場所が違うと、空の表情もさえ変わって感じられるのが不思議だ。
山の存在も大きく影響しているのは間違いないが、日光の空は、あまり馴染みがないので、かなり新鮮に感じられた。
昨日7月30日は、香川くんとの異世界セッションの二回目。前回は桐生へ来てもらったので、今回は、俺が香川くの日光へ行くことになったのだ。
当初は、屋外でと思っていたらしいが、この暑さなので、香川くんの大工仕事の師匠的存在だという、小坂さんが住む「幾何楽堂」での異世界セッションとなったのだ。
扉作家さんでもある小坂さん、とても興味深い方で、その「幾何楽堂」も同じくかなり興味深いスペースだったのだ!!!
外観の写真を撮るのをすっかり忘れてしまったので、以下の幾何楽堂のサイトをご覧いただきたい。
扉を開けると、ここは何処なんだ!?と思ってしまうほどに、異次元空間が出現!!!
全てが曲線で作られてあり、その残響音もかなり独特だった。
今回選んだのが、ほぼ金属楽器だったことに、自分でも驚きつつも、この洞窟の様な空間に絶妙にマッチしていた。
香川くんの絵は、終わるまで見ることができないので、終わってから見るのが毎回楽しみでもある。
お互いに、一人でやっている時とは違う世界観が生まれるのがとても面白い!!!
なので、このセッションをしばらく継続してやってみることになったのだが、病みつきになる面白さがあるのだ。
キーワードは、やはり即興だ!!!
お互いの即興感の相性が絶妙に良いのだと思っている次第。
普段は自分の姿は見えないので、こうやって写真で見ると、マレーシアで買ってきたこのシャツ、かなり目立つんだなぁ・・・と。
一仕事終えた後の空模様も、お互いが呼応した様にも見えてくるのも嬉しい。
その後は、子どもたちのお待ちかねの川遊びへ!!!
セッションの間も、子どもたちの出入りは自由になっていて、開放的な空間だったのも面白かった。最後の方では、「お父さん、早く川へ行こうよぉぉぉ!」という声も聞こえてくる大らかさ。
俺の方は、いきなりチャイナシンバルが不意に鳴り響くという音の挨拶もあったり、バチを持って、演奏に参加してきたり、自由奔放な即興の現場だった。体裁を整える必要はないし、混沌の先にある世界が、また興味深いのである。
セッションから川遊びまで、大人から子どもまで楽しんだ一日でありました。
最後は、夕陽が雲の形を浮き上がらせるという、面白い光景を見せてくれ、自然の粋な計らいに感謝である。