Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

自然に呼応する音と舞

最近は、閃きが実現することが多くなってきている。思考が入ってしまえば、現実的な問題が多くあるので、一旦立ち止まって考えるに違いないのだ。

だが、そのまま突っ走ってしまうのである。閃きが実現しているのは、支えてくれるスタッフ陣の力が大きいのが、正直なところなのだ。

7月に開催できた、近藤等則さんとのセッションも、この閃きから勢いで実現したものだった。

今思えば、本当に奇跡のタイミングでご一緒できたとしか思えない。

そんな閃きが、もうひとつ実現する。

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三輪福さんとのセッションである。

三輪福さんプロフィール

http://miwafuku.blogspot.com/p/profile.html?m=1

いろいろな共演者とのやりとりを、間近で見てきているスタッフ陣も、三輪福さんとのセッションは、「いいですねー!!!」と言ってくれているほどに、内容的には面白いものになるのは確実なのだ。

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昨年から三輪福さんとは、様々な場面で香織を合わせていたので、今年の「夏越ノ大祓」でガツンとセッションしたいと思い、ゲストでお願いしていたのだったが、コロナの影響で開催さえ危ぶまれたので、一旦白紙に戻してもらっていたのだ。

やはり、今年のうちに、セッションしたいなぁ。。。と思っていたら、なんと11月2日に群馬に来るという話だったので、翌日の3日に、無理無理公演を組ませてもらったという流れなのだ。

その後、近藤さんの訃報が届き、個人的には神楽の世界観を持って、近藤さんへの追悼の思いも大きく入ってくると思っている。

題名も、「月読の楽」としたことで、静寂な響きを紡ぎつつ、その流れを受けて解放へと向かっていくようなイメージもある。

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近藤さんから託された、ゴングの響きを満たしていきたい。そんな中で、三輪福さんの舞が何を見せてくれるのか、とても興味深い。

そして、彼女の和製クリスタルボウルの響きの静寂感は、凄まじいのだ。日本で造られたクリスタルボウルの響きが日本に合うのはごく当たり前だと思うが、本当にあのクリアな音は、素晴らしい。

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「このゴングの響きの上で、ラッパを吹きたい!」

と言っていた近藤さんが、エレキラッパの音を何かのカタチで響かせてくれるかもしれない。

本来芸能というものは、時空を超えるものだと思うのである。
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このタイミングで、集まっていただけるみなさんと共に、場を共有したいと思っております。

 

詳細記事は、以下リンクにて!!!

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