Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

本日のSpiral Groove [2024.04.10.]

告知が本当にギリギリとなってしまったのだが、今日はとてもウキウキワクワクな日なのである。

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尊敬できる音楽家とのセッションほど楽しみなものはないのだ!!!

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本日のFM桐生21時からの生放送での即興セッションが行われる予定なのだ!!!

そのゲストは、これまでに何度もセッションしたことがある、KING OF OPUSの仲くんその人なのである!!!
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何が起こるかどうなるかは、神のみぞ知るであるが、ワクワクが止まらないと言う嬉しい状況なのである。
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下記リンクより試聴可能なので、お楽しみいただけたら幸いです。

fmplapla.com

久々の更新

氣がつけば4月になっており、桜も満開だ。

3月は、イランから帰国して様々な出来事が経過して行き、かなり密度の濃い日々を過ごしていたのは事実だ。

イランでの体験と、旅の疲れも手伝って、日本でのネット関係の過ごし方を忘れてしまったのかもしれない。

まあ、桜も満開となったことなので、ぼつぼつ記事を書いてみたいと思うに至った次第。

今年は、友人のモーリーくんの誘いからジャガイモを共同で作ることになった。

草の生えていない畑で作業をするのは久しぶりなので、逆にかなり新鮮だったなあ。植え付けをして、次は6月あたりには収穫ということなので、楽しみである。

自分の畑では、のらぼう菜が良い感じでとても美味しく春の息吹をいただいた。

その後、3月末は広島は府中市へ!!!

魂の兄弟とも言える、殿さんがご住職をしている常福寺でのうさと展でのオープニングでの演奏だった。団子三兄弟ならぬ52、53、54、と一歳刻みの無邪氣ブラザーユニット、殿元健照、石坂亥士、KNOBの異色のトリオでの即興セッションが実現することになったのだ。

渡邊由紀子さん主催のうさと展は、「そこに集まる皆さんに楽しんでもらう!」をコンセプトに、常福寺の全域をうまく使ってワークショップからキッチンカーまで出て、お寺って本来こうあるべきかも!?と言う素敵な文化の発信の場となっていた。

とにかく集まっている方々が素敵で、氣持ち良くて楽しくて、近年稀に見る素敵なイベントを体験させてもらったのでした。

殿さんと二人でセッションする時は、冗談半分でユニット「混沌」と言っているほどの未知の領域へシフトして行く。今回、初めてKNOBさんが加わり三人となったことで、奇跡的な融合が起こり、祈りの響きは大饗宴へと発展して行った。

前夜行われた再会の宴では、3人共に、ある時から時間軸が捻れて行ったようで、未知の存在に記憶を消されたらしく、そこから大饗宴の流れは始まっていたと言うことかもしれない。

こんな素敵な機会を作っていただきた主催の渡邊さんと殿さん、そして関わってくれた皆さんに心より感謝です!!!

興奮冷めやらぬイベントの後は、一路高松を目指す!!!

今月の17日と19日に行われる土取さんとエリックさんの舞台で使う、サヌカイトの台を作ることになっていたのである。

浜辺に立てた時は、砂浜に杭を打ち込んで安定させていた部分が大きかったのだが、今回はホールなので、そはいかないのでアイディアを練ることに・・・・。

最終的には、自立型にしてセッティングの自由度を増やす方向で決まり、なんとかイメージを形にすることができたのは嬉しかったなあ。

そして、香川県に来たら「讃岐うどん!!!」である。

お店はかなりあるのだが、好みの店に出会える確率はかなり低いのも事実なのだ。

今回、高松で、マルタニ製麺と言うかなり良い感じの店に巡り会えたのはラッキーだった。

が、やはりここまで来たら、観音寺の大喜多うどんへ行かないわけにはいかないと言うことで、お昼になる前を狙って車を飛ばす!!!

