Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

2019年の夏至は。

春分に行われた、前橋のサンデールームさんでの演奏がきっかけとなり、今年の夏至は、榛東村の耳飾り館でライブをする流れになった。

なんと言っても、地元なだけに、お呼びがかかるのは、とても嬉しいことだ!!!

とりあえず、ライブの題名は考えたものの、ありがたいことに、演奏の内容は、完全に自由なので、通常のライブが、場所が移動した感じだということなのだ。

そして、村営の美術館なのだが、ここ耳飾り館は、羊の皮をかぶった狼と言えるほどに、表向きの公民館的佇まいと、室内の展示状況のギャップが、気持ち良いほどに、反比例しているのである。

展示スペースは、都内から専門の業者さんが来て作り込んだだけに、小規模ながらも、マニア心をつかむ作りとなっている。

 

自分でも、よくわからないが、今年の夏至に、群馬の中央部に位置する、この場所で音を響かせることがポイントになるのかもしれない。

 

そして、この耳飾り館で、冬至の演奏も決まり、今年は、主要な節目の日に、群馬で音を響かせるという稀な年になる流れらしい。

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なんと、先着40名限定の無料の企画となっているので、ご興味ある方は、申し込みはお早めにどうぞ!!!

 

電話 0279-54-1133(牧島さんまで)

榛東村耳飾り館

http://www.vill.shinto.gunma.jp/sisetu/sisetu03.htm

 

日々出あう植物が面白い

マムシ草を上から観察すると、絶妙なカタチをしているもんだと、しみじみ思う。

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同じ仲間の、こちらはウラシマ草。浦島太郎が釣りをしている様子に似ているらしい。

植物の造形は、計り知れないものがある。

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朝の光に葉脈が透けてみえる葉は、目の保養になる。
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よく目にする花が、花から綿毛になっていき、風を待って飛び立つまでの、一瞬、不安定なフワフワ感が、なんとも風情があり、かわいく見える。

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蕾と花が同じ空間にある面白さ。
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そして、やはり綿毛に・・・
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砂場のどんぐりを拾おうとしたら、芽が出ていてびっくり。

この状態から、大きな木へと成長していくんだろう。
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Umeda Ambient vol.1 20190519 SUNDAY

先日の4月29日の梅田の最深部である、石鴨天満宮の春祭りの練り歩きで生まれた、音の源流が、梅田の玄関口である、くわばら理容所へと流れて来る!!!

という表現が、個人的にはとてもしっくりくるのである。

こんな感じに、あり得ないほどにのどかな情景が、桐生川の上流で繰り広げられていて、主催者のモーリーも、ベルを叩いて練り歩きに参加していたのだ。

そんな音が、下流に降りて来るのである。そして、今回の梅田アンビエント、小規模ハイクオリティなイベントで、モーリーの人脈によって、非常に充実したものになりそうな予感なのである。

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フライヤーは、モーリー自身がコラージュを製作して、だんだん育っていくという興味深さ!!!

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最終的なのか、現時点なのか、仲君と俺の写真もコラージュされて、いよいよ19日の本番を待つばかりである!!!

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Umeda Ambient vol.1
20190519 Sunday
14:00 - 19:00
@ quwava lounge(くわばら理容所内)

参加費 
大人 2000円 中高生 1000円 小学生以下 無料
フリーソフトドリンク&スナックス)
※アルコール類、食べ物の持込はご自由にどうぞ。ごみの片付け等自己責任でお願いします。

演奏
石坂亥士
冨沢 仲(King Of Opus, 仲清水)
and more

選曲
森下直哉(くわばら理容所, o-wa Musik)
and more

新緑の美しい5月の梅田の自然環境の中、のんびりと過ごす時間を共有する音楽イベント「梅田アンビエント」。
楽家や選曲家が、自然の風景や空気に溶け込む音を鳴らします。
音に触れながら、散歩したり読書したり写真撮ったり絵を描いたり、それぞれ自由に楽しんでいただきたいと思います。
いつもの休日をちょっと贅沢に。

駐車スペースもいくつか確保してありますが、数に限りがあるため、公共の交通手段である、おりひめバスでのご来場をおすすめします。
梅田線「中居橋」で下車してお越しください。

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timetable
14:00~14:30 DJ 川口雅也
14:30~15:00 Live 石坂亥士 (神楽太鼓)
15:00~15:30 DJ 森下直哉
15:30~16:00 Live 冨沢 仲 feat.オブ知世
16:00~16:30 DJ 田島愛子
16:30~17:00 Live 石坂亥士(大銅鑼+クリスタルボウル他)
17:00~17:30 DJ 川口雅也
17:30~18:00 Live 冨沢 仲
18:00~18:30 DJ 森下直哉
18:30~19:00 Live Ambient Session

ラストのセッションは、俺も参加して、未知数の興味深いものとなる予感!!!

