最近、心動かされたことがある。車の運転用のサングラスの鼻に当たる部分の部品が取れてしまったので、通りすがりの、眼鏡屋さんに入った。
「これって、直りますか?」と尋ねると。。。
現れた店主さんは、どことなくいぶかし気に俺のことを見つつ、小さな箱の中を物色し始め、チャキチャキっと、新しいのを付けてくれた。
サングラスを見て、「これ、右手で外してるでしょ!」と。
まさに右手で外していたので、ビックリだった。
こういうデザインのやつは、まっすぐはずした方がいいんだよ!と教えてくれた。
何やら、眼鏡クリーニングすると機械にもかけてくれ、俺の顔に上手いことフィットするように調整までしてくれて、ぶっきら棒だけど、職人的でいいなぁ、と思いつつ、お支払いをしようとした。。。
「おいくらにらなりますか?」と質問したら、
「これで、金なんかもらったらボロ儲けになっちゃうから、もらえないよ!!!」
と、驚くべき言葉が返ってきたではないか。
なんでも、この鼻に当たる部品は、新しいのだが、別のお客さんの交換したものらしく、それをとっておいたものらしいのだ。
久々に、素敵な職人に出会えてて、その心意気にも感化され、ものすごく嬉しい出会いでありました。
おかげさまでで、サングラスは、非常にかけやすく重宝しております。
さてさて、そんな出会いもありつつも、今度の土日は、地元賀茂神社の秋季例大祭であります!
神楽師の人数は、正直ギリギリな状態ではありつつも、とても意味のある練習が毎回行われております。
現在、お囃子の太鼓の方では、ひとりの師匠が元気でいてくれて、後進の指導をしてくれており、その方の持つ神楽の世界観が、ジワジワと伝わってきているところであります。
10月12日(土)宵祭り
17:30位より、「白黒翁三番叟」の上演、19:00過ぎあたりより、「狐釣り」の上演。
この狐釣りは、とても楽しい幕で、特に夜のこの時間帯に見るのは別格!!!
俺自身も、初めて見たのがこの「狐釣り」で、それで、ここの神楽に興味をもって神楽師となったという経緯もあるほど。
13日(日)秋季例大祭本祭り
10:30過ぎより、「白黒翁三番叟」「道開けの舞」
13:00過ぎより、「岩戸開きの舞」「蛭子の舞」「稲荷山種蒔きの舞」となります。
上演状況や内容含め、これだけ渋い神楽は、日本の中でも希だと、言い切ってしまってもいいのでは!と個人的には思いますので、タイミング合う方は、おススメです!