Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

天真神楽とヤマトタチバナと船戸クリニック

天真神楽が面白いのは、集まる日時と場所が決まっている位で、その内容は決まっていないという不思議さだ。

お互いの信頼関係があるからこそできることなんだと思う。

今回は、石垣島のはっちゃんが話を通してくれて実現した機会。はっちゃん、ありがとうございます!

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カタカムナ吉野信子先生と石垣のはっちゃんコラボ講演会からの流れで、ヤマトタチバナの植樹があり、そこに天真神楽でのパフォーマンスだった。

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ヤマトタチバナという、日本に古くからある蜜柑の木とのことで、よく知らなかったが、日本固有のもので、とても貴重なものだという話。

天真神楽の活動ともリンクするので、今後、天真神楽のパフォーマンスと合わせて植樹していく話が出ているのである。

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今回は、船戸クリニックの素敵な螺旋の庭に三本を植樹。その植樹の方法が、物凄く興味深くて、見入ってしまった。

まず掘った穴の底に拳骨大の石を入れ、その上に炭を敷く。そして、なんともエネルギッシュな水晶を中心に!!!

水晶は波動が安定しているので、そこに設置するんだとか。

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いろいろな場面でご一緒しているだけに、阿吽の呼吸とはこういうことか!?という感じにKNOBさんと、植樹の前から音を紡いでいく。

とても気持ちの良い時間が流れ、そこに、みなさんが集まってきて、魂宮時くんと三輪福さんが現れて、螺旋の庭が一気に神楽の場へと変わっていった。
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螺旋状に配置された白い石の中を歩いて、中心まで行って帰ってくる。これはダマヌールサーキットと言って、心と身体のバランスが整えられる装置というか仕組みで、古代の叡智を現代に蘇らせたものだ。

細かな説明は、興味を持たれた方は調べてみていただきたい。この場には、ひとりしか入れず、鍵になるペンダントを身につけて、その他の金属は一切外して入場する。歩いた体感は、途中のある周回の時から、やけに手がビリビリしてきて、それが無くなるとスーッと静寂な感覚となった。

歩き終わった後は、自分の身体のまわりに存在しているオーラというか氣というか、エーテル体というものが、残像の様に伸びているらしく、そのエーテル体が自分の身体に戻ってくるまで、近くのベンチに座ってゆったり過ごすのがおすすめとのことだった。
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このエーテル体というものが、自分の周辺に収まる時間や感覚というものが、実は舞や動きに大きな影響を及ぼしているのではないかと思うのだ!!!

達人と呼ばれるような舞手や武術家は、この感覚を無意識にも感じつつ動いているのではないかと思うのである。

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翌日は、初めての養老の滝へ!!!

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滝場なので、不動明王の像が鎮座しており、険しさもありつつも、とても清々しい氣が流れておりました。
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滝への道中、凄いトラックを発見してしまい、一瞬この傾斜を登れてしまうのか???

と思いきや、どんな風に落ちたのかは分からないが、道に対して直角に上手いこと落ちたらしい。
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この角度でトラックを見ることはまず無いので、砂漠を走るパリダカール・ラリーを彷彿させ、勝手に盛り上がって激写してしまったのだった。
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しかし、この傾斜を登れるトラックは無いのではないかと思えるが、迫力は満点!!!

 

天真神楽集結する!

天真神楽とは、今年の夏至の日の出に合わせて、琵琶湖に集まって、陽の昇るタイミングで舞と楽を琵琶湖に奉納した事から始まった、神楽の源流へと船を漕ぎ出したソフトな秘密結社的集まりなのである。

オンラインサロンという会員制(月額1,230円)のサイトも展開中で、こちらでは、各人がそこに向けて、それぞれの内容を発信している。

縁あって、俺もそこに参加しているが、この天真神楽の良いところは、やはり即興性が大きなポイントになるところだろう。

今年に入って、コミニュティに属す伝統的な神楽の存在は休眠状態になっているが、そんなタイミングで、どこにも属さない新たな神楽のカタチが始まった印象なのだ。

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そして本日は、岐阜県養老町方面に各自集合となっているが、集合時間は、特に決まっていなくて、イベントページには、こんな感じに記載されている。

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ー以下イベントページより転写ー

2020年10月25日(日)
カタカムナ吉野信子先生と石垣の入口初美さんのコラボ講演会が開催されます✨

天真神楽のパフォーマンスもございます!

ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております!!

日時:2020年10月25日(日)10:00~15:00終了予定
場所:天音の里(船戸クリニックとなり)
   岐阜県養老郡養老町船附1344
参加費:6,000円(お弁当付き)
※飲み物、座布団をご持参ください。

9:30 開場
10:00~ カタカムナ吉野先生 お話
11:00~ 石垣のはっちゃん お話
12:00~ ランチ
13:00~ コラボパネルディスカッション
14:00~ 天真神楽パフォーマンス
15:00 終了予定

🎀吉野先生 プロフィール
カタカムナ言霊伝道師。カタカムナ思想表著作者。
2018年4月に「カタカムナ学校」を開校。
自身が好調を務め、講師養成講座を通して、
カタカムナを世界に広げる活動をしている。

🎀入口初美さん プロフィール
ナチュラルエナジスト。石垣島で生まれ育つ。
幼少期から自然界からメッセージを頂き、島ハーブや暮らしの提案をしている。
2015年生死の体験で「全てがわたし」「意識」であることを知り星々のサポートを自らの身体で確認し意識に働きかける商品、ネイチャーヒーリング、ワークショップなどをてがけています。著書に「石垣島ハーブ暮らし」(2014年)があります。

🎀天真神楽 出演者
 ディジュリドゥ奏者のKNOBさん
 神楽太鼓の石坂亥士さん
 ダンサーの魂宮時さん、三輪福さん

🍄お申し込みはこちらから🍄
https://ssl.form-mailer.jp/fms/62269e07680481

または
船戸クリニック TEL0584-35-3335
までご連絡ください。

皆様のご参加をお待ちしています😊

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普段は、ひとりでやってる事を、他に三人も強者が居るわけなので、天真神楽で集まる時に一番気合いが入るのは、車での移動なのである。
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KNOBさんと三輪福さんとは、なんと、この後の11月2日に群馬県前橋市熊野神社の酉の市で行われている「八咫烏神楽」でもご一緒するという流れがあるのも、とても興味深いい。。。
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そして、三輪福さんとは、その翌日の桐生市有鄰館酒蔵での共演があり、本日からの神楽的流れが、3日の桐生まで流れ続けるのである。

同じ人と短い時間で、場所も内容も違っての三度の共演というのは、今まで無い経験なので、3日の桐生公演は、何かが起るのではないかと思っている。

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詳細は、以下の記事にて!!!

http://dragontone.hatenablog.com/entry/2020/10/13/202607

 

耳を澄ませば、心も澄む!

昨夜遅く、近藤等則さんの訃報を知る。

一瞬、信じられなかった。。。

7月に共演して、「これからまたいろいろとやろう!」と言っていた矢先の出来事だった。

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同じ時間を濃密に共有した音楽家同士は、言葉ではない信頼関係が築けるようで。。。

まさに近藤さんとは、そんな信頼関係が築けていたと勝手に思っている。

7月のライブが終わった後、一度スタジオにお邪魔したことがあった。その時に、「これから俺たちは、どんな展開にしていこうか!?」と近藤さんから切り出された。

予想していなかっただけに、嬉しい反面とても驚いたのを思い出す。

何日か時間を取って、桐生でしっかりレコーディングする話が、そこでまとまった。

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そして、次のBeyond Coronaを、ふたりで作ろうという流れに発展していったのだった。

 

9月の時は、腰痛で一旦延期になり、10月に延期にして、その時電話があり、「長く歩くのがちょっと大変なので、登戸のスタジオまで車で迎えに来て、帰りも送ってくれないか!?」と。。。

「はい!」と答えるしかなかったが、なんだか親戚のおじさんとのやりとりみたいで、楽しくなってきたのは不思議だったなぁ。。。

近藤さんとのレコーディングは実現できなかったが、近藤等則という音楽家の魂の一部を共有できたことは間違いないだろう。

その時の記事には、自分への示唆がいくつもあり、共有しておこうかと。

dragontone.hatenablog.com

タイミングがタイミングだけに、見えない音楽のバトンを渡してくれたとしか思えない。

「耳を澄ませば、心も澄む!」とは、近藤さんの言葉だ。音だけに限らず、全てに言えることだと思う。

近藤さん、ありがとうございました!

