Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

カメラマン・小笹純弥

浜辺のサヌカイトプロジェクトがスタートし、それぞれの道の追求者たちが、サヌカイトというこの讃岐の土地で生まれた石を中心に集結し始めている。

 

このプロジェクトに関わってくる人は、それぞれかなり独特な印象だ。

 

そんなメンバーである、カメラマンの小笹純弥くんも、その一人だ。

写真を共有してくれたので、彼の見ている世界を少しだけ紹介しておきたい!!!

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音が聴こえてくるような錯覚と共に、サヌカイトという石の存在感が伝わってくる。

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クラウドファンディングにて、志を共にするメンバーも募ってますので、ご興味ある方は是非チェックを!!!

土取利行サヌカイトプロジェクト「浜辺のサヌカイト/いのちの海に捧げるサウンドレクイエム」 音楽映像制作 - クラウドファンディングのMotionGalleryf:id:dragontone:20220515093105j:image

仮組みの風景すら素敵に切り取ってくれている。
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小笹くんの世界は、中毒性がある氣がしてならない。

junyaozasa.wixsite.com

閃きを大切に行動した結果・・・

郡上八幡へ向かう途中の信州の景色。いつもは晴れていることが多いので、この厚い雲に覆われた空模様が、やけに新鮮に見える。

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不意に、4月に沖縄でKNOBさんとセッションした音源が聴いてみたくなり、聴き始めた。何回か聴いてみるうちに、ラストシーンへ突入していく場面からの熱量がものすごい事になっているのを実感。これだけ神楽太鼓のリズムと音色が空間を錯綜している中で、ある意味冷静に粛々と自分の行為を行えるKNOBさんの茶道にも通じる音手前とでもいったらいいのだろうか。。。

その世界観を映像と合わせて見たいなあと思いつつ車を走らせる。

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いつもよりも水の量が多い様に感じるダムの景色。このダムを過ぎて、上高地を横目に見つつ、安房トンネルを抜け料金所を通過する。

いつもは左折する道を、何故か直進してしまったのだ!!!

こんな間違えは、あり得ないなだが。。。と思いつつUターンできる場所を見つけて、戻る道すがら横目に何か氣になる氣配を感じる。一回通り過ぎるが、バックして戻る。

この瀧の映像が、なんと先ほど聴いていたKNOBさんとのセッション音源に上手いこと合わさったのだ!!!

道を間違えたのは、これを撮らせるためだったんだと納得してしまった。

youtu.be

5月22日には、新たにKNOBさんとのDUOが企画されている。詳細は、以下のリンクよりご確認を!!!

沖縄で蒔いた種が、開花するかの如きセッションになる予感がしている今日この頃。

hikarulandpark.jp

目が覚め覚めれば郡上八幡に・・・

昨日は、移動の日だった。7月に行われる北軽井沢でのワークショップの打ち合わせがあり、そこを経由してからの、郡上八幡を目指すことになった。

当初、無理だと思っていた打ち合わせだったのだが、「おー!郡上八幡へのルートの途中ではないか!!!」という事で、氣軽に行ってみることにしてしまったが、これが、予想外に遠回りになって、自分でもびっくりだったが、これはこれで良かったのだった。
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浜辺のサヌカイトプロジェクトで、土取さんをピックアップして香川県に行くため、立光学舎に一泊だったのだ。

小さな雨粒が落ちて入るが、なかなか氣持ちの良い朝だ。f:id:dragontone:20220513083531j:image

おかげで、水滴の歓迎を受けて、しばし水の粒子の世界へ想いを馳せる。
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やはり、植物は面白い存在だ。まあ、年齢を重ねてきているので、そのせいもあるんだろうが、じいちゃんが植物をよく観察していた感覚が、少しだけ分かる様な氣がする。
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おそらく、目で見るのも良いが、写真にすると切り取ることで生まれるメッセージみたいなものを感じるので、面白いもんである。
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水滴の化粧をした花や草が、とにかく素敵に見えてくる。
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良いひと時を過ごすことができてラッキーな朝でありました。
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さて、これより讃岐を目指すのです!!!

日々曼陀羅の如し

普段、何氣なく撮っているものは、植物が多いのを実感。

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それぞれをアップしようと思っていたら、何日も過ぎてしまい断念。

だが、そんな記憶の断片を一氣に見返してみると見えてくるものがあった。
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何か良い構図で撮ってみよう、という事ではなく、自分がその瞬間面白いと閃いたシーンを切り取っているということだ。
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植物においては、その造形と透け感とも言える!!!

