Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

月一親子ワークショップ@前橋

本日は、前橋での月一ワークショップでありました。

始まりは、常に定まることなく、その日の集まったメンバーや雰囲気で決まっていくのだが、今日は、体操系だった。

なかなか凄い光景で、身体って凄いな!!!というのを見せてもらったのだった。

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一応、真似してみたが、あそこまでは開かず・・・。

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その後、ワークショップは、ゆるゆると始まり、自然と流れができていくのが、毎回興味深い。

今日は、久しぶりに友人のたけし君が、息子と参加してくれたので、彼に太鼓を叩いてくれて、だいぶ動くことができ、結構汗をかいたのだった。

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打楽器たたいて、動いて踊って、身体の流れが整った感じ。

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子どもたちは、無尽蔵のエネルギーで、終始ガンガン動いておりました。

ワークショップが終わると、みんなで会場の掃除をして、楽器を運んでくれて、解散!!!

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一連の流れが、とても心地よい繋がりとなっていて、自分も含め、みんなにとって意味ある時間となりました。

 

次回は、5月25日の14時から、前橋第一コミュニティセンターにて!!!

 

賀茂神社・春季例大祭2019

今年も、無事に地元の賀茂神社の春季例大祭を終えることができた。賀茂神社の関係者の方々、および氏子のみなさん、そして神楽師のみんなに心より感謝であります。

 

個人的には、14日の宵祭りで、初めて担当する足名稚命(アシナツチノミコト)役を、無事に務めることができたのが、良かったなあ、と胸をなで下ろす心持ちなのである。

この役は、長い台詞があり、これがまた、臨場感たっぷりに動作も交えて唱え上げるので、なかなかどうして、気軽に「やりますよ!」といったはいいが、一番苦労したのだった・・・。

「これこれ櫛稲田姫、汝、八岐大蛇人身御供也。。。天下り素戔嗚尊大神により・・・」

いつもこの役をやっている会長曰く、自分の台詞に酔いしれるくらいになるといいんだよー!とのこと。

まだ、酔いしれるまではいかないが、それなりには出来たかな!?という感じで、勝手にめでたしめでたし!である。

宵祭りでは、そんなこともあり、少々御神酒をいただき過ぎてしまったほどで。。。

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翌日の15日は、本祭り。清々しい朝の境内。と思いきや、選挙カーが参道の真ん中に乗り入れられているではないか!!!

桐生の市長選に立候補した、あらきさんという方の必勝祈願なんだとか。。。

神様の通り道に選挙カーを乗り入れるというのはいかがなもんかな????と思いつつ、ないにやら意気込みを語っているのを聞いてみれば、この古からある伝統と格式ある賀茂神社で御祈願をしていただけるのは、本当にありがたいということと、とにかくこういった伝統を大切にしていきたいんだとか・・・???

ここの神楽は、一応、桐生市指定の無形文化財になっているのだが、俺が入った当時は年間の文化財に対する予算が2万円だった。やけに少ないなあ、と思い、馬鹿にしてるよなー!という話をしていたところ、1万5千円になって、桐生市の文化レベルの低さに度肝を抜かれたのだったが、昨日会長に聞いたら、もっと減って1万3千500円とのこと。。。。月にしたら千円ちょっとなのだから、どうしちゃったんだろう????である。

このおじさんの言っていることは本当なのだろうか???と思ってしまう。

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このおじさんが参道を出るまで神楽の囃子で送って欲しいと神主さんから頼まれて、早く集まって神楽師がお囃子をしていたが、俺の方は、そんなことにはつき合っていられない仕事があり、鎮守の杜で、岩戸開きの舞で手力男命が笹舞で使う笹を集めていたのだった。

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見張り番的な、鹿島と香取の社に挨拶をしてから、鎮守の杜へと入って行く。ここはいつもと変わらず少し入っただけでも、違う空間が広がっている。保育園の頃は、この杜でよく遊んだ記憶がある。
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神楽師も高齢化で、メンバーがギリギリとなり、甥っ子の草吉が大活躍だった。

道開けの舞(猿田彦命)では、鉾回しという役が登場する。これを草吉が担当。小柄だが、凛とした佇まいがこの役と絶妙にマッチしていた。

俺の個人的な見解では、猿田彦命を実は、この鉾回しがコントロールしているのではないかと思っている。俺自身も、この猿田彦命役をやっていたので、実体験を伴う感覚なのである。
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鉾回しは、猿田彦命の対角線上に必ず現れて、道先案内をするのだ。天孫降臨の時に、土地の神とされる猿田彦命が神々を迎えて、その鋭い眼光で睨むと、その先に居る邪悪な存在を消し去ったというが、その猿田彦命をもコントロールしていたのが、この鉾回しだったのでは!?と勝手な妄想をいだいて楽しんでいるところなのである。
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そして、午後は岩戸開きの舞!!!
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本祭りで、初めて上演された、「狐釣り」は、とにかく、みんなでなんとかやり切ろう!という強い意思のもと、とても良い演目となった氣がしている。

