Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

石鴨天満宮春祭り2019

4月29日は、毎年、石鴨天満宮の春祭りに参加している。かれこれ12年になるのには、自分でもビックリしてしまう。

今年は、地元梅田の方々がだいぶ多く参加してくれていて、賑わいをみせていた。

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神事が無事に行われ、神事が終わるかと思った時、一人の氏子さんが、「自分たちだけじゃなくて、みんなでお祭りを盛り上げてくれているんだから、この場に居る人達みんなで二礼、二拍、一礼、をししてはどうでしょうか!」という言葉で、その場に居た全員で二礼二拍一礼をすることになった。

これが、とても良くて、その場の氣が一つにまとまった感じがあった。

その後、神楽太鼓の奉納演奏となり、やけに濃密な音が響き、その音に導かれた感じになり、岩木山神社のお祓いの時に、神主さんが叩く太鼓の雰囲気を自分で奏でられたのは、個人的に相当嬉しいことだった。
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今日の神楽太鼓の音色は、湿度が絶妙で、この社務所の中で聴く分には、本当に最高の状態だった。本当に心地良い時間だったなあ。

そして、直会の後には、練り歩きが始まった。

氏子総代だった、今は亡き藤生勇さんがここいら辺の山で捕まえた狐を、ご夫婦で使うために襟巻きにしたものが、先導役となり、狐の行列という感じだろうか。
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思い思いの楽器を持って、基本的に自由気ままに、練り歩いていく。ある様で、なかなか無いであろう、フリースタイル奉納練り歩き。
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狐は、子どもたちが交代で操っていき、大人気だった。終わった後に見てみたら、何となく生き生きした感じさえしてしまったほどだ。

来年の、この石鴨天満宮の春祭りで、また、この狐が活躍してくれるに違いない!!!
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12年も続くと、小さい子どもが大きくなり、自分たちが先頭きってやらなくても、子どもたちがその雰囲気を体験しているので、不思議とその雰囲気で練り歩いていくのが、なかなかに興味深かった。

伝統芸能でも何でもないが、春の良い日に、山道を鳴り物を持って練り歩くのは、大人も子どもも、なんだか楽しく気持ちよいもんなのだ。

そして、今日は今までで、一番この石鴨の自然がキラキラしていた様に感じたのだ!!!

どうしてなのかは分からないが、きっと、見えない部分で、神社の掃除や裏方の仕事を多くの方々が関わって、今日の日を気持ち良く迎えられる準備をしてくれていたからなんだと思う。
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石鴨天満宮の関係者のみなさんをはじめ、参加してくれたみんさんに心より感謝いたします。

来年も4月29日に、この場所でお会いいたしましょう。