「天ぷらうどん」やっぱり最高過ぎて、せっかくなので大盛りの後に、中盛りをいただき、かなりの満足度を持って店を後にしたのだった。

お店の姉さんが、「え!?本当に天中(天ぷらの中盛り)もう一つ!?」と言うだけあり、腹持ちも最高で夜ご飯は必要なくなったと言う結末に・・・

開花のタイミングで関西方面に移動していたので、「もうすぐ満開だねぇ!」と言う言葉も聞かれないまま、「もう満開!?」と言う感じに、今年の桜はどことなく実態不明な感覚があるのが不思議だ。

裏山に犬の散歩に行った時、シナヒイラギナンテンの可憐な花が不思議と目に飛び込んできたなぁ。

 

ひとまず無事に帰国

今回のイランへの旅は、常に夢の中にいる様な不思議な感覚をともなっていた。

海外に行くから特別ということではないが、移動の距離と待ち時間の長さが、普段の感覚と切り離させられるのかもしれない。

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まだまだあるなぁと、思っていたら最後の2日間は、光陰矢の如しとはよく言うが、正にその状態。

氣がつけば、テヘラン空港から、ペガサス航空という素敵な航空会社で飛行機はトルコへと。

そして、着いたのはイスタンブール国際空港とは違う空港で、そこからバス移動という矢継ぎ早な乗り換えとなった。

羽田から成田へ移動する感じらしい。

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イスタンブールから北京へは、早朝到着して体内時計が、何時だか訳わからない状態だったが、縁起良く飛行機越しの日の出を拝むことができたのは、ラッキーだった。

なんだかんだ、待ち時間がかなりあったが、普段はあまり何かをひたすら待つ!!!ということもないので、ネットも繋がらないのがかえって良かったとも思えた。

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帰りは、土取さんの太鼓も託されたので、荷物が増えているという・・・。

無事に、空港からクロネコへバトンタッチすることができたが、自分の荷物だけなら電車で行けると踏んで、移動し始めてみたが、太鼓ケースにいろいろと詰め込んだ重さは23キロ。

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「あえて困難な方を選んで進む!」という、岡本太郎の言葉を胸に刻んでいるので、荷物を送らない方を選択してしまった結果、旅の最後の最後にきて、自分で持って移動できる限界ギリギリの状態を体験してしまったのだった。

しかし、限界にはまだ多少の余地が残されていたのを確認できたことは、自分にとって嬉しい発見でもあったのでした。

ひとまず、無事に帰国できたことに感謝です。

 

 

アゼルシャーミトラ教神殿遺跡

ミトラ教神殿遺跡を目指して進んでいたバスが、急に停まったと思ったら、なんとパンクしてしまったという。。。

バスがパンクするタイミングに遭遇するのは、今までで初めての経験だった。

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バスはこんなに傾いてしまった。。。

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運良くも、バスの基地に近かったそうで、あまり待たずに代わりのバスがやって来て、事なきを得た。

その後順調に進み、山岳地域に入ると勾配が急になり、バスの速度が落ちつつもドンドン上って行く。そして、雪山が間近に見えて来たと思ったら、その村に到着したのだった。

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子どもたちが、バラの花を一輪渡して歓迎してくれるという微笑ましい出迎えも嬉しかった。

街中の空氣と違って、とても清々しく氣持ち良い。
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石碑の造形にも興味津々。
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一つだけ咲いていた花は、調べてみたらコルチカムという日本でもよく見かけるイヌサフラン属のものらしい。高山なので、背丈が低いのも頷ける。
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しかし、この神殿遺跡にはビックリだった!!!

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入口は背丈ほどだが、入って行くとドームが現れる。
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天井の中心に円形の穴があり、照明はなくそこから差し込まれる自然光のみなのも、素晴らしい。
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壁面には、蝋燭を置く窪みが掘られてあり、その煤で文字が書かれてあり、それぞれ対照的なのも陰陽的でもあり、興味深く観察できた。

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ここでの響きは、祈りに直結すること間違いなし!と誰でも感じる場所だと思う。

メンバーみんなで、楽器を準備していざ演奏を始めようとしたら、ストップがかかり、残念ながら女性が歌うのはNGということで、全員で演奏を止めることになったのだった。
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雅楽チームのみ、少しだけ音を響かせることになったので、その響きを上の穴越しに聴いてみたところ、中での響きよりも、龍笛篳篥と笙の響きが融合して、より立体的に聴こえる印象だった、

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マニア心をくすぐる車たち

イランの初日から思ったが、かわいい車が多くて、車観察がとても楽しい!!!

