昨夜は、せっかく伊那市まで足を伸ばしたので、諏訪大社上社前宮へ行くことに決め、急遽宿を取って諏訪湖にほど近いホテルに宿泊したのだった。
昨夜は、諏訪湖が近いからなのかは不明だが、物凄く風が氣持ち良く感じた。
そして、今朝も同じく風がとても氣持ち良かった。
この前宮の巨大な狛犬の迫力は、毎回新鮮に驚かされる。
ここは、やはり水を感じる場所だ。冷たい清らかな水が、いつも変わらず上流から流れて来ている。
流れ続ける事で、水は生き生きとキラキラ輝いて見えるし、この場の清浄さを保っている様に感じる。
今年は、特に感じる清らかな水の大切さを感じているが、まさにここに来て、その思いは一段と強くなった。
諏訪湖方面から向かったのは、富士山方面。硯水不動尊の霊水をいただきに行くことにしたのである。
ここに来て感じたのも、また清浄で美味しい水のありがたさだ。
極端な言い方かもしれないが、美味しい水に、勝るものは無いと言ってもいいかもしれない。
ここは、かなり濃い祈りの空氣に満ちていて、どことなく母の郷里の津軽の空氣に似ているのが、何度も足を運んでしまう要因かもしれない。
今日は富士山は見えなかったが、明日はどうだろう。
夕闇が降りる前の束の間のひと時、空をキャンバスに薄雲が何かを描いている様にも見えた素敵な光景を見る事ができた。
今回の、この南信から富士山方面への行程が、かなり色濃く次のアクションに繋がっていく予感である。