Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

2024年6月30日@まつしろ現代美術フェスティバル

事の始まりは、昨年の原始感覚美術祭の宵祭りでの出会いだった。

その即興セッションは、シンガポール在住のザイ・クーニンさんが台風の目となって行われる、呪力を持った公開儀式ではないかと思っている。

彼が、故・コントラバス奏者の齋藤徹さんと行ってきた「黒潮 Omba Hitam, 」というプロジェクトを、徹さん亡き後も継続して行っていく過程で出会って、今回もご一緒する運びとなったのだ。

昨年行った公演の中でも、その濃密な空氣感はずば抜けていた。そして、今年も彼との「音の呪力と繋がっていく即興の赤い糸」はどの様に絡み合っていくのか楽しみなのである。

昨年の記事は下記リンクにて!!!

dragontone.hatenablog.com

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------ 以下紹介文は、イベントページより転写になります ------

 

参加費:当日2500円 予約2000円 +松代藩文武学校の入館料(大人400円 小中学生100円) ※当日13:00より文武学校入口にて受付を行います。

コントラバス奏者の故齋藤徹さんとシンガポールを代表するアーティストのザイ・クーニンさんの最後の共演となった「第14回まつしろ現代美術フェスティバル―泉水路」における「まつしろの地霊に捧ぐ」は、末期癌を患い、彼岸にいるような、半分存在が透けるようになった徹さんが、すべての音に命の確かさを漲らせるように奏で、その最後にコントラバスを奏でる指が音から解き放たれ、蝶のように空を舞う、無音を奏でる指の舞踏となった。その記憶とともに、仏教における蕾が花開くと言われる徹さんの69歳を祝う公演を行います。徹さんとザイさんが継続してきた「黒潮ーOmbak Hitam」に、徹さんの言葉「When I wake up, I realise I’m dead.(目覚めると、わたしは死んでいることに気づく)」を加えて、タイトルにしました。齋藤徹さんの立っていた彼岸から受けとったものを繋いでいく試みです。

出演
出演:ザイ・クーニン(舞、チャンゴ)、久田舜一郎(小鼓)、石坂亥士(神楽太鼓)、竹澤悦子(箏)、杉原信幸(舞) 美術:小山利枝子(絵画)

14:30-16:30 アフタートーク・松代のまちづくりとアート~歴史のまちを未来へ
トークゲスト:久田舜一郎、石坂亥士、杉原信幸、小山利枝子(画家)、石川利江(ISHIKAWA地域文化企画室代表)、青木恵(皆神山パワースポット代表)

予約はこちらのメールアドレスにお送りください。
matsushiro.caf@gmail.com

 

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