Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

雪の翌朝は・・・

昨夜は、桐生も数年ぶりの大雪となった。サラサラした雪が、蠟梅に積もって、青空にとても映えて、冷気で浄化された空気にしてくれて、良い匂いも香ってくる。

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様々なカタチの木々や笹などに、雪の記憶が残って、興味深い。そこに朝陽が出現してなかなか絵になるもんである。

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やはり子どもは、雪が好きなもんで、朝からハイテンションの甥っ子と父と俺、そして犬のまるちゃんの3人と一匹で朝の散歩に出かける。

誰もいない真っ白な世界は、やはり楽しいもんで、子どもは寝転び、犬は駆け回って喜んでいる。

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「あそこに龍の木があるね!」と見てみれば、松が雪化粧している。

松自体は、やはり龍の様な木なので、雪がその本質を垣間見せてくれているのだろう。

朝のひと時、清々しい時間を過ごすことができた。

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昨年から製作しているアルバム「新月神楽」のデザインがあがってきていて、最終段階に突入している。やはり紙媒体に出力してみないと分からないものがあるもので、俄然やる気も沸いて来るのである。

パソコンは便利だが、やはり仮想現実的なものだと思うので、年齢もあると思うが、個人的にも、実際に存在しているものでイメージを作る方が良いものになる氣がする。

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フルアルバムの音曼陀羅ができたのが2008年なので、10年ぶりとなるフルアルバムだ。ある程度の構想はあたためてきていたのだが、いざカタチにして行く作業は、だいぶ時間がかかってしまっている現状。

昨年の11月の新月神楽の時に発売できる予定だったのだが、いろいろなタイミングが重なり、ライナーノーツを追加することにした次第。

デザインは、いつもお世話になっている、西原直紀くん。ライナーノーツの編集は、ライブの時に撮影してくれている、須藤亜弥子さん。良い仲間に恵まれ、素晴らしいものになりそうであります。

ライナーノーツは、30代前半にメキシコに行った時に贈っていただいた詩を載せることにした。この詩を贈ってくれた、荒地かおるさんが、昨年末にこの世を去ったこともあり、ここで、何かのカタチにして残しておこうと思った次第。

自分の音の世界観を現してくれていて、この詩を心に刻みつつ演奏家としてこれまでやってきた経緯があったので、そのまま使うことにしたのだ。

実は、詩の世界観がもの凄いので、自分の音がそこまで到達していないなあ、という思いから、未だ公開はしていなかったのだが、荒地かおるさんが、「この詩をあなたの音の紹介用に使いなさい!」とアドバイスと共に贈ってくれたので、いつかは!と思っていたが、今回のアルバム発表が、そのタイミングなのではないか!と思い切ってライナーノーツの代わりにアルバムに入れることに次第なのです。

2月には発表できるかと思います。

 

風の鼓動 石坂亥士のパーカッション 詩・荒地かおる

 

立春大吉 Solo Live

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立春大吉Solo Live」は、偶然にも東日本大震災の起こった年から始まった。

震災の翌年の2012年は、会場となっている有鄰館が被害を受けて復旧作業のため使うことができず、足利での開催となったが、2013年以降は、有鄰館で行うことができている。

これは、本当にありがたいことだと思う。

 

有鄰館は、古い蔵の集合している施設で、煉瓦蔵にしか冷暖房の設備がない。そこで、最初は、煉瓦蔵での開催となったのだった。

しかし、2013年、2014年と酒蔵での開催となっている。これは、個人的に一番好きで、響きの素晴らしい酒蔵で、できるだけ多く演奏をしたい!という気持ちから寒い中での決行となっていたのでした。

2年連続で続いた酒蔵での「立春大吉Solo Live」だったのだが、やはり寒すぎるということから、会場は煉瓦蔵へと移行してきておりました。

 

有鄰館煉瓦蔵(2011)→足利(2012)→有鄰館酒蔵(2013)→有鄰館酒蔵(2014)→有鄰館煉瓦蔵(2015)→有鄰館煉瓦蔵(2016)→有鄰館煉瓦蔵(2017)→有鄰館酒蔵(2018)

さて、赤い文字にした2018年は、酒蔵での開催!!!

