Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

Beyond the Spiral Groove / 螺旋のグルーブの彼方へ

ちょうど、一ヶ月後に都内でのソロライブが決まった!!!

今年は、香川県の観音寺の浜辺で行われた土取さんのサヌカイトの映像撮影にスタッフとして関わり、自然の中での音の在り方や時空を超越したような状況を目の当たりにして、かなりの刺激を受けた。そして、同じく香川県の土取さんの生まれ故郷の熊手神社で神楽太鼓を奉納演奏した時、その場にあった宮太鼓を土取さんが叩きなんと奇跡のDUO奉納をする事ができたのも大きな転機となった。

その後、夏越ノ大祓2022では、武術の深井信悟さんと異種格闘技的な手合わせを経験して音の幅が広がった。

そして、秋分には高野山南院での奉納があり、場所のエネルギーの強い場所での音の響きを改めて確認する事となった。

また、今月初旬には、妙義神社の天空の社祈願祭で、遥か遠くの惑星に意識を合わせて演奏した事で得られた不思議な感覚があるのである。

今年は、特に刺激的なことが積み重なっている氣がしていて、このタイミングでのソロライブができるのは、これら受けた刺激を音の響きへと変換できる貴重な機会なのだ!!!

デザイナーの西原直紀くんとやり取りしていく中で、最初は「Percussion Solo」でいこうかと思っていたのだが、最終的にBeyond the Spiral Grooveという題名に発展していったのは、個人的にはかなり意味のあることだと思っている。

バリへ行ってからその音の虜となって、愛用しているグンタというバリヒンドゥの法具がある。

このグンタは、バリのお坊さんが儀式の時に鳴らす大切な鐘である。

以前、友人のちえちゃんに連れて行ってもらった、この高僧様からグンタのことをいろいろと教えていただいた。一度、儀式で神楽太鼓を叩かせてもらったこともあり、そんな流れもあってご挨拶に伺ったという感じだった。

高僧様の前に座って挨拶すると、「で、君は何が聞きたいのかな?」と禅問答的質問が・・・。

一瞬 「・・・・・・・・・・・。」沈黙しつつ。。。

 

という事であれば、せっかくなのでグンタのことを聞いてみたのである。

 

グンタを鳴らすことの意味は、自然のエネルギーは、形にできないが、それを感じやすくしている。その音は、自然の中の柔らかく繊細な核のようなものを表現している。

グンタと、自分の中のグンタを鳴らすことが大事で、それは心臓の音(心なのか魂なのかはっきりしないが自分の中の核の様なものなのではないか)と実際のグンタの音を繋ぐ作業であり、持つ位置は、心臓の近くというのも納得できる。

グンタを鳴らしている時は、自然の象徴の音である倍音を継続して鳴らすのが大切!!!

グンタは、繋がりたい高次のエネルギーを呼び、バジェロヤクサッ(バジェロ)は、悪いエネルギーからプロテクトする。

と教えていただいたのだった。

何故か、今回のライブの事を考えた時、この高僧様から教えていただいたことが、思い出されたので、紹介しておこうと思ったのだ。

◎Beyond the Spiral Groove / 螺旋のグルーブの彼方へ

2022年11月18日(金)Open 18:30 Start 19:00

本所地域プラザ BIG SHIP・4F 多目的ホール 墨田区本所1-13-4

〈都営浅草線都営大江戸線「蔵前」駅より徒歩8分〉

 Ticket ¥4,000(中学生以下無料・乳幼児可)

予約・問合せ ishizakagaishi@gmail.com