Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

梅田のきゅうりとヒグラシの世界

ここ数日、毎日梅田方面へ行っている。この暑さなので、子どもと遊ぶには桐生川が一番という感じに足が向いてしまうのだ。そして、初めて梅田湖でボートに乗ることになり、初めて見る湖面からの景色がとても新鮮だった。しかしボートに逃げ場は無く、素晴らしい景色だったが、暑すぎて全身汗だくになってしまった。

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その後、水浴びがてら山の水が出ているポイントに移動して、しばし水遊びに興じる。子どもは、本当に水が好きな生き物なんだなあ、と観察する。

しばらくしたら、水汲みに来たおじさんが一人。しばらく水場から離れて遊んでいたら、帰り際に「水遊びの邪魔しちゃって、ごめんね。これ梅田のきゅうりだから美味いよー!」と自分の畑で作ったというきゅうりをくれたのだった。

なんとも粋な!!!

心温まる水汲み場での交流は、とても嬉しいもんだ。

そして、桐生では、梅田のきゅうりは美味しいと評判なのだ。
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翌日は、甥っ子も引き連れて、連日のボートとなった。漕いでもらって、ゆっくり湖面からの景色を堪能しようと思っていたのだったが、甥っ子のボートさばきではなかなか進まず、結局、俺がほとんど漕ぐというハプニングで、連日、良い汗をかくことができたのだった。
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湖面から見る、橋脚は別もので、不思議な存在感だ。
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連日の梅田通いからか、今朝は、音を録りに行くことができた。

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実は昨年の7月25日に、近藤等則さんとのセッションをして、翌日に、梅田方面にご案内したのだ。その時に聴いたヒグラシの鳴き声が忘れることができなかったのだ。

念願叶って本日の早朝、ヒグラシの鳴く中で音を響かせることができたのだ。30分以上の録音で、予想以上の音響効果で、後ほど音源化したいと思っている。

その前に、演奏と同時平行して空を撮った映像を早回ししたものに、冒頭部分の音を合わせたものを紹介しておこうかと。

「 Umeda Ambient 」とは、友人のモーリーが不定期に開催しているイベントの名前なのだが、音の世界観が、まさに「 Umeda Ambient 」だと思えて、この名前を使わせてもらおうかと。

youtu.be

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シンギングボウルとティンシャ、チベット系の音の響きが消えていくところに、ヒグラシの鳴き声が絶妙にマッチしていく。異次元というか、あの世とこの世の境界にある音の世界の様な響きだった。

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隕鉄も入っているというこのティンシャの響きが、また素晴らしかったなあ。