それぞれが、はまり役という感じで、狐は草吉。なかなかの機敏な動きで、見る人達を楽しませておりました。

とこひょは、俺と孝くん。化かされる役で、やられたい放題で、今日も少々その疲れが残っている感じもあり・・・。
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賀茂神社・春季例大祭、無事に終えることができました。春の大仕事を終えて、これからいろいろな流れが加速していく予感であります。

かぐらだぶらワークショップ in 桐生

久々となる桐生での「かぐらだぶらプロジェクト」のワークショプ開催です!!!

 

◎打楽器たたいて、楽しく身体で遊べる時間

日時:2019年4月21日(日)14:00〜16:00

場所:桐生市市民文化会館・リハーサル室1

参加費:無料

※基本的に親子での参加となります。

問い合わせ[dragontone@gmail.com

 

民族楽器といものは、とても興味深いもので、それぞれの地域や民族によって、造形から音に至るまで、ある意味熟成された芸術作品とも言えるほどです。

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そんな民族楽器に気軽に触れて、その音や振動を体感することで、相乗効果が生まれ、身体も楽しく動き始めるという感じです。

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山賀ざくろさんが、ダンサーという視点でさり気なくサポートしてくれるので、自然に身体が踊り出す感覚があります。

 

写真は、昨年の秋から、ダンサーの山賀ざくろさんの地元前橋で、月一で開催されているワークショップの様子。

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そして、4月29日には、桐生川の源流にある小さな雰囲気のある神社、石鴨天満宮の春祭りで、誰でも参加できる練り歩きがあります。小さな鳴り物を各人が持って、桐生川に沿って楽しく歩いて行きます。

ありそうで、なかなかない機会なので、タイミング合う方は、是非参加していただきたい春祭りです。

以下の写真は、2018年の練り歩きの様子!

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今回の21日のワークショップは、より楽しく参加するために、石鴨天満宮の春祭りでの、練り歩きの予行演習も後半でやる予定です。

参加するしないに関わらず、楽しい時間になると思います。

思い立って、三峯神社へ!!!

4月9日は、急遽思い立って、三峯神社へ行って来た。

通常は狛犬だが、ここ三峯神社では

狼が神様のお使い(御眷属)とされているので、狛狼!!!

威風堂々という雰囲気で出迎えてくれている感じがした。

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狛狼の守護している鳥居をくぐって、ズンズン進むと、もの凄い雰囲気を醸し出している「三峯山」と金色の文字で書かれた山門が現れた。

時間帯も良かったのか、背後から太陽に照らされ逆光に浮かび上がる山門は、あの世とこの世の境界の様な雰囲気さえしてしまうほどだった。

実際に、ここから向こう側は、一気に空気が変化してより神聖な空間となった氣がした。
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これでもか!というほどに様々なカタチの狛狼の像が設置されている。とても良い感じである。そして、とにかく龍の装飾が素晴らしいの一言だった!!!
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極めつけは、この龍だ!!!!

奥の院を遥拝する所に鎮座していた。

龍を龍としての彫り物は多く見かけるのだが、これは雲の様にも見えて、龍の本質をカタチに変換している素晴らしい彫刻だったなあ。。。

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賀茂神社・春季例大祭2019

広沢賀茂神社・春季例大祭情報

2019年

4月14日 宵祭り 二座の上演予定

17時半過ぎをめどに、「白黒翁三番叟」、その後、19時過ぎをめどに「大蛇退治の舞」

4月15日 本祭り 五座なら上演予定

10時半をめどに、「白黒翁三番叟」「道開け(猿田彦)の舞」この後昼食休憩

13時過ぎをめどに、「天の岩戸開きの舞」「狐釣り」「稲荷山種蒔きの舞」それぞれ何時から始まるかは、その日の神楽師の状態次第となっているので、ゆるりとした気持ちでお付き合いいただけたら幸いかと。

 

 

14日の宵祭りで、上演が予定されている「大蛇退治の舞」で、新人の清水君がスサノオの命役を初挑戦となり、楽しみな舞台なので、神楽師の独り言というブログの記事の抜粋を紹介しておきたい。

 

少し長くなるので、興味ある方向けかと!!!

