Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

Dragontone

旧暦新年に合わせて、レーベルを立ち上げることにいたしました!!!

ひとまずは、デジタル音源をリリースしておこうかということで、今までの作品からセレクトしたものをbandcampで販売を開始。

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オフィシャルサイトのMusicボタンからも行けますし、以下のリンクより試聴も購入も可能なので、是非のぞいてみていただきたい!!!

https://gaishiishizaka.bandcamp.com

このbandcampの良いところは、MP3は勿論、高音質なWAV、AIFF、等々のいくつかの形式でのダウンロードも可能となっている。高音質なものはパソコンでダウロードしなくてなならないが、販売価格はみんな同じというのも驚きだ。

ライブ会場での手売りがメインな事は変わらないが、海外の方や遠くに住む方にも気軽に自分の音楽を楽しんでもらえる方法を開拓していかねばならないと思っている次第。

ライブが一番ではあるのは当然なので、アルバムは音で聴いても楽しめる様に、オーバーダブなども取り入れてあるので、ライブでは聴けない音の世界があり、購入しなくても聴けるので、聴くだけでも楽しんでいただけたら幸いです。

今後、少しずつ音源を追加していきたいと思っておりますので、たまに確認してみてください。

昨年の7月25日の近藤等則さんとのセッションは、アルバムとしてプレスする準備をしており、発売したらこちらのサイトにもアップする予定!!!

 



 

 

 

 

記念的な日

数日前に、50歳となった。そして、その記念となる超お宝を手に入れることができたのだ!!!

やっぱり、誕生日の近辺はギフトが用意されているのかもしれないと思えてしまったのだった。

あまりにも嬉しいので、ディレクターの小保方君に頼んで、本日のFM桐生のSpiral Grooveでかけてしまうことに!!!

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土取さんが、このアルバムを聴いてミルフォードを知り、彼のドラミングに影響を受け、その後ニューヨークで出会い、師匠的存在となり、交流を温めて行くことになる。俺にとっては、師匠の師匠なので、大師匠となる超尊敬している人物なのである。

運良く来日した時には、本当に基礎の基礎でしか無いが、直接彼のワークショップも受けることができて、多大な影響を受けているのだ。

勿論、足元にも及ぶわけも無いことだが、本当に尊敬してやまない存在なのだ。

そんなミルフォード・グレイヴスの伝説のアルバムを手にすることができたのは、奇跡としか言えない。

この「NOMMO」の音源自体は、土取さんの所で聴かせてもらったことがあるのだが、その興奮した記憶は、未だ冷めやらぬ!!!なのだ。

そのアルバムがじぶんの所にやってきてくれたというのは、俺にとっては、どんな災難さえも避けて通るのが確実となり、この先良いことしかない!!という御守りを手に入れたのと同じことと言っても過言ではないとほどのことなのだ。

嬉し過ぎる、誕生日プレゼントを自分で買ったということなのである。

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今日の夕暮れには、「こりゃ龍だろ!!!」と唸ってしまうほどの、なんともすごい雲が出現していてびっくりだった。

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水と光は、日常を非日常に変えてくれる様で、しばし、夕暮れを満喫してしまった。

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また、本日2月10日に、小林まどかさんの言霊インタビューの後編が配信されました。普段は、話はしないので自分としては不思議な感覚ですが、まどかさんが上手く話を引き出してくれており、とても興味深いです。

以下リンクより試聴方法ありますので、是非!!!

『石坂亥士さん』神楽太鼓奏者(後編) | 小林まどかオフィシャルブログ

立春大吉

2月3日の立春の朝。例年よりもゆっくり目に赤城神社を目指す。ドアミラーに写る朝陽が、「行ってこいよー!!!」と言っているように、見送られた感じがして、幸先良い道中となった。

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庭先に、春の訪れを知らせてくれる福寿草が顔を見せていて、「立春だなあぁぁぁぁぁ・・・」という感じだ。道中、ろめんの凍結も雪も無く、順調に到着することができたのもありがたい。

神水は、不思議に虹色に輝いていて、これまた縁起良いなあという感じだったが、水をいただいて車まで戻る数分で、指先が痛くなるほどの気温だった。

寒い時の水は、特に清まっている氣がするので、これも良い兆候だ!!!

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水を車に積み終わったら、小林まどかさんからメッセージが届いていた。実は、彼女が配信している「言霊インタビュー」にゲスト出演させてもらったものが、本日、立春の朝に配信されたというお知らせだった。

「言霊インタビュー」というのは、小林まどかさんが興味を持たれた人物に直接インタビューしていくというもの。今日は、前編の配信とのこと。

まあ、自分のラジオ番組でしゃべることはあるが、質問されて、答えるというのはほぼ無いので、なかなかレアなインタビューになっているかと・・・。イベントMCやCMナレーションなど、声の仕事をしているのので、とにかく聞き上!!!自然に話せてさすがプロだなという感じでありました。誰でも無料で聴けるので、ご興味ある方は、以下のリンクよりどうぞ。

