Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

少し収穫が始まってきた

自己流自然栽培の畑は、一時は草原と化していたのだったが、野菜と雑草とのバランスがだいぶ良い感じになってきて、少し収穫が始まってきた。

紫蘇がいっぱいあったらいいなあ!!!と思って種でもばら蒔いたら、青紫蘇はふんだんにできて、赤紫蘇は勝手に生えてきて嬉しい限りだ。

それにも増して一番元気なのが、菊芋だ。最初に芽が出て来た時には、なんだか分からなかったが、どんどん伸びて今では一番背が高くなってしまったほどだ。

そんな菊芋と紫蘇が共存している感じが、なんとも素敵な感じだなあ、と眺めている。

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今年は、八丈オクラを種で蒔いたら、成長が遅い様で、ようやく実ができ始めてきたのも嬉しいことだ。
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朝の光で、里芋の葉っぱの紋様が透けて見える感じが幻想的だ。
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雑草の王様のような、セイタカアワダチソウですら、美しく見えてくる。
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地這いきゅうりの勢いがようやく加速してきて、実をつけ始めている。一見すると葉しか見えないので、宝探しの様に発見する楽しみまでついてくるのが、地這いきゅうりを育てる楽しいところでもある。

きゅうり目線の世界は、こんな感じだろうか。。。
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嬉しいことに、すいかもできていて、喜び勇んで収穫したのだったが、完全に赤くなくてもう少しだった。
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20坪ほどだが、ゆっくり観察して、草のバランスをとったりしていると、あっという間に時間は過ぎていて、汗だくとなってしまうので、その後の水浴びが欠かせないという、夏休みの小学生の様なライフスタイルなのだが、ここのところそんな朝の流れをとても氣に入っているのである。
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梅田のきゅうりとヒグラシの世界

ここ数日、毎日梅田方面へ行っている。この暑さなので、子どもと遊ぶには桐生川が一番という感じに足が向いてしまうのだ。そして、初めて梅田湖でボートに乗ることになり、初めて見る湖面からの景色がとても新鮮だった。しかしボートに逃げ場は無く、素晴らしい景色だったが、暑すぎて全身汗だくになってしまった。

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その後、水浴びがてら山の水が出ているポイントに移動して、しばし水遊びに興じる。子どもは、本当に水が好きな生き物なんだなあ、と観察する。

しばらくしたら、水汲みに来たおじさんが一人。しばらく水場から離れて遊んでいたら、帰り際に「水遊びの邪魔しちゃって、ごめんね。これ梅田のきゅうりだから美味いよー!」と自分の畑で作ったというきゅうりをくれたのだった。

なんとも粋な!!!

心温まる水汲み場での交流は、とても嬉しいもんだ。

そして、桐生では、梅田のきゅうりは美味しいと評判なのだ。
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翌日は、甥っ子も引き連れて、連日のボートとなった。漕いでもらって、ゆっくり湖面からの景色を堪能しようと思っていたのだったが、甥っ子のボートさばきではなかなか進まず、結局、俺がほとんど漕ぐというハプニングで、連日、良い汗をかくことができたのだった。
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湖面から見る、橋脚は別もので、不思議な存在感だ。
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連日の梅田通いからか、今朝は、音を録りに行くことができた。

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実は昨年の7月25日に、近藤等則さんとのセッションをして、翌日に、梅田方面にご案内したのだ。その時に聴いたヒグラシの鳴き声が忘れることができなかったのだ。

念願叶って本日の早朝、ヒグラシの鳴く中で音を響かせることができたのだ。30分以上の録音で、予想以上の音響効果で、後ほど音源化したいと思っている。

その前に、演奏と同時平行して空を撮った映像を早回ししたものに、冒頭部分の音を合わせたものを紹介しておこうかと。

「 Umeda Ambient 」とは、友人のモーリーが不定期に開催しているイベントの名前なのだが、音の世界観が、まさに「 Umeda Ambient 」だと思えて、この名前を使わせてもらおうかと。

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シンギングボウルとティンシャ、チベット系の音の響きが消えていくところに、ヒグラシの鳴き声が絶妙にマッチしていく。異次元というか、あの世とこの世の境界にある音の世界の様な響きだった。

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隕鉄も入っているというこのティンシャの響きが、また素晴らしかったなあ。

 