 

ーーー以外抜粋記事ーーー

 

面というものは、舞手が着けて、初めて命が吹き込まれる感じもありますが、
面単体でも、結構な存在感があるものです。

まずは、スサノオの眼力を!!!

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目の奥に吸い込まれる様な力強さとブラックホールの様な想像もできない奥深さを感じてしまいます。
さすがに荒ぶる神スサノオです!!!
そして、一説によると、このスサノオは表面的にみる荒々しく力強いだけではなく、とても優しい神様であるという話もあります。高天原を追放されたとされていますが、実は、高天原の負の要素を一手に引き受けて持って行ってくれたという事です。

まあ、本当のところは分かりませんが、非常に強い神様である事にかわりはありません。


そして、おろちの眼力はこちら!!!f:id:dragontone:20190404194409p:image

これまた、不思議な雰囲気を醸し出しております。面というものは、非常に不思議なもので、宮崎県の西都市でおこなわれている「銀鏡神楽」では、たしか5つの重要な面があり、その面は通常それぞれ離れた社に鎮座し、祭りの時には、その面をそれぞれの責任者が背中に背負って山を降りて神社へと行列して歩いていきます。

これを「面さま迎え」といって、若い頃実際にこのシーンに立ち会った事があります。面様迎えをする前に、その面を管理する方の家で、ちょっとして宴が催され、幸運な事にそこに同席させていただいて、一緒に山の上にある面様を迎えに行って、そして、神社までの道のりを5人ほどで行列したのを、今でも思い出します。

面というものは、それ自体にl神が宿るとも言われますし、その面を多くの神楽師が着けるわけですから、神楽師の汗だけではない、見えない何かが一緒に面の記憶とでもいう感じで残っている感じがいたします。

まあ、その辺のマニアックな詳しい話は、いずれする事にして、スサノオとおろちの面の比較をしてみましょう!

 

スサノオの面

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ヒゲが相当抜けていますが、いざ面と衣装を着けて神楽殿に出れば、
力強い迫力のスサノオに見えて参ります!!!!

 

オロチの面!

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これだけ見ると、緑の犬様にも見え、かわいらしい雰囲気さえ感じられますが、
一度おろち役の者が着けて神楽殿に登場すれば、この動く下顎をカクカク動かして、
なんなんだ!この生き物は???!!!!という不思議な迫力のもと、おろちの舞が展開していきます。

このおろちの面は、口の脇には皮が釘で打ち付けてあり、片方の角はなんと布でできている
という不思議な造りなのです。使い込まれてきた迫力という言葉がよく似合う面であります。

 

ーーー以上抜粋終わりーーー

 

大蛇(オロチ)退治の舞と言っても、退治される方のオロチが主役の舞なので、ついついオロチやスサノオの命が目立つわけだが、名脇役の櫛稲田姫と足名稚命がいなければ、物語は立ち行かない。

 

足名稚命役は、会長の荻野さんが担当しているのだが、今回はご親戚にご不幸があり舞台に立てないとのことで、なんと今回の宵祭りでは、そんな名脇役の足名稚命をやることになってしまった次第。。。。

舞的にはそれほど特殊なものは無いのだが、長い台詞があり、その台詞回しもなかなかに難しい・・・。

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朝、目が覚めると!!!

「これこれ櫛稲田姫、汝、ヤマタノオロチ人身御供なりぃぃぃ。天下りスサノオノカミ大神により・・・」という風に台詞が頭の中を巡っている今日この頃なのだ。

 

そして、本祭り当日は、舞台清めの舞である「白黒翁三番叟」の白翁の舞をすることに。

これも普段は、会長が担当していて、良い舞だなぁ、と見ている方なのだ。

ものすごく渋い舞なのだが、なかなかに呪術的な舞で、個人的にとても好きな舞なので、嬉しくもある。

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幽玄な白翁の舞に対して、黒翁の舞は、躍動感に溢れ、陰陽の原理を神楽の舞に落とし込んでいるような氣がする。

この「白黒翁三番叟」が終わった後には、必ず「サンバのお神酒」と言って、奉納されたお酒を神楽師みんなで、一口ずつ飲む、飲めない人もひと舐めはするという、サンバのお神酒なのだ!!!

