Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

花の咲く音

2020年、いきなり令和元年かと思いきや、もう令和二年になっていて、元号が変わる時は不思議な感覚でもあり、いろいろなことは起こるもんだなあ、と。。。。

 

基本的に、権力は弱者を守ってはくれないと思ってはいるが、ここまで無能で自分の利権に執着する方々がトップにいるのは、なかなかどうして世の中おかしくなってくる。

 小中高の休校となって、中学校での公演は流れてしまったが、ありがたいことに、保育園の仕事は変わりなくある。

今日は、都内の年長さんたちが、卒園式で踊る荒馬の集大成に向けての最後の練習があった。

今年の年長さんたちは、0歳の時から荒馬に触れているだけに、ちょっとしたポイントを教えると、スポンジに水が染み込む如く吸収していく。

共に過ごしたメンバーと、荒馬という踊りを通じて、日本の芸能の持っている狂喜乱舞する陶酔感に身をゆだね、その楽しみを共有できる最後の機会になるのである。

久しぶりに、熱量で空間が変化する感覚を体験することができ、子どもたちに、非常に良いものを見せてもらえたのでありました。

帰り道の公園では、金曜日の昼下がりとは思えないほどに、親子連れが楽しそうに遊んでいるのが印象的だった。コロナの予防は勿論必要なことではあるが、ある意味、こういった時間が大切なんだよ!と示唆されているのかもしれない。

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そして、約一ヶ月後には、群馬の前橋でライブがある。目に見えないものには、目に見えないもので!とまでは断言できないし、音で、コロナを予防できるとも思わないが、前向きに、やれる事をしていくしかない。

滞った空間も、花を一輪飾るだけで、一気にその場が変化するという話を以前聞いたことがある。

ここまでおかしな空気になる前だったが、ライブの題名を「花の咲く音」としていたのは、何かの知らせだったのかもしれないなあと思えてしまう。

 

◎花の咲く音 〜春を祝う大地の律動〜

2020年4月4日(土)

開場 13:30 開演 14:00

会場 サンデールーム・2Fサロン

群馬県前橋市千代田町5-4-2 東和銀行本店坂下

Natural Life Shop | サンデールーム

チケット 4,000円(1drink付き)小学生以下無料

要予約/サンデールーム店頭もしくは、

tel : 027-231-5600 / mail : dragontone@gmail.com

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そして、2011年の東日本大震災が起こった時、演奏家としていろいろと考えさせられ、不思議と花の写真を撮っていたのを思い出し、そんな写真をまたアップしておきたい。

スマホは便利でカメラの性能も相当凄いのだが、この当時は、古いレンズをデジタル一眼に装着して撮影していたので、画像で見ても、なかなか雰囲気があるもんだなあと。。。。

そして、それぞれの花が、それぞれの個性を発揮して輝いているのが、自分としては非常に興味深かった。

自分の音の原風景には、こんなマクロな花の世界観が影響を及ぼしているのかもしれない。

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この最後のタンポポの蕾は、タイトルをつけている。 

「 合掌 」

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神楽始め

地元広沢賀茂神社の神楽の練習が3月1日から始まった。

冬場の1月と2月は、休みなので2ヶ月ぶりに太鼓に向かうことになる。

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笛、ツケ(締め太鼓)、オオド(大胴・宮太鼓)のバランスで神楽の囃子は成立しているので、このバランスがなかなか難しい。

ツケの方は、ほぼ問題ないので、今はオオドを練習しているのだが、これがまた奥が深くて面白いのだ。

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現在は、父と同い年の飯塚のかずさんが師匠となり、太鼓のポイントを指摘してくれる。

表だって、囃子を牽引していくツケのリズムがあり、そこに同じリズムの中にありつつも、オオドはツケが音を抑える捨てバチの部分を強調していくのだ。

渋くて、渋すぎて、神楽師じゃないと理解できない奥深さと、独特のグルーブがあり、そんなオオドを極めていくのが、今は、とても意味のある時間でもあるのだ。

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2ヶ月ぶりに、この太鼓の前に座って、初めて出た音に驚いた!!!

何がどうと言うのではないが、亡くなった師匠連中が出していたオオドの音が鳴った氣がして、古い記憶が蘇って来た。。。

今のまでとは違う囃子の聴こえ方がして、ツケ的な感覚から、オオド的感覚になってきたようで、師匠のかずさんからも、だいぶ良くなってきたなぁ!!!

