今回のイランへの旅は、常に夢の中にいる様な不思議な感覚をともなっていた。
海外に行くから特別ということではないが、移動の距離と待ち時間の長さが、普段の感覚と切り離させられるのかもしれない。
まだまだあるなぁと、思っていたら最後の2日間は、光陰矢の如しとはよく言うが、正にその状態。
氣がつけば、テヘラン空港から、ペガサス航空という素敵な航空会社で飛行機はトルコへと。
そして、着いたのはイスタンブール国際空港とは違う空港で、そこからバス移動という矢継ぎ早な乗り換えとなった。
羽田から成田へ移動する感じらしい。
イスタンブールから北京へは、早朝到着して体内時計が、何時だか訳わからない状態だったが、縁起良く飛行機越しの日の出を拝むことができたのは、ラッキーだった。
なんだかんだ、待ち時間がかなりあったが、普段はあまり何かをひたすら待つ!!!ということもないので、ネットも繋がらないのがかえって良かったとも思えた。
帰りは、土取さんの太鼓も託されたので、荷物が増えているという・・・。
無事に、空港からクロネコへバトンタッチすることができたが、自分の荷物だけなら電車で行けると踏んで、移動し始めてみたが、太鼓ケースにいろいろと詰め込んだ重さは23キロ。
「あえて困難な方を選んで進む!」という、岡本太郎の言葉を胸に刻んでいるので、荷物を送らない方を選択してしまった結果、旅の最後の最後にきて、自分で持って移動できる限界ギリギリの状態を体験してしまったのだった。
しかし、限界にはまだ多少の余地が残されていたのを確認できたことは、自分にとって嬉しい発見でもあったのでした。
ひとまず、無事に帰国できたことに感謝です。