これが、美味いお酒でなくても、何故かものすごく美味しくなるのが、本当に不思議でならない。

目に見えないことの方が多いとは言うが、神楽という、神さまを楽しませるという仕掛けの世界は、普通に見えない世界とコンタクトしているわけなのだろう。

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春季例大祭賀茂神社の境内は、本当に気持ち良い空間なので、タイミング合う方は、是非おいでください。

 

ナチュラルワインと神楽太鼓の宴・春分

午前中は、お墓参りに行って、なんとなくリセットしてスッキリした感覚となった春分の日でありました。

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午後からは、「ナチュラルワインと神楽太鼓の宴・春分」での演奏。

いろいろと敷物を準備していったのだが、最終的にメキシコの天体を模した絨毯に決める。この絨毯は、全て天然素材で着色をしていて、インディゴの青い宇宙空間に黄色の星々、そして、太陽と月が描かれているのだ。

ソルフェジオガンクを真ん中にシンギングボウルで五角形に配置してみる。結構良い雰囲気にはまった感じだった。

後付けの意味合い的には、このシンギングボウルゾーンが星々の音のイメージで、クリスタルボウルは月、大銅鑼は宇宙空間、神楽太鼓は太陽という感じになった。

 

開演前のひと時、陽の光が、天井から吊ってあるキラキラしたガラス越しに、神楽太鼓の鼓面に神々しい煌めきを映してくれていた。

この時、これはきっと良い兆しだな、と確信してしまったのだった。
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その場にあった楽器の配置とやりやすさという点では、今回はこれだけギュッと詰め込んでみたわけだが、これがなかなか良い配置だったと思う。

 

サンデールームさんのこのサロンは、絶妙な広さで、この部屋自体が楽器の中にいる様な錯覚をしてしまうほどに、音圧がかかる空間だったのだ。

今まで経験したことのないほどの音圧感が、自分の演奏を加速させていく。ここ最近感じている、自分の経験してきた事が積み重なり、次の段階へと昇華していくタイミングが、この春分の日と重なった氣がしてならない。
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そして、厨房では、菊地さんが料理の仕込みをしているので、その音も聞こえてくる。

以前から思っていたことだが、良い職人の作業する時の音は美しいのである!!!

菊地さんも同じく、氣にならないどころか、その音すら演奏の一部の様でもあった。
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自分の音へ向き合う姿勢と、菊地さんのナチュラルワインや料理に向き合う姿勢は、似ている氣がする。そして、この企画を実現してくれた、サンデールームさんの衣・食・住への向き合い方も似ている様に感じるのだ。

そんな三者のバランスと感覚が、うまいこと出会い、この春分の祝祭が実現したことは、自分にとってとても意味あることだったと思う。それぞれの道を追求する者同士が協力し合うことで出来上がる世界は、無限の可能性を持っていると確信できるイベントになった氣がしてならない。
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こちらメニューリストで、菊地さんのfacebookの投稿より転写してます。

ホタルイカ清見オレンジマリネ、小松菜、アサクラオリーブオイルであえたサラダ

ツブ貝のムニエルと春キャベツ、アンチョビとケッパーを効かせた酸っぱいソース

焼き長ネギとメークインのスープ、発酵マッシュルーム

真鯛の桜蒸し、福田農園のハツシモと福穀(雑穀)のリゾット、ふきのとうのタップナード

ミカンの皮で燻した愛媛さん仔イノシシのローストとそのジュ、完熟黒胡椒、赤大豆

カルダモン風味の八朔、橋本農園の人参のソルベ、ミカンの花のハチミツ、ブラックチャイのジュレ

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菊地さんの料理は、どれも美味しくて、身体が自然に受け入れる感じなのだ。思考が入ることなく、「美味いなあ!!!」と言葉が口をついてでてしまう。

彼は、ここ二日ほど寝ていないとのこと。。。

この春分の日の企画にかける気迫は半端ではないものがある。

春分で満月、そしてこの場所で音と料理。

演奏後の、ナチュラルワインと菊地さんの料理を身体が喜んでいるのが分かったほどに素晴らしい体験だった。料理のことはよくわからないが、素材の吟味と手間をかけて手を抜くことなく、真摯に向き合ったからこそ出せる味なのかな、と勝手に思っている。

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ワインはこんな感じ!!!!

Le Canon Musucat d'Alexandrie 2017 / La Grande Colline Japon

Cala Cala Bianco 2017 / La Calabretta

Lusignolo Rosato 2017 / Feudo D'ugni Di Cristiana Galasso

VdF Jaja Rouge 2018 / Domaine Les Deux Terres

Passito 2012 / Massa Vecchia


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ナチュラルワインというのは、農薬を使用しないで作るぶどうには、酵母が付着しているんだとかで、できるだけ人の手を加えないでワインへと熟成させるものらしく、味もさることながら、身体に自然に入っていく感覚はとても気持ちよい。勿論、飲み過ぎ注意ではあるが、適量を飲むのは、身体も喜ぶ感じでありました。

最後は、二人ともほろ酔いな感じの写りだが、ナチュラルワインで乾杯!!!