夏の緑色が発光する/家庭菜園忘却録

北関東は、ひと頃の異常な暑さが少し落ち着いてきた感じで、暑いながらも朝夕は少し過ごしやすく感じる。

畑は、とにかく観察するのが面白い。ベテラン揃いの家庭菜園の一角にあるので、隣の畑の成長具合に、毎回驚かされる。こちらは、土も耕さず、肥料も水も与えないというスタイルにプラスして、雑草もある程度の共存状態でやっていこう!ということにしているのだ。

郡上の土取さんの所からもらって来たコンフリがうまいこと根付いて、その葉脈の模様が発光して見える。

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梅田の藤生さんからもらった生姜も芽が出て、近くに行くと微かに生姜の匂いがするのが、なんとも嬉しい氣持ちになる。

地這いきゅうりが少しずつ蔓を伸ばして、地道に実をつけ始めてきたのも嬉しいところだ。最初は、何が生えて来たのか分からずに、刈り取ってしまいそうになったのが菊芋だったが、これがまた物凄い生命力で、一番背が高くなり威勢を誇って仁王立ちしているかの如く畑に君臨している感じだ。

今年は、力を入れているのが、紫蘇で、それだけは上手いこと群生してきて良い香りを畑に提供してくれている。
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そして、何より嬉しいのは、独自のハーブガーデンができ始めていることだ!!!

ヨモギをメインにして、昨年の夏至に琵琶湖でいただいてきた湖畔にあったハーブ、そして、郡上の土取さんの庭からもらってきたハーブ、プラス山椒の苗にドクダミ

ハーブテロと言われるほどに、繁殖力が強いらいしいので、どんどん増えていって欲しいところなのである。

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今年は、大豆を随分蒔いたのだったが、実が付かないものが多くて・・・という話をしていたら、先日知り合った、Mさんが、大豆の青山在来の豆を分けてくれた。

「時期的には、ギリギリ間にあうかなぁ!?」ということだったのだが、それを蒔いたところ、見事に芽が出て来てくれたのだ。

なんとなくだが、発芽の感じも力強い様な。

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人参も細いながらも収穫できて嬉しい限り。

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里芋の葉っぱは、大きくて雰囲氣あるのでアクセントで植えている。野菜を収穫するのが目的ではありつつも、行ってみて楽しくなる様な場所作りをしているということに、最近氣付いてしまったのだ。

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土を剥き出しにしない!というのを心がけて畑の雰囲氣作りを楽しんでおります。今年は、雑草の量が絶妙で、草マルチに使える量が丁度良いのが、また嬉しくもある今日この頃。

信濃の国・原始感覚美術祭 2021 〜水のたまゆら〜

 

多くの祭りが中止になっていて、継続していくことの大切さを日々感じる今日この頃。信濃の国からお呼びがかかった!!!

その名も「原始感覚美術祭」、この名前からして近年始まった祭りであることが分かる。

8月28日の宵祭りと29日の本祭りからなる、伝統的な例大祭の形式で開催されるのも興味深い。形骸化された伝統的な祭りよりも、より芸能の本質に近い感覚を感じることのできる、現在の日本において稀な祭りだと言えるだろう。

個人的には、早朝5時からの「原始感覚山車曳」と最後の最後に行われる「水しずめの儀」が面白そうだと思っている。「水しずめの儀」は一度参加したことがあり、確か、木崎湖の中心の方に向けて魂の炎を送るというものだった。。。

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本祭りの29日の出演であるものの、演奏開始時間は未定らしいく、おそらくラストの方かと。

流れはおよそ決まっている様だが、何が起こるかわからない設定もあり、即興的なこの祭りは、毎回なかなか楽しませてくれるのである。

 

時間的な告知は、朝5時より予定・・・のみ。。。。。

ここまでザックリしている終わりなき感じが、ある種清々しくも思えてしまうのが不思議である。

日常的には、始まりと終わりがある程度決まっている舞台公演に慣れすぎてしまって、無意識にも、こういった行き当たりばったりな、何が起こるかも起こらないかも分からないという素敵な感覚に蓋をしてしまっているのかもしれない。

 

終わりの分からないこの祭り、宿をとって当日から翌日まで予定をとって、ゆったりとした氣持ちで、祭り見物する感覚があると素敵な時間を過ごすことができるかと。

なんにおいても、非日常の時間を過ごせる機会となることは間違いないでしょう!!!!