セッション楽しかったです!!!

あの世があるなら、是非、またやりましょう!

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心から、ご冥福をお祈り致します。

天空ノ祭禮の陰陽

「天空ノ祭禮」と名付けてしまったので、本当に天空に居るような、ある意味時空がよじれている様な感覚さえ覚える時間となりました。

赤城山への道中は、この大鳥居をくぐってグングングングン上って行く!!!

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小沼に着いたら、一応雨は上がってはいるが、雲の中に居る様な霧の中だった。ギリギリどちらに転んでもおかしくない状態。。。

個人的に感じる即興演奏というものも、同じくギリギリどちらに転んでもおかしくない状態をキープしていくので、このスリリング状況はなかなかに興味深いものだった。

特に天候に関しては、絶対に大丈夫とか思わずに、なるようになるし、まあ、雨でできなければ、それはそれで、今のタイミングではないと思うくらいの方が、どちらにも変化できて良い感じな印象なのだ。

勿論、できる方がいいに決まってるのだが、そこを無理にやれる方向に念じないことがポイントなんだと思うのである。

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絶妙な小沼の雰囲気、粛々と準備を進めたのでありました。

演奏のみではなく、設営風景も織り交ぜつつ、10日の様子を、写真で紹介しておきます。

写真:須藤亜矢子

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大人の修学旅行みたいな感じもあり、みんなで、ワクワクしながらの「天空ノ祭禮」の宵祭りだったように思います!

宿も、赤城温泉の湯の花館だったか!?大部屋で、まさに修学旅行気分で、夜がふけていったのでありました。
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翌朝は、何となく晴れる氣配から始まり、前夜の反省点を克服するべく、wifiの電波が受信できるエリアを探索することから始まった。

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雲上に佇む高橋さん、待機中!!!
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小沼も、今日は晴れ間見せてやるぞ!とばかりの雰囲気を醸し出していた。。。
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いつも素敵なフライヤーをデザインをしてくれる直紀は、何故か水の中に入ることになったらしく、水中でipadをスタンバイ。

配信では、この直紀の撮った映像が使われることになり、臨場感を重視して無編集で、配信チケットを購入していたたをいたみなさんにお届けすることになったのでした。
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気合い入ってると思いきや、湖畔に大の字で横たわっている。なかなかの絶妙なバランス感覚で、配信映像を撮りきってくれた勇者でおりました!!!
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11日の本祭り的奉納の写真は、石原ミチさん撮影!

サムネイルになっている陶器のコンドルの笛は、コロンビアの山岳民族が神様のと交流する時に吹くものなんだとか。

冒頭部分で持っている真菰は、友人の竹渕進さんからいただいたもので、急遽使うことにしてのだったが、しつらえた様にはまっていたのぎ不思議である。

真菰を小沼に向けて掲げたら、強い風が吹いてきて、バタつく真菰の葉がとても印象的だった。

後ほど、映像も販売できるようにしたいという話も出ているので、楽しみにしていただきたい!

写真:石原ミチ

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そして、11日の演奏の時に驚いたのは、敷物の真ん中で、カメムシが待ち構えていて、メキシコの伝統的な木の楽器テポナストレを叩いていた時に、そこを伝って、俺の方に登ってきたことだ!!!

実は、初め神楽太鼓に付いていたので、草むらにどいてもらったのだが、そのカメムシがそうでないかはおいといて、同じなら見えるものが、待ち受けていたことにビックリだってわけだ。

小沼の神様の遣いとして、様子を見にきたのか、はたまた先日亡くなった友人のユーリがカメムシの身体を借りて、参加しに来たのか定かではないが、物理的に、俺の顎にはカメムシが止まっていたのである。

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大銅鑼の演奏が終わると、フワッと飛び立っていったのが、これまた清々しかったのも事実だ。