「研究してるんか!?」と言われ、これまた嬉しい進歩を体感できた。

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きっと、この小さな太鼓の中に、こんなイメージで、自分のやっていることが曼陀羅の様に投影されて、音へと変換されるのかもしれないなぁ。と思えた、意味ある神楽始めとなったのでありました。

 

そして、賀茂神社春季例大祭は、2020年4月14日、宵祭。15日、本祭。となります。

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14日の宵祭では、夕刻より「白黒翁三番叟」の上演。その後夕ご飯休憩を挟んで、何か一幕上演される予定。

15日の本祭では、10時半頃より、「白黒翁三番叟」「道開けの舞(猿田彦)」ここまで午前中。

13時過ぎより、「岩戸開きの舞」「屑紙拾い三番叟」「稲荷山種蒔の舞」。

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出会いは、面白いもんである。

先日、父から電話があった。展示会に行って、凄い音響装置があったので、持っていた俺のアルバムを聴かせてもらったらしい。

そしたら、そのスピーカーの製作者の方が、アルバムの音質を気に入ってくれて、購入したいと言う話だった。

そして、その音響装置で鳴らす音がまた素晴らしいという。。。

せっかくなので、是非実際にその音を聴いてみたいと思い、昨日会場に行ってきたのだった。

綿貫哲雄作陶展の一角にその装置は鎮座していた。

www.neues-asahi.jp

行ってみたら、なんと綿貫さんは、俺のライブに娘さんと来てくれたことがあり、その時に握手したとのことで、娘さんが俺の手ががっしりしていたのが印象的で、鮮明に覚えていてくれたらしい。

なんだか嬉しい再会ともなったのだった。

そして、このスピーカーの製作者の小峰篤さんに、早速アルバムをお渡しして、その装置で聴かせていただいた。

良い音なんだろうなあ・・・とは思っていたのだが、良い音というありきたりな表現ではなく、もの凄く気持ちの良い艶があり臨場感のある音だった。

正直、ここまで再生装置の出す音に感覚が入り込んでいくのは初めての経験だった。

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床面に近い黒い装置は、デジタル信号をアナログデーターに変換するものらしく、この装置の効果も凄いんだろうが、スピーカーから出て来る音は、自分がアルバムを創造していく上で大切にしたことが、音として鳴っていることが、本当に嬉しくもあった。

音のイメージは、蓮の蕾の様な、花びらのような、不思議な柔らかくもしっかりと芯のあるもので、スピーカーは真ん前にあるのだが、音がどこから聴こえてくるか分からないくらい自然な感覚。。。

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まさに、こんな感じに開花していく蕾の中から音が生まれる様な素敵な感覚。

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機械から出ている音なのに、早朝の蓮池に居るようなイメージになってしまったのには、本当に驚かされたなあ。。。

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真空管も、勿論だが、細かな説明よりも、これは、聴いてみるのが一番なんだろうなあと。。。。

しかし、低音が良い感じに鳴りまくってたなあ。。。

3月1日まで開催しているので、陶器も素敵なので、タイミング合う方は是非、ノイエス朝日へ!!!

以下のリンクは、スピーカーの製作者、小峰さんのサイト!

www.kittensoundatelier.co.jp

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そして、蓮が開花したような、晴れ晴れした気持ちで、会場を後にしたのでした。

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出会いは、面白いもんだなあ。。。と!

 

グンタ覚書

2月24日の朝は、菜の花の咲く土手へ。

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もう、菜の花の咲く季節なんだなぁ。。。と思いつつ、その中に分け入ると、とても気持ちの良い空間だった。

菜の花越しに見る朝の太陽は、いつもの光よりも柔らかくて幻想的に感じる。
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日本ではあまり馴染みのないこのグンタという鐘、バリ島では、大小様々な寺院から、このグンタの音色が聴こえてくる。

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最初は、普通にグンタ単体で鳴らすが、今ひとつ安定しない感じだった。

バリヒンドゥー教には、シワ派とブッダ派があり、ブッダ派の高僧さまにグンタのことを少し教えてもらったことがあり、その話の中では、

「グンタと、自分の中のグンタを鳴らすことが大事で、心臓(心)の音?とまこと実際のグンタを繋ぐ作業。」

とのことだったので、今ひとつ自分の中のグンタが鳴らなかった印象・・・。

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そういえば、グンタを鳴らす時には、下の写真の様に花の飾りを付けているのを思い出した。

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菜の花を付けて、もう一度鳴らし始めると、さっきとはまるで違う鳴り方!!!