太陽の位置からくる、とても素敵な見え方があるのだ。そんな時にその場所に居合わせた記念として記録しているとも言える。
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あとは、開花したり、葉が開いていく変化していくタイミングの場合が多い。

そして、植物と虫だったりもする。

大根の種の造形の面白さや、可憐な花をつけたパクチーも素敵だった。
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ありがたいことに、日々、植物のある所に行くことが多いので、かなり素敵な時間を過ごしているのかもしれない。
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iphoneでの撮影は、上手くタイミングが合えば面白いものが撮れるので、楽しんでいる。

大切にしているのは、不確実な即興的偶然性だ。
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なんだかよく分からないが、虫までそれなりに撮れるので、かなり自分のスタイルに合っている。
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全部まとめてみると、曼陀羅の様にも見えて興味深いところだ。f:id:dragontone:20220509172532j:image

およそ、ここ10日ほどの曼陀羅的記録写真なのである。

沖縄からの流れが始まった!!!

 

沖縄で、「わたしとちきゅうフェス2022」に参加したのが、かなり前な感覚となっているが、まだ一ヶ月も経っていないという事に驚かされる。

表向きの演奏としては、イベントでの音開きをKNOBさんとしたのが、一番の大仕事であったのは間違いない。

このすごい樹木の写真は、KNOBさんが帰る前にホテルの裏側にある、ウナジャラウハカという王妃さんのお墓に、はっちゃんに連れられて三人で行った時のものだ。

この時、KNOBさんは龍神祝詞をあげられていたが、俺は、特に何もせず一緒にお参りした感じだった。

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実は、KONBさんを見送りした後に、再度行く流れとなったので、その時にガンクとグンタを持って行って、音を届けてきたのだった。

その後、イベント終了した翌日は、レンタカーを借りて、百名ビーチという場所に行っていた。これは、前回アップした以下の記事の阪田さんのパートナーさんから、聞いていた場所だった。かなりの確率で全ての事柄が繋がっているんだなあとしみじみ感じた瞬間でもあったのだ。

dragontone.hatenablog.com

この百名の海で、石笛をいただくことになったのも、かなり印象的だ。

そして、浜川御嶽へも奉納の音を届けることができた。ここも、かなり重要な場所とのことで、ここでここで奉納できたのもかなり意味のあることだったかもしれない。

そんな沖縄の濃厚な流れを受けて、なんと神楽坂で、KNOBさんとの即興セッションの開催が決まった。それも5月22日というすぐにやってくる日時での開催だ。

こういう時は、かなり良い流れが来ている証なのだ。

詳細は、以下のサイトにご確認を!!!

メインの演奏以外に、個人的に、楽しみにしているのが、このヒカルランドという場所の音響だ。かなり興味を惹かれるネーミング、「 量子オーガニックスタジオ[Hi-Ringo Yah!]. 」。かなりこだわった造りらしく、今からその響きが楽しみで仕方がない。

そして、沖縄で聴かせてもらったのだが、そこの社長さんが弾くピアノがまた興味深くて、少しお手合わせしてもらえることになっているのだ。

かなりの速度感で決まったライブなので、是非、楽しみにしていただきたい!!!

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春の演奏は、ここから始まった!

春分の日のサンデールームでの演奏を境に、冬から春へとエネルギーが急激に変化していった氣がしている。

この時は、メキシコをテーマにした音を追求していたので、太陽の国メキシコのエネルギーが急速に流れ込んで来た感じでもある。

そして、衣装もかなり派手な民族衣装で、コーラ族の木の剣を持ち亀の甲羅のマラカスを手にしている。。。。

そんな3月の末には、その亀の甲羅のマラカスを手に、桐生川の源流で演奏していた。

桐生には、アンダーグランドシーンを支えたクラブLEVEL-5があった。そのオーナーだった阪田さんだ。

何故なのか、阪田さんからは、何度もLEVEL-5でのイベントへの出演の依頼があり、大変お世話になっている。赤城山の山頂付近でのイベントにも呼んでいただき、赤城山で初めて演奏できたのは阪田さんのおかげだった。その体験が元になり、今は小沼での奉納演奏が定例化しつつある。

そんな阪田さんの一周忌の法要をイベントにしてしまうということで、パートナーさんから出演のオファーがあったのだが、予定が合わないので残念に思っていたところ、急遽映像で出演することになったのだ。

撮影は、なんと若干17歳の映像クリエイターの山本賢太郎くん!!!

阪田さんから、生前に「大神様」の映像を撮って欲しいと言われていたとのこと。

彼は、「Bad Guys ART work」という映画制作チームのメンバーでもあり、俺たち世代にはない、デジタルな感覚を良い感じに吸収というか当たり前に使いこなしつつ創作活動を展開している。

若い世代の感覚は、無限大で自分たちには無い素晴らしいセンスや感覚に溢れているんだなあと感じ入る次第。そして、何というか速度感が素晴らしい!!!

彼らのサイト→→→→ Bad Guys ART work

 

阪田さん作詞の「大神様」の歌詞が素晴らしく、そこから始まる儀式の様な桐生川源流での演奏シーンは、山本賢太郎くんに上手いこと料理されてる感覚が何故か心地良い!!!