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日本同様近年のデザインの車も沢山走っているが、働く車から乗用車まで、かなり魅力的に見える。

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この青いトラックが、初日から氣になっていたのだが、その数はとても多く、サイズは少し大きいが、日本の軽トラの感覚に近いのかもしれない。
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大きなトラックも、古い方が味があってその佇まいに、達人感さえ抱いてしまうのが不思議だ。

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テヘランから約600キロ離れたタブリーズという北の町へ移動の途中で、からまた素敵な出逢いが待っていた!!!
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このベンツトラックを発見した時は、かなり興奮した!!!

バスに携帯を置いてきたので、急いで取りに戻って記録することができた。
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写真撮ってたら、運転手さんが、クラクション鳴らしてライトチカチカさせて答えてくれ、国境を越え、お互いに心が通った瞬間でもあった。
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その後は、なんとマツダ車を発見!!!

日本人だと言うと、「おー!!!これ日本製なんだよー!!!」と軽いながらも交流できたのも嬉しかった。

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きっとイランでも、金属がバンパーや取手に使われた車は減っていくんだろうが、ここではまだ現役なので、良い意味での本当のエイジングがかなり進んでいるのも魅了の一つかもしれない。

こよ車を撮っていたら、通りすがりの方が、「この車いいだろう!!!」的に、親指を立てて挨拶してくれ、現地でも、この雰囲氣の車が好きな人は好きであることが、嬉しい。

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トランクには、豆類がギッシリ!!!

これもまた良い感じだ。

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通りすがりに見えるボンネットトラックが、また動物の様な雰囲氣を醸し出していて、なんとも言えない魅了である。
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そして、この青いトラックに、ゆっくり出逢える瞬間が昨夜訪れたのだ!!!

この縦並びの二つ目とこの感じ!!!
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多分、イランの働く車代表に違いないのだ!!!
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こんな暗がりの片隅に駐車してあった。

こちらは、丘から景色を眺める様に停めてあり、マニア心をくすぐるロケーションで、大満足の出逢いでありました。
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これは、タブリーズへの道中のドライブインでゲットした2台!!!

やっぱり国民的実用車に違いない!!!

荷台には、チョコ満載となっております。

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洗練された造形美

テヘランでの最終日は、考古学博物館へ!!!

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こんな可愛らしい牛が出迎えてくれた。
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旧石器時代のものから始まっていく展示。

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何故か分からないがついつい見入ってしまう。
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猪のモチーフの出土品もあり、亥年生まれとしては、急速にこちらの文化が身近に感じられて、勝手に喜びながら見物する。
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とにかく、どれもこれもその造形美に魅了されてしまう。
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動物のモチーフが、自分好みなこともあり、写真で、自分のためにここに記録しておきたい。
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学生さんたちが沢山来ていたが、これだけのクオリティの展示物が、氣軽に見れる様になっている事が素敵だなぁと思えた、考古学博物館でありました。

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楽器工房へ

テヘランでの2日目は、アクバさんの家と工房に連れていってもらった。

信号がほとんど無いので、市街地の渋滞は物凄いが、それなりに車は流れている状況が、かなり興味深い。

それぞれが、絶対に進んで行くという信念と、上手いこと隙間に進路をねじ込んで行く感じが、見ていて氣持ち良い。日本では割り込みは好まれないが、ある程度の事は、みんなお互い様ということで、小さな接触は、事故にはならず「当たったのかよ!」という程度で、そのままだ。

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アクバさんの部屋で、この青銅色の置物が素敵だった!!!

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その後、アクバさんの師匠の工房へ!!!

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アクバさんの師匠が自分で作ったというヒーターが可愛くて素敵だったー。
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創作楽器が得意らしく、1000個以上の楽器を生み出したという、この師匠が、とても素敵な方で、その後の食事で、かなり意気投合して、「次は、いつ来るんだ!」と言われるほど仲良くなってしまった。

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娘さんお手製のイラン料理は、トマトベースにニンニクや卵が入ったカレーっぽいものだったが、美味しい過ぎてサフランライスが進むこと進むこと。

普通ありえない、素敵な夜を過ごさせてもらえて、ありがたい限りでありました。