やはりグンタに花飾りは、効果絶大というのを実感してしまったのだった。

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とても良いタイミングで体験できた事に感謝である。

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そのブッダ派の高僧さまから教えていただいた、グンタに関することは、とても大切なことだったなぁ、と思う。

 

グンタを鳴らすことの意味は、自然のエネルギーは、形にできないが、それを感じやすくしていて、自然の中の柔らかく繊細な核のようなものを表現している。


グンタを持つ位置は、心臓の近く。ロンタールや古文書にその表記がある。


グンタを鳴らしている時は、自然の象徴の音、倍音を継続して鳴らすのが大切であり、グンタは七つの音色があると。。。

 

まさに七つの音色を持つ神楽太鼓と重なる感覚!そして、倍音を継続していく演奏方法も感覚的に似ている。

 

グンタと神楽太鼓。

 

良い楽器に巡り逢うことができて、本当に幸運だったなぁ。

 

これから、益々楽しみになってきた。

明鏡止水

「明鏡止水・鬼辛純米」立春大吉ソロライブの時に、いつもお世話になっている岡崎酒店さんが差し入れしてくれた日本酒である。

ここ数年は、鳳凰美田の初しぼりだったのが、今回は、「明鏡止水」。

鬼辛純米というところは、きっと前日の節分にちなんでかな!?と思うのだが、

「明鏡止水」とは、言葉的には非常に極まっている。

〜なんのわだかまりもなく、澄みきって静かな心の状態をいう〜

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明鏡止水・鬼辛純米。。。。もの凄く美味しいお酒でもあり、まさに名前の如き飲み口だった!

そして、演奏する時、明鏡止水の如く、このお酒を思い出すことにしたい!!!

差し入れのお酒を介して、勝手に解釈して楽しめてしまうのは、本当に豊かな気持ちになる。岡崎酒店さん、おそるべし。

また、新たな日本酒に出逢いに、行かねば!

岡崎酒店さんのサイト

先日、河原に行って石を立てた。立ちやすい石もあるし、バランスがとりにくく立ちにくい石もある。

そんな立ちにくい石を立てる時、ふっと「明鏡止水」が頭をよぎり、絶妙なバランスで石がそのに落ち着いたのだった。

この感覚、まさに明鏡止水だったのかな!?と。。。

普段演奏している時も、こんな感覚を取り入れていこうかと思う河原ひと時でありました。

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時間をかけて立てた石も、子どもの指一本で即座に倒されていく・・・。
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立てた事にこだわらずに、次の石を立てて、そして、また倒される!!!

そんな繰り返しが、楽しくもあったなぁ。

花の咲く音 〜春を祝う大地の律動〜

4月4日は、前橋のサンデールームでのソロライブが決まった。

買い物がてら遊びに行ったら、トントン拍子に話が進み、一気に決まってしまったのだ。こんな時は、きっと本番も良いに違いない!と勝手に思っている。

せっかく春の時期にサンデールームでできるので、いつもはテーマにしないものを!と考えて、「花の咲く音」としたが、まあ、やれることは限られるのではあるが、即興といえど、楽器構成など多少は内容も考えたいと思っているので、春の音を楽しみにしていただきたい。

木の床の温もりが気持ちよい空間で、音の響きも良いので、ゆったりくつろいで聴いていただきたいと思っております。

会場的には20名から30名の間かな、という感じなので、ご興味ある方は、早目に予約をした方がいいかもしれません。

当日、会場でお会いしましょう!

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◎花の咲く音 〜春を祝う大地の律動〜

2020年4月4日(土)

開場 13:30 開演 14:00

会場 サンデールーム・2Fサロン

群馬県前橋市千代田町5-4-2 東和銀行本店坂下

Natural Life Shop | サンデールーム

チケット 4,000円(1drink付き)小学生以下無料

要予約/サンデールーム店頭もしくは、

tel : 027-231-5600 / mail : dragontone@gmail.com 

 

 

立春大吉の音感覚

 立春大吉ソロライブを無事に終えることができ、これから新たな流れが始まっていく予感がしている。

有鄰館煉瓦蔵という場所は、会場が長細いので音の響きというか回り方のイメージをしにくい空間だ。

会場に行ってみると何故かドライアイスが・・・。

関わるスタッフ各人が、それぞれ積極的に関わってくれるので、何が起きるのか、本番まで分からないというのが、とても楽しいところなのでもある。

準備段階から記録してくれているので、当日を振り返るのに、この写真がもの凄く役立つので、本当にありがたい限りである。

[写真/須藤亜弥子]

