Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

ナチュラルワインと神楽太鼓の宴・春分

午前中は、お墓参りに行って、なんとなくリセットしてスッキリした感覚となった春分の日でありました。

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午後からは、「ナチュラルワインと神楽太鼓の宴・春分」での演奏。

いろいろと敷物を準備していったのだが、最終的にメキシコの天体を模した絨毯に決める。この絨毯は、全て天然素材で着色をしていて、インディゴの青い宇宙空間に黄色の星々、そして、太陽と月が描かれているのだ。

ソルフェジオガンクを真ん中にシンギングボウルで五角形に配置してみる。結構良い雰囲気にはまった感じだった。

後付けの意味合い的には、このシンギングボウルゾーンが星々の音のイメージで、クリスタルボウルは月、大銅鑼は宇宙空間、神楽太鼓は太陽という感じになった。

 

開演前のひと時、陽の光が、天井から吊ってあるキラキラしたガラス越しに、神楽太鼓の鼓面に神々しい煌めきを映してくれていた。

この時、これはきっと良い兆しだな、と確信してしまったのだった。
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その場にあった楽器の配置とやりやすさという点では、今回はこれだけギュッと詰め込んでみたわけだが、これがなかなか良い配置だったと思う。

 

サンデールームさんのこのサロンは、絶妙な広さで、この部屋自体が楽器の中にいる様な錯覚をしてしまうほどに、音圧がかかる空間だったのだ。

今まで経験したことのないほどの音圧感が、自分の演奏を加速させていく。ここ最近感じている、自分の経験してきた事が積み重なり、次の段階へと昇華していくタイミングが、この春分の日と重なった氣がしてならない。
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そして、厨房では、菊地さんが料理の仕込みをしているので、その音も聞こえてくる。

以前から思っていたことだが、良い職人の作業する時の音は美しいのである!!!

菊地さんも同じく、氣にならないどころか、その音すら演奏の一部の様でもあった。
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自分の音へ向き合う姿勢と、菊地さんのナチュラルワインや料理に向き合う姿勢は、似ている氣がする。そして、この企画を実現してくれた、サンデールームさんの衣・食・住への向き合い方も似ている様に感じるのだ。

そんな三者のバランスと感覚が、うまいこと出会い、この春分の祝祭が実現したことは、自分にとってとても意味あることだったと思う。それぞれの道を追求する者同士が協力し合うことで出来上がる世界は、無限の可能性を持っていると確信できるイベントになった氣がしてならない。
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こちらメニューリストで、菊地さんのfacebookの投稿より転写してます。

ホタルイカ清見オレンジマリネ、小松菜、アサクラオリーブオイルであえたサラダ

ツブ貝のムニエルと春キャベツ、アンチョビとケッパーを効かせた酸っぱいソース

焼き長ネギとメークインのスープ、発酵マッシュルーム

真鯛の桜蒸し、福田農園のハツシモと福穀(雑穀)のリゾット、ふきのとうのタップナード

ミカンの皮で燻した愛媛さん仔イノシシのローストとそのジュ、完熟黒胡椒、赤大豆

カルダモン風味の八朔、橋本農園の人参のソルベ、ミカンの花のハチミツ、ブラックチャイのジュレ

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菊地さんの料理は、どれも美味しくて、身体が自然に受け入れる感じなのだ。思考が入ることなく、「美味いなあ!!!」と言葉が口をついてでてしまう。

彼は、ここ二日ほど寝ていないとのこと。。。

この春分の日の企画にかける気迫は半端ではないものがある。

春分で満月、そしてこの場所で音と料理。

演奏後の、ナチュラルワインと菊地さんの料理を身体が喜んでいるのが分かったほどに素晴らしい体験だった。料理のことはよくわからないが、素材の吟味と手間をかけて手を抜くことなく、真摯に向き合ったからこそ出せる味なのかな、と勝手に思っている。

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ワインはこんな感じ!!!!

Le Canon Musucat d'Alexandrie 2017 / La Grande Colline Japon

Cala Cala Bianco 2017 / La Calabretta

Lusignolo Rosato 2017 / Feudo D'ugni Di Cristiana Galasso

VdF Jaja Rouge 2018 / Domaine Les Deux Terres

Passito 2012 / Massa Vecchia


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ナチュラルワインというのは、農薬を使用しないで作るぶどうには、酵母が付着しているんだとかで、できるだけ人の手を加えないでワインへと熟成させるものらしく、味もさることながら、身体に自然に入っていく感覚はとても気持ちよい。勿論、飲み過ぎ注意ではあるが、適量を飲むのは、身体も喜ぶ感じでありました。

最後は、二人ともほろ酔いな感じの写りだが、ナチュラルワインで乾杯!!!

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ご来場いただいたみなさん、珈琲を出してくれた珈琲豆焙煎KAFFAさん、サンデールームさん、菊地さん、関係者のみなさん、どうもありがとうございました。

 

このイベントは、できれば、また良きタイミングで実現できたら素晴らしいと思うので、より一層の音の追求をしていきたいと思っております。

 

以下は、サンデールームさんと菊地さんのお店のリンクです。前橋界隈での美味しい野菜や調味料もろもろは、サンデールームさんおすすめです!

高崎に行ったら、ふらりとナチュラルワインバー ルケに立ち寄ってみてください。ひとりでも行ける居心地良いお店です。

Natural Life Shop | サンデールーム

群馬県高崎市にある『ナチュラルワインバー ルケ』