この時期の小沼、またやらなければならないかな!?と思いつつ、濃厚な時間を、心意気のある参加者のるみなさんと、素敵な仲間たちと過ごすことができたのは、今後の活動に大きく影響を及ぼしていくことは間違いないだろう。

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10日の霧の中での奉納と、11日の小沼を見渡せる視界の晴れた奉納は、まさに陰と陽の様でもあり、その対比がとても興味深いものだった。

音源は、単体ではなく、編集したものを始めから並べて流してみると、これがまたしっくりきて、世界観が倍増したので、そのまま同時進行のまま重ねて一枚のアルバムにしようと思っている。

まさに陰陽の音像が現れるという、自分の音源としてもとても興味深いものになる予感である。

完成したら、お知らせしたいと思っております。

月を読む

中秋の名月の日に、静寂なる神楽の世界観を体験できるような公演が決まった!!!

日時は、2020年11月3日(文化の日・火)開演19時!!!

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今年の「夏越ノ大祓」にゲストでお呼びするはずだった、三輪福さんとの公演である。

ちょうど、十五夜のお月さまの写真が、三輪福さんから送られてきたので、月をテーマにした公演にしようと思い立ったのだ!!!

日本神話の世界には、月詠という神様がいて、謎の多い神様として描かれている。

彼女とひとつの世界観を共有していくのに、月詠という神様の謎の部分が面白いなぁと思ったのだ。

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月は、いろんな意味で鏡のような存在でもあり、夜空に上がってくると、ついつい見てしまう。そんな自然な存在感が大切な氣がするのである。

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三輪福さんは、和製クリスタルボウルの演奏家でもあり、実は、俺自身も彼女のアルバムにゲストで参加もしているほどに、縁の深い関係でもあるのだ。

そして、そのレコーディングの時に感じた静寂感と、音の繊細な使い方と音の生まれ方等々、今も忘れることはない。

そして、時が流れて2020年の11月、ホームである有鄰館酒蔵でのDUO公演が実現したのは、偶然ではないと思うのである。

柔らかな見た目に反して、彼女の即興魂は、なかなかの物で、静寂なる白熱したスリリングな夜となることは間違いないでしょう!!!

三輪福さんのサイト

 

◎螺旋のグルーブ 〜月読の楽〜

石坂亥士×三輪福

2020年11月3日(火・文化の日)開場 18:30 開演 19:00

チケット 4,000円(小学生以下無料) 定員40名

ライブ配信オンラインチケット 1,000円

予約・問合せ/ishizakagaishi@gmail.com

 

※昨今の疫病対策のため、人数制限があり、定員になり次第予約は閉め切りらせていただきます。

ご予約の際は、名前、電話番号、人数を明記の上、ご連絡お願いいたします。

オンライン配信チケットのご購入は、以下のリンクのPeatixにて!!!

通常チケットもご購入可能です。

https://tsukuyomi-no-gaku.peatix.com

天空ノ祭禮を終えて。。。

10月10日、11日の連日、悪天候にも関わらず、赤城山の小沼での演奏を終えることができた。

 

詳細は、もう少し時間をかけてお知らせしたいと思っているので、しばしお待ちいただきたい。

 

陰陽の世界観を現したいと思っていたら、まさにそんな状況となったのだった。

 

ライブ配信の方は、電波状況が悪くリアルタイムでの配信ができず、配信チケットをご購入いただいたみなさんには、本当に申し訳ありませんでした。

ipadで撮影したリアルな映像を無編集でアップしてありますので、当日の臨場感を感じていただけたらと思っております。17日の新月の日まで視聴可能となっています。

本当に、いろいろなことがあったので、後ほど詳細を記事に書きたいと思っておりますあが、今日のところは、無事の終了の報告とうことで、両日の写真を載せておきたいと思います。

この「天空ノ祭禮」に関わった全てのみなさんに心より感謝いたします。

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本日の小沼の状況

小沼に着いた時には、青空が見え清々しい状況だったのだが、天空ノ祭禮と銘打っただけかあり、空模様は刻々と変化しております。

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只今、こんな状況ですが、やる方向で準備を進めております!

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電波状況変わらず悪くて、どうにもならず、ライブ配信チケットをご購入いただいたみなさんには、大変申し訳ありませんが、後ほど視聴できるようにいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。