Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

流れに乗ったのか、はたまた乗せられたのか!?

8月3日から、郡上の土取さんの所に行って、畑仕事をすることになった。道中の景色を楽しみつつ進むのも良い感じだったが、目を疑う数字を発見してしまった・・・。

ここは高速道路か!?と思うほどの金額がガソリンスタンドに表示されているではないか。

海から遠い分、高くなってしまうのは仕方ないのかもしれないが、これは、かなり厳しい金額だなあとしみじみ思ってしまった。

翌日は修行時代に、ススキの生い茂った同じ場所を桃山さんの指示の元、畑にしたのを思い出しつつ、今回は土取さんのやる方法で畑を作ることになった。なんだか、次の段階へ進む準備の様な雰囲氣を感じつつ土に鍬を入れるのを、積極的に楽しnだのだった。

今回、土取さんの所に来ることになったのは、ひとつの予定を決めたことに端を発する。

それは、知人でもある麻問屋のふっちゃんが、京都の出雲大神宮の磐座に巻く注連縄の寄付を募っていたので、一口乗る事にしたのだ!!!

そして、寄付したら注連縄を巻く御神事にも参加できるというので、京都に行くのもありかな!?と思っていたのだ。

そんな氣持ちを、後押ししたのが、「亥士さん、今、京都にいますか?見たという方がいて確認しようと思って!」という知り合いからの不思議なメッセージだった。

「これは、京都に行け!!!」という事だな。と解釈して今回の旅が始まったのだった。

何も考えずに、閃きの直感に導かれて決めたことだったが、仕事ではないので、かなりの出費にビックリしつつも、それ以上に実りある経験を積むことができて、この流れに感謝しているところである。

この磐座まで、参加したメンバーで注連縄を担いで持って行くのも、素敵な時間でもあった。そして、宮司さんをはじめ、みんなで神域へ入り磐座に注連縄を巻く作業もやるという濃い体験となった。

太古の昔より湧き出でる天の真名井の水が、瀧となって落ちているが、それは上流からではなく下から湧いているという。ふっちゃんが、この湧水でプレスレットなどを洗うととにかくクリアになるということで、みなさん洗って清めると、口々に「こんなクリアで綺麗な色は今まで見たことがないですよー!」と。

俺のは、瑪瑙系のかなりマットなものだが、かなりキラキラして喜んでいる様に見えた。

 

出雲大神宮の天の真名井の水が湧き出ずる瀧の上に鎮座するのが、国常立尊の磐座。そこは、太古の雰囲氣にも感じられ、荘厳な空氣に満ちていた。

 

そして、この旅はここに終わらず、最終目的地の広島方面へ向けて広がりを見せるのだった。

 

つづく。