実は、煉瓦蔵をと思って確認してみると、他のイベントが入っていて、酒蔵ので開催となった次第なのだが、きっとこれは、酒蔵でやりなさい!という何かの力が働いたのだろうと思っており、原点回帰の様な感じもしてます。

 

立春大吉Solo Liveは、何度か他の会場での開催を模索していたのだが、どうしても最終的には、有鄰館に落ち着くという経緯があり、立春大吉Solo Live=有鄰館!という構図ができあがっている氣がしており、やはり有鄰館で開催する意味があるのだと感じております!!!

 

音は最高だが寒いという酒蔵での開催。通常は、文化財なので火気厳禁なところ、安全面に配慮することを条件として、ファンヒーターなどを使用できることになり、寒いながらも多少の暖があるという条件となりました。

 

個人的に、非常に大切にしている、この立春大吉Solo Live、この立春の日は、朝一で湧き水を汲みに行くことから始まる。客観的に見ると、大変な作業なのだが、水汲みが趣味なので、楽しいだけなのであります。

そして、その水で禊ぎをして、水を浴びるわけではないが、口の中や手を清めてから、その水で墨をすり、一枚ずつ呪文を唱えてお札を書き上げていく。

この作業、とても好きなのだが、書ける枚数に限りがあり、70枚から80枚くらいだろうか。

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立春大吉 Solo Live」では、チケットの代わりにこのお札を渡しているのである。

立春の日に書いたお札は、家の柱に貼ったり、神棚にあげたり、作法はあるのでしょうが、厄除の効果があるものなので、個人個人好きな様にしていだだければ、幸いです。

 

例年、ギリギリご来場のみなさんにお渡しできているのですが、予想外に大入り満員になった場合は、先着順となる可能性もありますので、ご了承ください。

 

幼少の頃から、こういった音の世界に触れて欲しいので、乳幼児も入場可にしております。子どもの鳴き声もひとつの音でもあり、あまりに泣き叫ぶ様な場合は外へ行くなどの配慮はお願いしますが、会場に居合わせたみなさんで、その時に起こる事を共有できたら最高だと思っております。

 

暖房が入るといっても、家の様えはありませんので、外だと思って、防寒対策は各人でよろしくお願いいたします。

 

立春大吉 Solo Live 

2018年2月4日(立春・日)

open 18:30  start 19:00

¥4,000(当日券のみ・ご予約受け付けておりません!)

※小学生以下無料(乳幼児可)

会場:桐生市有鄰館酒蔵・群馬県桐生市本町2-6-32

 

 

 

 

 

 

静寂の中の喧騒と喧騒の中の静寂は、まさにその世界へ!!!

先週の土曜に開催された、FM桐生・Spiral Groove 10th Liveは、おかげさまで、無事に終了いたしました。ご来場いただいたみなさん、応援してくれたみなさん、出演者、スタッフのみなさん、どうもありがとうございました!!!

 

Spiral Grooveという音楽番組は、基本的には好きな音楽を放送しているのだが、食べ物と同じ様に、音楽にもお菓子やジャンクフードの様なものもあり、そればかり食べていると、身体を壊してしまうように、そんな音楽ばかりを聴いているとやはりまともな感覚ではなくなってくるということがある。

そんな、大師匠であるミルフォード・グレイヴスが言っていたことに影響を受けて、自分の番組では、J-POPや和太鼓などは放送しないというコンセプトで、週一回の一時間番組を放送しているのである。

 

そんなSpiral Groove的には、本当に素晴らしいライブとなりました。

「セッションって、本当にいいなーーー!!!!」と大声で叫びたくなるような内容でした!!!!

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朝一で行われたのは、ピアノの大移動だった!!!

ありがたいことに、有鄰館の館長さんも、出動してくれ、男5人がかりで、なんとかピアノを事務所の奥から煉瓦蔵へと移動することができた。

砂利まじりのコンクリートの通路だとうまく進まないので、コンパネを敷いての大移動となりました。

 

コンパネの道と言った感じで、ピアノを運んだだけだが、やけにやり切った感覚をみんなで共有して、幸先の良いスタートとなった感じだった。

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Crystyal Dragonは、クリスタルボウルとテルミニのたんたんさんとのユニットで、完全即興スタイル。今回は、この桐生でたんたんさんのクリスタルボウルの水晶の波動と俺の大銅鑼や神楽太鼓のグルーヴを響かせる「Crystal Dragon」の音が桐生に響くというのが、なかなかに意味のあることだった氣もしていて、桐生という土地にとって良かった様に思う。まあ、有鄰館をホームとして使わせてもらっている俺にとっては、相当に良かったことは間違いない!!!

