立春大吉ソロライブは、それに関わるメンバーが、それぞれ自分の楽しみを見つけて、積極的に参加してくれるので、とても良い空氣感なのだ。
そんなワクワク感が会場を満たしていることが、とても重要な要素なのである。
独特な目線で切り取る、あやちゃんの写真を使わせてもらって、裏立春大吉ソロライブ的な記録を書いておきたい。
俺たちの創っていく舞台には、誰かに指示をしてもらうのを待つ、ということは無い。
その感じがとても好きなのだが、今回参加してくれた高校生のハルも、自分で仕事を見つけて積極的に関わってくれたのが、とても嬉しくもあり、なかなかやるもんだなぁぁぁ!と感慨深く見てしまった。
年齢はバラバラだが、ある意味変わり者ばかり集まった現場が、彼にどう映ったのかは、とても興味深い。
すっかり忘れていた祭壇を飾る花は、母がいけてくれたもので、祭壇を引き締めてくれていた。
できないことは、できる人に任せるのが一番だというのを、こういった舞台を創っていく時に学ぶことになるわけだが、人に任せ切ることが、とても大切なんだと思うのである。
このゴングに水が滴り続ける様にして欲しい!!!!
と氣軽に共有のメッセンジャーに流してみたら、高峯くんから「プロを手配しておきました!」と書き込みが入っていた。
蓋を開けてみれば、水道屋さんの彼が、自前のポリタンクの口に、ピタリッと合う様にエンビ菅を熱して水の垂れる口を用意していてくれ、そこから上手い具合に水滴が垂れる様になっていたのは感動ものだった!!!
なんでも、プロは凄いんだなあと思うのである!!!
そんな想いに負けじと、大銅鑼のセットはかなりの白熱具合だった。あやちゃんの写真でも、そんな片鱗が見て取れる。
サンモを被っていたので、頭に布を巻いたままになってしまったのは分かっていたが、取るタイミングを逸してしまい、そのままとなってしまったのが、今回の自分の中での反省だ。
そして、その大銅鑼のセットからの流れでジンベの演奏となったのだったが、後から音源を聴いてみたところ、今までにないグルーヴと重低音が物凄いことになっていてビックリだった。
このジンベの演奏シーンをかなりの枚数撮っていたのも、そんなことも影響しているのかもれないなあ、と推測したりして振り返ってみている次第だ。
このジンベは、口径が38cmもあってかなり大きい!!!
その大口径から放出される低音は、煉瓦の壁の音を吸収しない特性と相まって、相当なド迫力で、重低音の塊となって会場を満たしていた。
どうやら撮影する側は、神楽太鼓が終わる瞬間に集中しているらしい。。。
バチが開いているショットは、かなりレアだなぁと。
そして、閉じる。。。
このバチを揃えてから、灯りがなかなか消えきらないのでジッとしているわけだが、なかなか消えないその時間が結構良いもんなのだ。
空間に放射されていた音の波がゆっくりと静寂へと戻っていく感覚が心地よいなあと毎回思う。
そんな音が静寂へと緩やかにシフトしていくのとリンクして、灯りが落ちていくのが絶妙な効果を発揮していると思えるのだ。
終演後、桐盛館から打ち上げ会場へ歩き出したところ、怪しげな強面の男が自転車で通り過ぎた。俺たちの横を通り過ぎてすぐに、その自転車は止まって、「亥士さん!!!」と声をかけてきたのには、みんなビックリしてしまった。
その怪しげな男は、久しぶりに会う、大貫くんだった。ちょうど、少し行ったところで、ジェットブラックバーなる飲み屋をやっているとのことだったので、二次会は少数精鋭で押しかけたのだ。
かなり、白熱した討論というか、酔っ払い同士の話は延々と繰り返され夜がふけていったのだった。
翌日の撤収の時間も、何氣に楽しいひと時なのだ。仕込み・本番・撤収という三つの工程を経ることで完結する流れとなっている様なのだ。
この立春大吉ソロライブが無事に終わって、この一年がまた始まっていくのである。
そして、明日のこのイベントに出演するため、今は、マレーシアに居るという不思議。。。。