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ご来場いただいたみなさん、珈琲を出してくれた珈琲豆焙煎KAFFAさん、サンデールームさん、菊地さん、関係者のみなさん、どうもありがとうございました。

 

このイベントは、できれば、また良きタイミングで実現できたら素晴らしいと思うので、より一層の音の追求をしていきたいと思っております。

 

以下は、サンデールームさんと菊地さんのお店のリンクです。前橋界隈での美味しい野菜や調味料もろもろは、サンデールームさんおすすめです!

高崎に行ったら、ふらりとナチュラルワインバー ルケに立ち寄ってみてください。ひとりでも行ける居心地良いお店です。

Natural Life Shop | サンデールーム

群馬県高崎市にある『ナチュラルワインバー ルケ』

 

 

 

春分の音を奏でる

3月21日の春分には、幸運なことに音を奏でることができる。まあ、どこか人の居ない場所で勝手にやるのもひとつだが、やはり音楽家としては、縁ある方と同じ空間と時間を共有するのは、とても嬉しいことなのである。

会場となるのは、こんな感じに木の温もりを感じる素敵なスペース、前橋のサンデールームさん。

この部屋で響く場所も確認済みなので、良い感じに響きが広がっていくかと思います。

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これは、もうプライベートライブと言っていい空間。とにかく近い距離で音を体感できる稀なケースとなるでしょう!!!

立春から春の始まりとは言っても、やはりまだ身体が春の準備が整っていないわけで、春分というポイントの日から、ようやく春の身体が整い始める感じがしております。

そんな春の身体になっていくタイミングで、春の振動に身を任せる音浴の時間。

今回使うクリスタルボウルは大きくて、日本で持っている方はほとんどいないのでは?と言う代物らしい・・・。そして、譲ってくれた方曰く、ハワイのカウアイ島にある、アースキーパークリスタルを連想させるんだとか。

大きなクリスタルボウルは、大きなエネルギーを動かしていくという。

個人的には、大地のうねりの様なものを連想する振動だと思う。まさに春分にはピッタリな音と言えるだろう。

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この大銅鑼は、だいぶ古いもので、初めて叩いて音が鳴った時、龍が住んでいるようなイメージが沸いてきたものだ。何かが見えたりするわけではないのだが、あくまでもそんなイメージをしてしまうほど、もの凄く濃密で雰囲気のある音だったのを思い出す。

勿論、その音は今もこの大銅鑼の中にあり、響かせる時を待っている。

この大銅鑼は、本当に素晴らしいものだと断言できる!!!

天空にある音を地上に降ろして来る様な音のイメージだ。

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クリスタルボウルしかり、大銅鑼しかり、素晴らしい楽器は、演奏者を良い方向へと導いてくれる氣がしている。

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今回使う神楽太鼓は、2014年にバリ島の信仰の山であるアグン山の寺院で魂入れの儀式をしてもらったものだ。この神楽太鼓は、俺が初めて買った神楽太鼓で、下積み時代から一緒に歩んで来た太鼓なので、楽器としては、だいぶ使い切っている感じがあったものだった。しかし、この魂入れの儀式をしてから、本当に魂を持ったかの如く音がどんどん良くなっているのだ。

人知を越える事が、世の中にはまだまだ存在しているのも事実。この時の魂入れの儀式自体だけでも40分以上あり、その時にソルフェジオガンクやベル類も同じ魂入れの儀式をしてもらったのだが、同じく音が良くなっていて、これは、もう本当に凄まじいことだと言えるだろう。バリ島の伝統や信仰の力は、今の日本には無いものがあり、バリ島からそんな濃い部分を教えてもらったんだと思っている。

イメージとしては、神楽太鼓は地上の音であり、鼓動でもあり風でもある。演奏法としては、倍音をコントロールしていくので、リズムよりも総体的な音像の鳴りを育てていく感じである。

神楽太鼓の振動と倍音は、まさに春のリズムを身体に浸透させて、気持ち良く春を迎えるように心身を整える効果があるのだと思っております。

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はじめてのナチュラルワインは、残席数席とのこと。演奏のみはまだ余裕ありとのことです。ご興味ある方は、是非チェックしてみてください。なかなかできない組み合わせだと思います。

イベント詳細はこちら→「ナチュラルワインと神楽太鼓の宴・春分」