 

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TIME ASPECTのSEIDOさんと大南さん、相当な猛者でした!!!能ある鷹は爪隠す的な感じに、普段の物腰の穏やかな二人からしては、あり得ない変容ぶりが最高だった。

完全暗転の中で繰り広げられる、不穏な空気は、会場の空気を緊迫させ、一挙一音で、その空気感は変化していく。ピアノの大南さんの内部奏法で、不思議な音がピアノから響き渡る。TIME ASPECTの二人の作り出す世界は、ユーモアもありつつ、本物の即興感覚をもつ者独特な凛とした空気が絶妙なバランスで、客席と舞台との距離感を操作している様だった。

そして、最後の4人のセッションは、ゆったりいこうかと思っていたら、流れは激変!!!ガンガンの即興セッションへと・・・・

 

それは、大好きな世界。大南さんのピアノは、繊細な音を奏でつつも、攻めて来る。SEIDOさんのオープンリールのテープを引っ張りながらのサウンドパフォーマンスは、一瞬、会場の赤ん坊が泣いたのかと思うほどの意表をつかれ、ニヤリとしてしまう。

たんたんさんのクリスタルボウルは、通奏低音の様に、Spiral Groove 10th Liveという母船のエンジンの様に推進力となり、突き進んで行く。

 

表立っては、ピアノの大南さんと俺の神楽太鼓の楽器的攻防で、お互いの世界観の崩し合いとなり、「そっちに行きたいのだろうが、そっちには行かない!」「こっちどうですかー!」という感じで、非常に楽しい攻防が繰り広げれ、気がついたら終わっていた感じだった。

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ここまで楽しいスリリングな即興セッションを体験できるとは・・・。

本当に良かった!!!

楽家で良かったなあ、と思える一夜となりました。

 

今回のために、番組スポンサーでもある伊東屋珈琲さんが、スパイラルブレンドを焙煎してくれました。そんな珈琲を飲みながら、13日のセッションを振り返るのも楽しい時間となっております。

 

打ち上げは、協賛してくれた、友人の居酒屋、「おち。」で、即興談義に花を咲かせました。

 

伊東屋珈琲さん、おち。さん、どうもありがとうございました!地元の繋がりって、嬉しいもんだなあと思います。

 

 

桐生タイムス

 桐生タイムスという地元の新聞に、土曜日に行われるライブの記事を掲載していただけました。

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さすがに記者さん、完結にまとめてくれており、いつもながらに感謝であります。

この北関東の上州・桐生という土地は、八木節や発表会がメインの公演が多いだけに、この内容のライブを決行するのは、なかなかに思い切らないとできない。

しかし、FM桐生の開局当初から、Spiral grooveという、週一回の一時間で、マニアックな音楽を放送し続けて、10年。。。。

「本当にやってきたのか!?」と思えてしまうほどの時間が経過している。

番組担当ディレクターの小保方君と、自分たちのために、本当にやりたい祝祭の様なライブにしよう!ということで持ち上がった奇跡の取り合わせなのであります。

はるばる長野から駆けつけてくれるという連絡も入るほど、ある筋の方々からは、注目されている内容なのです!!!

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昨年末には、青森の登山囃子をしている友人からは、前祝いの様なリンゴが送られてきて、なんだか嬉しい感じであります。

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2018年の始まりにふさわしい音を奏でてくれよな!!!と言わんばかりの狛犬と対面し、さらに気合いが入るが、気持ちはゆるやかにリラックスしているので、これは、相当に凄い事になるんだろうなあ、という予感しかしない。

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というか、もう、何を見ても良いようにしか解釈できない病気のようなもんであり、この狛犬にも祝福されているとしか思えないという始末。

下は、大晦日に新調されたばかりの大麻が、その下の画像は、初詣で多くの方々が握って、だいぶ良い感じになったもの。

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きっと今回は、こんな感じに良い感じに力の抜けてはいても、大麻の効力はさらに増している様な、ライブとなりそうな氣がしております。

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今日通った、利根大堰にほど近い、小さなお稲荷さんの祠が夕陽に照らされて、神々しい感じだったので、ご挨拶。もの凄いパワースポットでも何でもないだろうけど、夕陽に映える一瞬の煌めきが、素敵だった。

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Spiral Groove 10th Live/FM桐生開局10周年企画

「静寂の中の喧騒と喧騒の中の静寂」

出演:TIME ASPECT [OMINAMI+SEIDO] ,CRYSTAL DRAGON[TANTAN+GAISHI]

会場:桐生市有鄰館煉瓦蔵 / 群馬県桐生市本町2−6−32

2018年1月13日(土)開場18:00 開演18:30

前売・予約 ¥3,000 当日 ¥3,500

高校生¥1,000  (中学生以下無料・乳幼児可)

問合せ&予約 sg@fmkiryu.jp

協賛:伊東屋珈琲・おちっ。

 

※ 以下、少々長文なので、興味無い方はスルーしてください!