 

長時間ですが、タイミング合う方は、是非です!!!

気合いの6月となる予感、Solo Live 螺旋のグルーブ〜Duo Session 夏越の大祓!!!

6月は、都内でのソロと地元桐生でのセッションが、20日、30日と開催されることになっている。

20日のソロは、会場が本所地域プラザ・BIGSHIPというコミュニティーセンターの多目的ホールなので、神楽太鼓や大銅鑼等にプラスして、和風ドラムセット的なものも久しぶりにやってみようかとも思っているので、普段とは少々違った雰囲気も味わえるかと!!!

 

◎螺旋のグルーブ - Rhythmの宇宙 -

2019年6月20日(木)開場18:30 開演19:00

チケット:一般 4,000円  高校・大学生 2,000円

(共に当日券のみ/中学生以下無料/乳幼児可)

会場:本所地域プラザ・BIGSHIP/東京都墨田区本所1-13-4

BIGSHIPホームページ

問合せ:link.to.as@gmail.com/090-4965-9005(ストウ)

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そして、30日は、言わずと知れた「夏越の大祓」である。年末とこの6月の30日の年に二回ある、神社に作られた茅の輪を8の字にくぐって、日常生活で知らないうちに着いてしまった罪穢れをとって、リセットするという古来からの風習である。

これを、音でやってみてしまおう!という試みなのである。

今年は、雅楽篳篥演奏家である中村仁美さんを迎えてのセッションとなる!!!

雅楽という、古からの音のエキスを現在にも伝えるスタイルの、その中でも気合いの入っている楽器、篳篥と神楽太鼓での夏越の大祓なのであります!!!

古の形態を継承している雅楽の世界に身を置きつつも、ガツンと即興ができる方というのはまずいないのが、現実なのだが、中村仁美さんは、何度かご一緒していて、セッションしても、とても楽しくて、また、スリリングな即興ができる、稀な存在なのである。

前回、ご一緒した時には、仁美さんに呼んでいただいたのだったが、アンコールがかかり、二人でやることになったのだったが、いきなり「では、越天楽を!!!」と、本気なのか!?という無茶ぶりを平然としてくる、気合いの入った方なのだ。

越天楽は、どうなったかと言えば、篳篥の古の旋律に、あり得ないノリノリのリズムの応酬で答え、盛り上がったのだった。

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◎夏越の大祓 - 楽の記憶 -

2019年6月30日(日)開場 18:30 開演 19:00

チケット:4,000円(小学生以下無料/乳幼児可)

会場:桐生市有鄰館酒蔵/群馬県桐生市本町2-6-32

問合せ:link.to.as@gmail.com/090-4965-9005(ストウ)

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いつ何が起こってもおかしくない昨今。

このセッションは、個人的にやっておきたいのである。

そして、身体に刻まれているであろう音の記憶を、臨場感あふれる会場である、桐生市有鄰館酒蔵で、是非とも体感していただけたら、幸いなのであります。

 

篳篥の音色が、神楽太鼓の爆音の中でも揺らめきつつ耳に入ってくるのが、なんとも不思議でならない。

 

古から現在まで残る楽器は、伊達にそのカタチと音を生み出す仕組みをしているわけじゃないのだと思えるのである。





日の本開闢

令和元年に突入した5月1日は、小淵沢に居た。

日の本開闢というイベントのオープニングに出演するためだ!!!

日時は知らされていたが、何をやるのか内容はほぼ分からないままに、前日に会場に入ったのだった。

イベントの概要は、泰平さんのブログの記事で、「美しき緑の星」という映画の上映とだけは知っていた程度。この映画は、見た事はなかったので、一体全体どんなことになるのかなあ????

という具合だった次第。

当日会場入りして、映画の上映前の導入部分での御神事に参加することになっていたのを知る。。。。

今回上映される映画「美しき緑の星」に影響を受けて、作られたラップの映像から始まるという、なかなかにスリリングな展開に、個人的に興味津々だった。

その映像も以下に紹介!!!