 

本来、芸能の真髄は、何者かがどこからともなくやって来て、強烈エネルギーで、通常ありえないバイブレーションをその場に発生させて、またどこかへ去って行くというシンプルなことだったはずなのだ。

 「原始感覚美術祭」は、そんな芸能の真髄の風を多少なりとも感じることのできる数少ない祭りだと言えるのだ!!!

 

祭りの詳細は、以下のサイトにて!!!

祭り | 信濃の国 原始感覚美術祭−2021 水のたまゆら

2021年10月2日開催決定!!!ホッピー神山×石坂亥士

前回は、人形の山本さんとのトリオでの公演だったので、今度は、是非ともガンガンのセッションをしたいですね!とお願いして、ホッピー神山さんとのDUOが決定!!!

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フライヤーが出来上がる前に、ひとまず日程のお知らせを。

 

◎「螺旋のグルーブ・ホッピー神山 × 石坂亥士」

2021年10月2日(土)開場18:30 開演19:00

桐生市有鄰館酒蔵/群馬県桐生市本町2-6-32

前売り予約 3,500円 当日 4,000円

※中学生以下無料・乳幼児可

予約・問合せ / ishizakagaishi@gmail.com

 

7月25日は、

昨年の7月25日は、近藤等則さんとの即興セッション「 Beyond Corona 」の当日だった。一説によれば、マヤ暦でいう時間を外した日ということになるらしい。

日程的に、ばっちりハマったので、あえてこの日程にしたのを思い出す。自分としては、あまり意識しずぎもせず、少し楽しみとして取り入れてみる程度だが、暦というのは、多くの蓄積からなるものだし、その意味するものだったりタイミング的な効果は意識しようがしまいが発動する様に感じる。

近藤さんとの即興セッションの記録をアルバムとして発表することになったのも、そんな効果が発動したからに違いないのだ!!!

ライブ時の手売りメインだが、下記サイトでも購入可能なので、遠方の方はこちらよりお願いします!!!

今だと、クーポンコード、「0721summer」で5%OFFになるそうです。

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この暑さもありなんとなく、ライブ翌日に近藤さんを案内した梅田方面に足が向いた。道路に居た蝉が。最後の時を静に迎えようとしていたので、緑のある方へ戻してみる。
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山間に繰り広げられる雲模様は、梅田の空だなあ、としばし観察。
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ダムの山側に、大州の水というの流れ出ている所があり、いつもここで涼ませてもらっている。せっかっくなので石も涼んでもらう。
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この黒い風格のある石は、バリでいただいたものだ。首から下げていた黒曜石のペンダントを見て、この石と同じ波動のものがあるから、見においで!と言われて連れて行ってもらったら、もの凄い石がゴロゴロあって驚かされた。

バリでは、儀式などの時に使われる系統の石とのことで、ありがたいことにプレゼントしてくれたのだ。

バリには、レインストッパーという、雨避けをする人がいて、そんな人たちも、この系統の石を持っているんだとか。。。

縁あってやって来た、このバリの石も冷水を浴びて、嬉しそうにも感じられたのだった。
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暮れていく空が、静寂を感じさせてくれるひと時だった。
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締めくくりは、宵闇に煌めく花火となりました。

新月の記憶2021

 多少のイメージは、みんなに伝えてはいるが、当日集まった時の感覚で舞台が出来上がっていくのが、面白い!

今回の「新月神楽〜Beyond Coronaの時空〜」では、バリのゴングと近藤さんから譲っていただいたスンダのゴングをメインに据え置くことは決まっている。まずはそこから始まった感じだった。

何故か、カメラが置かれているなあ、と思ったら、こんなメイキングが出来上がってきて、ビックリ。

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 そして、ダイジェスト版が、当日の流れを伝えてくれている。芸能の真髄というのは、おそらく天との呼応だと感じているので、今回の一連の激変する天候は、何かを示唆している様でもあり、これから新たな始まりを知らせてくれている様でもあった。

 

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これは映像にないが、一番ビックリしたのは、翌日の撤収が終了して一息ついた時に、今までで一番激しいゲリラ豪雨というか嵐が飛来したことだ。その勢いは本当に凄まじくて、雷鳴が轟木、横殴りの雨粒は、屋根があっても関係ないほどにもの凄い勢いでぶっ飛んで来るのだ!!!

普通ありえない話だが、倉庫のシャターが誤動作して全開になったほどだった。

龍神の悪戯か挨拶なのか、はたまた合図なのか、あの強大なエネルギーを感じられたことが、今後に生かされることは間違いな意だろう。