-------個人的見解-----

TIME ASPECT

このお二人の演奏は、実際には聴いていないのだが、有鄰館に下見に来てくれた時の印象が、物腰やわらかい雰囲気ではあるのだが、只者ではないその筋の人の持っている空気感をビシビシと放っていた。

これは、今までの経験だと、裸のラリーズのドラマーだった三巻敏郎さんや、パンクロックのカリスマ遠藤ミチロウさんの持つ空気感とかぶる感じで、その筋の強者のみが、纏っている空気感だと思うのだ。

そして、即興の捉え方は、人それぞれだとは思うのだが、ミルフォード・グレイヴスや師匠である土取さんから影響を受けている即興感覚というものに、非常に近い感覚を持っているお二人なのであります。

今回、サウンドパフォーマーのSEIDOさんは、闇という部分に焦点を当てて、場を作っていくとのことで、人工的に作った完全な闇の中で微細な音の響きや、闇から小さな明かりがともるまでの、太古から人類が経験してきた体験を疑似体験していくような濃密なシーンが展開されていくらしい。

そこに、大南さんの繊細なピアノの響きがどこまで、その世界観を異次元へと誘ってくれるのかが、とても楽しみでならない。音も含め、総合的なアートのあり方を毎回楽しみながら追求しているのが、TIME ASPECTというユニットなのではないかなあ?と推察しているのであります。

 

CRYSTAL DRAGON

ここ数年、個人的にも相当にいろいろな経験をして、演奏家的にも、それなりに伸びしろのある状況だと言える。

たんたんさんとは、そんな状況の中で、2014年から、年に1回ないしは2回の即興セッションをしている間柄。

回を重ねるごとに、密度を増して、お互いの音がより自由になっていくという絶妙なバランスを保ちつつ展開されるセッションは、自分自身もその音の中にあって、至福のひと時と思えるほどの濃密な音の絨毯に乗っている感覚に陥るほど。

たんたんさんは、完全即興でセッションをして、ニヤリとしてしまうほどの刺激的で素敵な音を返して来る稀な存在。

神楽太鼓の怒濤のグルーブから、宇宙的な大銅鑼の超絶倍音と、人体のそれぞれのチャクラに対応するクリスタルボウルの音色に、テルミニが雷鳴の様に錯綜して絡んでくる。CRYSTAL DRAGONの音の世界観は、体感してのみ得られるものだと思います。

基本的に、体調が整う音が空間に溢れかえっているということでもあります。毎回、最新の演奏がベストなので、今回のセッションも盛り上がること必定!!!

 

 

 

 

 

 

音の背後にある風景

2018年が始まり、本日が7日は、七草粥を食べる日。

昨夜は、高校時代からの親友が集まり、新年会だった。会場になった信の家に泊めてもらって、朝は、そんな七草粥を食べることができ、気持ちの良いスタートとなった。

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今日までが、松の内ということで、今日までは正月な感じだ。

演奏家的に、今年は13日に山場を持って来てしまったので、あまり正月気分ではないのだが、昨夜はとても楽しく意味ある時間を過ごすことができたのだった。

そして、現在製作中のアルバム「新月神楽」の曲名を信の奥さんの愛さんに英訳してもらって、これで、バッチリという感じだ!

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昨年は、本当にいろいろな場所に行って、演奏したり、刺激を受けたりしてきた。

そんな経験が、音へと変換されるのが、今から楽しみなのであります。

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まずは、13日のセッション!

詳細は、以下リンクのブログにて!

http://dragontone.hatenablog.com/entry/2017/12/26/123128

 

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昨年の写真をざっくり選んでコラージュしてみると、こんな風景が、自分の音の背後にあるんだなぁ、と音が視覚的になった氣がする。

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今年は、2月4日の立春の日に、立春大吉ソロライブ決定しました!

暖房の入る煉瓦蔵が使えないことから、原点に戻っての酒蔵開催となりました。

と、言っても一応ストーブを入れることが可能となったので、あたたかくはないですが、極寒とまではいかないかと思います!