 

「 大神様 」

みんなのこの地に大神様降りた ひとつになろう この場所で

愛に包まれ 満たされて 悲しみを笑いに変えて

 

心に響くこの音で 目覚める魂 燃やせ

光輝く星となれ 未来へつなぐ 道しるべ

 

バビロン まやかしの世の中 決して操られはしない

自分の生まれた 意味を知る 真実味が蘇る

youtu.be

 

 

浜辺のサヌカイト

いよいよ最終日なので、今回の香川県への旅は、かなり振り幅の大きかったなあ、と思い返している。

奉納演奏するために来て、ついでにプロジェクトの準備だったはずだが、かなり準備の方がメインだったなだなあ・・・・と。

サヌカイトを設置する枠造りで、軽トラも運転したが、これは、最近の軽トラの性能を体験することができて、かなり楽しかった!!!

なかなかの加速力なことにも驚かされた。

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今更ながらではあるが、「浜辺のサヌカイト」というプロジェクトに関わることは、必然だったように感じる。

土取さんが石を選ぶ様子は、ある意味呪術的でもあり、音の錬金術の様な感じさえした。石の並びで、出来上がる世界はどんどん変化していく。削っているわけではなく、石そのままなのだが、その響きは、夢の中でガムランを聴いているような感じさえしてくるほどだった。
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そして、今回、浜辺でサヌカイトの音を響かせる意味は、かなり深いことに驚かさることになった。

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昔、出産する前には、ある期間海辺に作られた小屋で過ごしたそうです。それは、常に聴こえてくる、海の寄せては返す波のリズムを、体内のリズムとシンクロさせることで、母なる地球のリズムと一体化して無事に出産できたという、ひとつの大切な文化だったのだ。

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そんな浜の植生はとても豊かで、行くたび目を奪われてしまう。これは、確か浜麦だったかな。

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この下の花は、浜大根だという。塔立ちした種の元を食べてみたら、結構な辛さでビックリしたほどだった。
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浜にはこんな小さな貝殻が至る所に落ちている。素敵なので、たくさんもらってきたのだったが、鞄のポケットは砂でじゃりじゃりになってしまった。が、大満足!!!
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サヌカイトという、この土地に古くから存在する石。

その石に記憶された何かを、この土地の浜辺で、そして、この土地に生まれた土取さんが母なる海のバイブレーションと共に響かせる。

大のおとなが、生きるのさえ大変な時代に、何故、ここまで真剣になって重い石を海に持って行って、櫓まで立てて鳴らさなければならないのか!?

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この準備を通じて感じた事は、今、自分たちが失いつつある体内感覚、母なる地球のリズムへと回帰するタイミングなんだということだ。

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クラウドファンディングを立ち上げて、応援してくれるメンバーを募っているのも、きっとこのプロジェクトに関わることで、そんな母なる地球のリズムの感覚を、少しでも共有していきたいということなのではないかと思えてならない。

クラウドファンディングの内容面には関わっていないので、どの様に決まって行ったのかは知らないが、選択の余地はほぼない様に感じる。

個人的には、この20,000円の応援コースがバランス良いと思う。

「小笹くんの写真のポストカード」と「工作舎デザインのTシャツ」に「復刻版のサヌカイトのCD」と「今回の映像のBlu-ray」、そして、エンドロールに名前が載る。

エンドロールに名前が載るということは、良い言い方をすれば応援、核心的な言い方をすれば共犯だ。傍観するだけでは得られない、新たな物語を創り出す共犯する感覚を是非味わっていただきたい。

今のこの時代に、一番必要なことは創造していくことだと思うのだ。そんなプロジェクトに関わることができて、ラッキーだと思っている。

motion-gallery.net 

土取さんをはじめ、このプロジェクトに関わるメンバーは、カメラマン、録音、映像に至るまでその筋の凄腕の方が集結している。

しかし、今回は、かなりの冒険もしているということだ。それぞれかなりの凄腕だが、初めて一緒に仕事をするので、その結果どうなるかは未知なのだ。この点が絶対に面白いと思えてならない。

今日は、カメラマンの小笹純弥くんが合流。阿寒湖の氷の写真や夜の森などを独特な表現で撮るらしく、かなり良い感じなので、ポストカードになる作品が楽しみだ。

小笹純弥くんの作品が以下の彼のサイトで見れるので、是非!!!

junyaozasa.wixsite.com

設置に関しては、俺が中心なので、多少の隙はあるかもしれないが、この数日でサヌカイトが最大限に響く状態をどうやれば作れるか分かったので、かなり良い音がこの海に響くことになるだろう。

一仕事終えて向かう場所は、讃岐うどん!!!

この大喜多は、シンプルな天麩羅うどんがおすすめ!!!

天麩羅は、毎朝天麩羅屋さんが持って来るという、こだわり具合。

なんとこの旅で三回目!!!

汁まで完食してしまうほどに美味しいのだ。

こんな漁師たちが捕っている、いりこの出汁が最高に美味いのである。

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