Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

立春に向けて常葉工房を訪ねる!

昨日は、常葉工房の青木さんの所で、立春大吉ソロライブの時に皆さんに渡す、お札の和紙漉きに挑戦してきた。

初めての体験は、とても興味深いものだった!!!

和紙の材料となるコウゾが、白い繊維状になっているものを水に溶かしていく。そして、驚いたのは、トロロアオイの根っこを水に浸けてあるものだ!

これ程までに粘り気がでるのか!!!と言うほど、名前の如きトロロのような状態。

これを適量コウゾが溶けた所に入れていく。

その水を攪拌していく時に、ポイントになるのが水の音だと言うのだ。トロロアオイの効果が得られて、良い分量バランスの時には、やはり良い音がすると言う話だった。

青木さんが、掻き回すと、通常の水では出ない、なんとも気持ち良い余韻がある感じのチャプチャプ音が鳴り始めた。

青木さん曰く、「トロロアオイが効いてる!」というのも、なんだか良い響きだった。

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白濁した液体から、目に見えて紙の形状になってくると、なにやらワクワク感が加速していくのだ!

紙を漉くのは寒い時期がいいと言うが、群馬の空っ風は、慣れても寒いもんである。

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雪の予報が的中して、朝起きると少し雪が残っていた。

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裏山に様子を見にいってみる。途中には、現代アートのような老人用の朽ちかけた手押し車が目にとまる。雪が降ったことで、そんな風に見えるのも面白いもんである。
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この薄い雪化粧したアスファルトに残っていると、犬の足跡が、やけに絵になってしまうのが不思議だ。

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昨日の成果の和紙達は、屋外で乾燥させていたので、朝は雪で覆われていたという話で、「寒仕込みの和紙だね!」と青木さんは、笑っていた。

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そして、最高のお札用の和紙が出来上がったのだ!!!

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やけに無骨な和紙が、また良い雰囲気を醸し出している。

この和紙に見合った演奏をしなければである。

立春の朝、この和紙のお札に書くのが待ち遠しい!!!

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常葉工房 

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