ご来場の際には、防寒対策をよろしくお願い致します。

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2018年2月4日(日)open 18:30 start 19:00

桐生市有鄰館酒蔵/群馬県桐生市本町2-6-32

4,000円(当日券のみ)

小学生以下無料

∴防寒対策必須!!!

2018年始まる!

無事に、新しい年を迎えることができて、本当にありがたいことだなあ、としみじみ思う。 

今年は、年明けから、巨大な満月が夜空に出現していて、とてもめでたい気分である。

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今年の正月は、そんな満月の様な、雑煮を初めて食べることができた。丸餅に焦げ目が入って、柚の黄色が美しい!!!

ハマグリのみでとられたダシは、とても上品で旨味が凝縮していて癖になる美味さだった!!!

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自分の小さな祭壇にも、蠟梅を飾り、正月の装いを。そして、昨年、ガンジス川でいただいてきた水もお供えして、シバ神とガネーシャ神が、心なしか嬉しそうにも見える。

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親戚の家での新年会への道すがら、なかなかにシュールな駐車場の案内を見つけてしまう・・・・・。

これだと、ついつい目が行ってしまう。が、目が行くのと行ってみたくなるのとは、別の回路の様だ。

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さりげなく床の間に、松竹梅の掛け軸がかけられ、鎮座するのは、木彫りの福禄寿!

小さいので見落としそうだが、彫りもなかなか良くて、そして、なんと頭の中心にはつむじ状に年輪がピタリと!!!

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福々しい佇まいは、見ているだけで縁起が良い氣がしてしまう。

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見事なつむじ年輪。

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今回の満月は、地球に随分と近いらしく、なんとなく月のエネルギーが降り注いでいる感覚で、自然と夜空を見上げてしまう。

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さて、今年は、どんな年になるのか楽しみであります。

 

2017年大晦日

今年の大晦日は、天気が悪いというので、朝一で気になっていた神社へ、お参りと演奏納めに出かけてみた。

そこは、行ってみてビックリ、氷川神社須賀神社厳島神社という名だたる神社が鎮座するという、神社トライアングルゾーンだったのだ!!!

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氷川神社の警備は、なかなかガッチリ系の愛らしい狛犬が担当しているらしく、結構和やかな雰囲気を醸し出している。

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小さめの神社が三つ集まっているだけかと思いきや、只ならぬ雰囲気の拝殿の核心部・・・。

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最終的に、どうやらここ「厳島神社」に呼ばれていたらしい!!!

こののぼり旗と降りて行く階段の光景が、弁財天で、芸事の神様でもあるので、「さあ、待っていたよ!」と言わんばかりのささやかな歓迎ムードな雰囲気に感じられた。

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階段を降りると、堀で囲われている小さな社があり、もの凄く好きな雰囲気だったので、ここでグンタと羯鼓で2017年の響き納めに奉納演奏を・・・。

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羯鼓は、雅楽で使われる太鼓だが、横打ちの太鼓としては、日本では相当い古い形なので、以前から演奏に取り入れようとしていたのだったが、自分の実力が追いつかない状態だった。

2017年の終わりに、「これからはこれを使いなよ!」という感じにこの弁財天での演奏が良いきっかけとなった氣がしている。

横打ちの太鼓の元祖の様な存在の羯鼓は、やはり中世以降だろうが、その頃の大陸から伝来した音と、それからの日本の音の記憶をそのカタチに秘めているんだろうと思うのである。

2018年は、この羯鼓をいろいろな土地に連れていきたいと思っている次第。

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こちらは、須賀神社の大きな鈴を鳴らす麻縄の先端の大麻だ。「これはすごいなー!!!!」としゃべっていたら、年越しの準備をしている氏子の方が、「高かったんだけど、今年新調したんだよー!!!」とのこと。

この真新しい大麻がデーンッと拝殿の真ん中にあるだけで、相当に清まるし、これを手で握って鈴を鳴らすだけで、もの凄く良い効果が発動されるだろうし、いろんな意味でリセットされる氣がしてしまう。

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なんだか、こんな事を理解しつつ、この神社を守っている方々の空気感が、とても気持良かった。良い場所には、良い人が集まるという原理があるんだろうなあ!!!

 

そんな男達の乗り物は、軽トラだったのも、なんだか嬉しい!!!

 

2017年、大晦日、なかなか充実しておりました。2018年の良き始まりを祈念いたします。