!と意気込んで森へ出かけて行って、逆に騙されて帰ってくるというストーリーの幕である。
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登場人物も風体からして興味深い!!!

こちら、按摩役の大坪さん!

「身体の上から下まで揉んで、三文という!」
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先輩神楽師が着付けの支度に余念がない、こちらは、地主役の新人清水くん!
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そして、えさこうコンビ、孝くんと俺!

狐役は、孝くんの息子の亮太!

親が子どもに化かされるということになってしまった「狐釣り」なのであります。
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宵祭りは、見物人がほぼ来ないので、とりあえず忘れないように、やっておこうよ!と言う程度でやった「狐釣り」・・・。

だったが、やけにみんなの呼吸感が素晴らしく、それぞれがはまり役で、来年の春季例大祭では、昼間に上演することが決まったのでした。

 

親子ワークショップ、そして楽器を干す!

先週の土曜日は、前橋市第一コミュニティセンターで、山賀ざくろさん企画の親子ワークショップだった。

桃井小学校に併設されたスペースで、まだ新しいのだが、利用率が高いらしく、ざくろさんが抽選に参加して日程を確保してくれて実現したのだ。

会場に民族楽器があるだけで、なんとなく楽しい雰囲気になる。

そして、実際に楽しいのである。そんな楽しさをみんなで共有するようなワークショップは、予想外に相当な白熱ぶりだった。

今後は、月一で開催を予定しており、前橋界隈が少しだけザワザワしてくるかもしれない!

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今年は、秋になってもやけに湿気が多いので、翌日は、楽器の天日干しである。

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並べてみると、結構あるもんで、太陽の光と気持ち良い風で、楽器たちも相当リフレッシュできた感じがした。
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何故か猫の親子が様子を見に近寄って来たりして、やけに和やかな気持ち良い時間を過ごすことができた。
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そして、その楽器たちは、港区で活躍中!!!

こんな可愛らしいポストが入口にかかる保育園の年長さんたちへのワークショップである。

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二日間連続のワークショップなので、明日が楽しみで、12人の少数のワークショップなので、だいぶ内容が濃いものになりそうで、嬉しい限りである。

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楽器と共に様々な場所に行けるのは、本当にありがたいことだなぁ、と思う。

 

 

 

 

本日発売の「KING OF OPUS」ニューアルバムをゲット!!!

今日は、梅田ふるさとセンターで蕎麦を食べてから、友人のモーリーの所へ髪の毛を切りに行ってきた。山間から見える空が、梅田っぽいなあ・・・と。

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そして、ちょうど本日発売された「KING OF OPUS」のニューアルバムを購入しようと思っていたら、なんと、モーリーのお店で取り扱っているという偶然!!!
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即購入!!!

「KING OF OPUS」こと冨沢仲くんとは、何度かセッションもしたことがあり、なんと歩いて数分の同じ町に住んでいる。

彼とは、だいぶ違うジャンルなのだが、違いすぎて相性が良いみたいで、セッションはなかなか楽しいのです。
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数年前まで、DJバーも経営していた彼のシステムで、何曲か聴かせてもらって、ゆったりした時間を過ごしてしまった。
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実は、モーリーの所では、俺のアルバムも置いてもらっていて、「これ、同じ系統の色だよねぇ!!!」と、モーリーが並べてくれたら、確かに使われている色が似ている。
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さて今夜は、タイミング良く、FM桐生の自分の番組の生放送(21時より放送のSpiral Groove)なので、仲くんのニューアルバムをまるまる紹介してしまおうかと!!!

アルバムの長さが1時間ちょいなので、ほぼ紹介できるかと。しかし、多少しゃべらないといけないので、何曲かは聴きにくいかもしれませんが、ほぼ全ての曲が流せる予定!!!

 

以下のリンクにてFM桐生の試聴できるアプリの詳細あります。

FM桐生 : FM桐生公式アプリ登場!!