『石坂亥士さん』神楽太鼓奏者(前編) | 小林まどかオフィシャルブログ
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今回のお札は、3日目にして会心のできで、不揃いな部分はありつつも、肉厚的にもお札としての存在感が急加速しております!!!
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なんとなく青空の下で書いてみることに・・・。車中にてのお札書きとなりましたが、これがなかなか快適でびっくりだった。雰囲気と匂い効果のため蝋梅も生けてみた。花は、一輪でもその場を清めると言われるだけあり、普段の車中にはない不思議な空間だったかもしれない。。。。

今回、水にはだいぶ凝ったと思う。赤城神社の御神水をベースに、先日、三輪福さんから教えてもらった、水に音を記憶してその音が水から抜けない方法というので育てた水があり、その音の記憶の水、ハワイのポレアフの湖からいただいてきた水、インドのガンジス川の水、バリの高僧さまに作っていただいた聖水等々。なかなかに強力な水の記憶が入った墨で書いたお札が完成したのである。

このお札の良いところは、とにかく失敗しても効力があるという点だ!!!

数に限りはありますが、ご来場いただいた皆さん、配信チケットを購入していただいた皆さんにお渡し致しますので、楽しみにしていてください。手漉きの和紙なので、相当水分吸っており、とても良い仕上がりとなってます。

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当日、会場もしくは画面越しかもしれませんが、何かの形で同じ時間を共有できるのを楽しみにしております。ライブの詳細は、以下リンクにて!!!!

立春大吉ソロライブ・配信チケット申し込み方法

立春大吉ソロライブ詳細

立春大吉のお札の和紙を

今年は、立春の日が2月3日になるという珍しい年に!!!

立春大吉ソロライブの時に、来てくれた皆さんにお渡しする「立春大吉のお札」を、常葉工房の青木さんの所に、日曜、月曜と作りに行って来た。

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コウゾの繊維を水に入れて、そこにトロロアオイの根っこの粘り気のある水を混ぜて撹拌する。コウゾの繊維の量と、このトロロアオイの粘度と水の量のバランスが大切らしく、手でかき回す時の音がポイントになるのが、興味深い!

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気がつけば、3回目となる和紙作り。青木さんが、道具もいろいろと工夫をしてくれて、今年は、いわゆる和紙を漉くというのではなく、型に流し込む方法を取ることになった。

間に障子紙を挟んで、和紙を重ねていく。だんだんと重なっていく和紙のお札は、厚みが増すごとに、気持ちの良い質感となっていくのが、なんとも嬉しかった。

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翌日は、車用のジャッキを使って、少し圧力をかけてから、板に貼り付けていく作業だった。

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朝一だったので、まだ水分の残る和紙がとても冷たく、指先が痛くなるほどだったが、お札の数が増えていくにしたがって、和紙を貼る作業に没頭してしまった。一枚一枚、板に貼ってハケで均一に貼り付けていく。最後に、椿の葉で、表面を滑らかに整えて作業は終わったのだった。

後は、立春の2月3日の朝、湧水を汲みに行って、お札を書く仕事が待っているわけだ!

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新たな試みとして、立春大吉ソロライブを配信しつつ、その配信チケットを購入してくれた方にも「立春大吉」のお札を後日、送ろう!ということにしました。

配信のみではなく、その後に「立春大吉」のお札が、手元に届くことで、なんとなくリアルな物語を感じることができる様にも思っております。

daikichi2021.peatix.com

 

立春大吉ソロライブ

2021年2月14日(日)

開場14時半 開演 15時

会場:桐生市有鄰館煉瓦蔵

群馬県桐生市本町2-6-32

ticket 4,000円

※小学生以下無料

予約・問合せ/ ishizakagaishi@gmail.com [石坂亥士公演事務局]

 

 

 




大寒の水をいただきに

古くから、大寒の水は腐らないと言われているそうで、そんな大寒が、本日だったわけだ。

寒さから言えば、昨日の方が物凄く寒かった。。。群馬界隈に吹き荒ぶ空っ風が、雪山のものすごく冷えた空気を運んで来ていたに違いないのだ!!!そして、昨日の風の威力は半端なもんではなかった!!!

車に、どうしても棚を作りたくなってしまって、ジョイフル本田新田店に行った。長めの板を買ったのだったが、これがやばかった。。。

屋外のレジで会計してもらおうとしたら、煽られる煽られる。一緒に買うつもりの小物類が入った買物カゴが風に煽られ、飛んでしまい、店員さんが大慌てだった。

キンキンに冷え切った水では、雑菌も繁殖しにくいことから、水が長持ちするというのが謂れのようだ。

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本来であれば、水汲みが趣味なので、これぞという最強の水場へ赴いて、朝一の大寒の水をいただきたいところなのだが、本日は、港区の小学校の特別支援学級でのワークショップだったので、前泊が品川駅周辺・・・・。

知る限り、近くに素敵な水場があるはずもなく、8時過ぎに学校に着いて、9時からワークショップとなったのだった。

1年生から6年生までの25人ほどの子どもたちは、とても元気だった。それぞれの個性がキラキラしていてとても興味深い。

そして、今日は初めての体験をしてしまった。ある男の子が、ジンベでリズムを叩いて、「これ、なんだか分かる!?」と自慢顔で聞いてきた。

低音で、「ドドン、ドドン・・・、ドドン、ドドン・・・、ドドン、ドドン・・・」

「分からないなぁ・・・・????」

「電車だよ!!!」

これが、まさに電車が線路を走るあの音とリズムだったのだ。

いやいや少年に、良いことを教わりました。しかし、柔軟な発想、素敵だったなあ。目から鱗とは、このことか!!!

