種にするつもりで一本残してあり、鞘が茶色くなるにつれて、何となく畑の御神木の様な存在感を放ち始めていた枝豆。
よく見たら、大豆になって鞘から放たれているではないか!!!
こんな風になって豆が大地へと放たれるのかあ・・・・。と観察してみると、鞘がそれぞれ左巻きと右巻きに外へ向けて螺旋を描くことで大豆が開放される仕組みの様だ。
自然の摂理とは、本当に良くできているもんだなあ、と感心するばかりだ。
畑のこととは言え、畑違いなので、知らないことが多くて、いろいろと刺激になるもんだなあと思う今日この頃。
開き終わった後の造形もまた美しい。
パクチーの種を蒔いて、楽しみにしていたら、なんとなく食べる時期を逃してしまい、可憐な花がキラキラと風に舞っているのが、また良い感じだった。
少し色が違うのも、とても興味津々だ。
昔は、この匂いが苦手で好きでなかったが、師匠の土取さんに、これが食えなかったら、リズムの上達はないぞ!!!と言われ、半信半疑で食べ始めてみたら、とても好きになってしまったという経緯があるので、自分の中では、結構ポイントな香草だ。
今では、微かに匂うパクチーの香りが心地良いと思える。
大好きな大根が、蒔いた時期と場所によって成長具合が違っているが、それぞれが良い感じに育ってきているのも嬉しい。
種というのは、この短時間の間に、これだけ変化していくのは本当に凄いもんだなあ、としみじみ思う。