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公演を創っていく上で、大切なことは、人に任せたら、任せ切るというのが、一番良い結果をもたらしてくれるということだ。勿論、信頼のできる仲間ありきではある。

その意味においては、仲間に恵まれて、演奏に集中することができるのは、本当にありがたい限りだ。

そんな仲間で、ひとつの空間を創っていくのは、表には出ないが、ひとつの公演のようでもある。そんな時間がとても好きだなあ、と思う。

みんなが生き生きと楽しんで動いている空間は、本当に気持ちの良い空気が流れている。
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奥行があるので、一番奥に韓国のプクを設置する。この太鼓の奏法は、金在徹先生という、韓国の山岳武術も極めつつ音楽も桁違いに凄い、知る人ぞ知る達人から少しだけ習ったものだ。

金在徹先生の一撃は、もの凄い打音とあり得ないほどの速さで天まで立ち昇っていく!!!

まさに、太鼓の一撃で雨雲を呼んでくる様な感覚だ。

そんな先生の打法を追い求めつつ、今回は、あの世とこの世の境界線を行き来する様なイメージの世界から始めることにしたのだった。

普段は、ほぼ人前では使わないこのプクの音、俺の演奏を聴く機会の多い友人からは、「あれは一体どういうこと!?反則技でしょ!」と言われるほどに、会場の空気を変えたらしい。f:id:dragontone:20200211225808j:image

ウェルカムドリンクの立春大吉ブレンドは、伊東屋珈琲さんにお願いして焙煎していただいたもの。そして、少しだけ珈琲も販売!!!

これは、本当にありがたく、幸せな気持ちが倍増である。

伊東屋珈琲さんのサイト

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そして、今回の祭壇は結果的にシンプルだが濃いものとなった。この瑪瑙の石は祖父が文字を書く時に文鎮代わりに使っていたもの。ふっと目に入り、今回持ってくることにしたもの。
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コンドル型の土笛は、コロンビアの山岳民族が神の交信に使うものなんだとか。登場しながらこの土笛を吹き、祭壇に鎮座してもらった。くぐもった風の様な柔らかい音が、神秘的なこの笛は、メキシコツアーに行った時に演奏を聴いた、メキシコ人ダンサーがくれたもの。

バリで特注したグンタという鐘は、音を響かせると、なんとそれ自体がマントラの効果を発動するというもの。一瞬にして空間が整ってしまう代物。
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白い珊瑚でできた石笛は、石垣島に初めて行った時に、やけに気の合う姉さんの様な存在でもある、はっちゃんが海で見つけてくれたもの。その時、海の神様に許可をもらっていただいたから、持って行って!と渡してくれたので、その時記憶がとても印象的で、いつも見える所に置いていて、今回、何故か「連れて行きなさい!」と言われた感じがあるのである。下の写真のみ自分で撮ったものなので、画質の差が・・・。

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衣装は、usaatoのさとううさぶろうさんが、2018年の年末にライブをした時に、「イメージできたので、衣装作りました!」と俺のために作ってくれたもので、その時以来の二度目となる登場。

着てみて思うが、着心地と見え方のバランスが絶妙だなあと思う。

そして、アイロンをかけている時から、天然染の良い香りが立ち上り、儀式の場所にある様な感覚になってくる。

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良い楽器は、おそらく演奏者を良い方向に導いてくれるのだと思うのである。

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この羯鼓や大銅鑼も神楽太鼓も、誰から教わったわけではないが、音によって育ててもらっている氣がする。
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楽器自身が、良い音を響かせたいので、俺を育てているのかもしれない。
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立春大吉ソロライブを無事に終えることができ、本当にありがたい限りである。

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今回は、赤城神社でいただいてきた御神水を、この龍の彫られたシンギングボウルに入れて、そこにバリの尊敬する高僧さまからいただいた聖水をブレンドして、音を響かせてから身を清めた。

出来上がった水が凄かった!顔を清めたら、今までに感じたことの無いシャキーン!!!という感覚で、今年の水は凄いなぁ!とビックリしたのだった。

そんな水ですった墨で書いた立春大吉は、例年になく筆が走らずに、一文字ずつ墨をつけないと書けないほどに、墨が紙に吸い込まれていく。

凄い水分なので、あえて多目に紙に吸い込まれたのかな!?と思いつつ、だいぶ時間がかかったが、書き上げることができ、来てくれたみなさんにお札を渡すことができた。

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継続は力なりで、10年を経過して、立春大吉ソロライブは、群馬においては、春を迎える通過儀礼に育ってきた感覚である。

来年も2月4日に、有鄰館で音を響かせたいと思っている。