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11時過ぎには、ワークショップは終わってしまったので、「ここに行くしかない!!!」と向かったのは、練馬の東神社だ。天照大神と、なんと言っても、最強の水の神様でもある八大龍神が祀られている。

ここは、KNOBさんと三輪福さんと三人で奉納演奏をしたことのある場所で、たまにふらっと立ち寄る場所でもある。ここには、天明神水という御神水がこんこんと湧き出ているのだ。

今年の恵方は、南南東なんだとか。

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神水もいただくことができ、グンタも沐浴させてもらって、最高のひと時でありました。
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練馬駅からほど近い、この立地にあるわけだが、いつ来ても凛として清々しい氣に満ちている。
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あらためて、また良きタイミングで立ち寄りたいと思った、「東神社・天明神水」でありました。

踊る大根!!!

先日、行きつけのパン屋さん「ブランジェリー風の杜」に行った時、軒先に吊られた大根が

なんとも神々しく楽しげに目に入ってきた。

twitter.com

この風の杜さんは、超がつくほどに材料にこだわっていて、そして味もとても好みなのである!!!

個人的には、これほど美味しいあんぱんを食べたことはない。

そして、ぱんを作っているご主人と、不思議と氣が合って、よく通っているのである。

併設されたカフェスペースでコーヒーを飲んでいたところ、目に飛び込んできたのが、この大根だったのだ。

今年は、自分でもたくあんを漬けてみたので、他の人のたくあんも氣になってしまうのである。

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ご主人に聞くと、とにかく匂いがしなくなるまで干し切るとのこと。大根を干した時に香るあの大根の匂いがしなくなるまでらしい。

そして、漬けるとのことだが、そうなると水は上がってこないので、塩水を入れるという。。。

その後、醤油に漬けるらしい。それだけでご飯が、ものすごく進むというではないか!!!

それは、是非とも食べてみたいところだ。

しばしの間、興味津々にお話を聞かせてもらったのだった。
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そんなこともあり、畑の大根を抜いて干そうと抜いてみたら、こんな踊る大根が現れた!!!

なんとなく楽しそうな造形がなかなかにかわいらしい。
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唐辛子風に縛ってみると、これもなかなか雰囲気があって、自己満足の世界は最高である。

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たまに行くのだが、酒屋さんがやっている蕎麦屋さんの井戸の前に祀られている社をお稲荷さんが守っていた。

先日は、やけに艶やかに見えたので、記念に一枚。

 

日常の何氣ないひと時も、結構楽しいもんだと思う今日この頃であります。

初神楽2021@サンデールーム

 

昨日は、ソロライブ「初神楽」を無事に開催することができました。この状況下にも関わらず、サンデールームさんの変わらないスタンスと、集まっていただいた皆さんに、心より感謝いたします。

このタイミングで「初神楽」を開催してみて感じたことがある。

同じ感覚を共有できることの大切さと、芸能の本質のひとつは、人が集って、なんらかの感覚を共有する場を、その場に居る全員で創り上げていくことなのではないかということだった。

そして「初神楽」の音は、集まってくれた皆さん、残念ながら会場に来れずとも遠隔で心を合わせてくれた皆さん、そして、会場となったサンデールーム関係者の皆さん、スタッフ陣、演奏者の自分を含めた全員の感覚が響鳴したものだった様に感じた。

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サンデールームに向かう途中で、縁起良く、車の距離計が222,222キロとなったので、記念

に一枚!!!

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今年は、なんとなく法螺貝の音から初めてみたかった。この立派な法螺貝は、友人の高橋さんからもらったもので、その時は、貝のままだった。しっぽの部分をカットして吹けるようにしたものだ。螺旋状になっているので、音も螺旋を描いて拡散してくはずなのだ。

そして、ゲタベラというスリランカの太鼓の空間を切り裂く様な音で、不必要なものを払うイメージから始まり、近藤さんのスンダゴング、平太鼓、武漢ゴング、神楽太鼓という順に響かせていった。

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風の時代になったという話は、あちこちで耳にするが、「初神楽」で音を奏でてみた演奏家としての実感としては、音の響きやリズム、感覚がより自由になったなあ、ということだ。

風の時代になったから、いきなり何かが変化するということではなく、活動や物事を継続して行なっていることで、次につながる何かが非常に興味深く、良い方向への変化として実際に現れてくるということなのだと思えた、「初神楽」となりました。

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次回のサンデールームでの演奏は、春分の日に開催予定になりました!!!