平和ボケしているのか、させられているのかはおいといても、異常な状況の今の世である。自分ひとり位・・・。という変な意識が変化していかないと、おそらく何の変化もないのかもしれないし、もっともっと悪い方向へと向かって行く可能性が大きい氣がしている。

そんなタイミングで、この「日の本開闢」というイベントに参加したのは、もの凄い意味のあることだったのだと思うのである。

写真は、まったく撮れなかったので、Knobさんのfacebookの投稿にあった、Akiko Hottaさんの写真を転用してます。

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冒頭部分の御神事は、ラップの映像の流れを受けつつ、サントリーホールでもご一緒した、殿元健照さんの真言と、礒正仁さんの古神道の世界観が錯綜しつつ、そこにKnobさんのディジュリドゥが入り、神楽太鼓とソルフェジオガンクが入っていき、ラストは、泰平さんのひふみ祝詞で締めくくられた。
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今やれることは、やり切ったな!!!!という内容。自分でやっておいてなんだが、凝縮された超古代的日本観を感じたかなぁ。コリーヌ・セロー監督を中心に一枚!!!
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令和の始まりは、きっと忘れることのできない貴重な体験をしたんだなあ、と。。。

 

日の本開闢にご来場いただいたみなさんをはじめ、スタッフ関係者のみなさんに、心より感謝いたします。

石鴨天満宮春祭り2019

4月29日は、毎年、石鴨天満宮の春祭りに参加している。かれこれ12年になるのには、自分でもビックリしてしまう。

今年は、地元梅田の方々がだいぶ多く参加してくれていて、賑わいをみせていた。

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神事が無事に行われ、神事が終わるかと思った時、一人の氏子さんが、「自分たちだけじゃなくて、みんなでお祭りを盛り上げてくれているんだから、この場に居る人達みんなで二礼、二拍、一礼、をししてはどうでしょうか!」という言葉で、その場に居た全員で二礼二拍一礼をすることになった。

これが、とても良くて、その場の氣が一つにまとまった感じがあった。

その後、神楽太鼓の奉納演奏となり、やけに濃密な音が響き、その音に導かれた感じになり、岩木山神社のお祓いの時に、神主さんが叩く太鼓の雰囲気を自分で奏でられたのは、個人的に相当嬉しいことだった。
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今日の神楽太鼓の音色は、湿度が絶妙で、この社務所の中で聴く分には、本当に最高の状態だった。本当に心地良い時間だったなあ。

そして、直会の後には、練り歩きが始まった。

氏子総代だった、今は亡き藤生勇さんがここいら辺の山で捕まえた狐を、ご夫婦で使うために襟巻きにしたものが、先導役となり、狐の行列という感じだろうか。
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思い思いの楽器を持って、基本的に自由気ままに、練り歩いていく。ある様で、なかなか無いであろう、フリースタイル奉納練り歩き。
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狐は、子どもたちが交代で操っていき、大人気だった。終わった後に見てみたら、何となく生き生きした感じさえしてしまったほどだ。

来年の、この石鴨天満宮の春祭りで、また、この狐が活躍してくれるに違いない!!!
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12年も続くと、小さい子どもが大きくなり、自分たちが先頭きってやらなくても、子どもたちがその雰囲気を体験しているので、不思議とその雰囲気で練り歩いていくのが、なかなかに興味深かった。

伝統芸能でも何でもないが、春の良い日に、山道を鳴り物を持って練り歩くのは、大人も子どもも、なんだか楽しく気持ちよいもんなのだ。

そして、今日は今までで、一番この石鴨の自然がキラキラしていた様に感じたのだ!!!

どうしてなのかは分からないが、きっと、見えない部分で、神社の掃除や裏方の仕事を多くの方々が関わって、今日の日を気持ち良く迎えられる準備をしてくれていたからなんだと思う。
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石鴨天満宮の関係者のみなさんをはじめ、参加してくれたみんさんに心より感謝いたします。

来年も4月29日に、この場所でお会いいたしましょう。

桐生川源流から流れ始める音・石鴨天満宮春祭り〜梅田アンビエント

毎年、ひっそりと行われている、石鴨天満宮の春祭りが、今年も4月29日に開催されます!!!

石鴨天満宮という神社は、桐生川の源流域に鎮座している小さいながらも素敵な神社で、この神社との関わりは、確か2007年からだったと記憶している。

ご縁が繋がり、今では毎年、この春祭りで、神楽太鼓の奉納演奏をやらせてもらっているのである。

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11時から神事が始まり、参列した方々みんながお祓いを受けることができるのだが、なにぶん、関わる方々がだいぶ年配なので、物事が早回しになっていて、関係者が集まれば、11時よりも前でも神事が始まる事も多々ありであります・・・。

 
神事の後に、10分程の神楽太鼓の奉納演奏があり、その後は、直会(神主さんや氏子の方々がお祭りを祝って、食事をとりながら歓談)となって、12時半から13時をめどに、参加できる方は、練り歩きをするという流れだ。直会の間は、各自昼食を、という感じ。

参加料ということではないのだが、できれば気持ちを包んで、奉納していただけると、今後の春祭り開催の手助けになるので、とてもありがたく、そして、お赤飯と石鴨天満宮のお札がいただけます。

 

以下の写真の様な感じに、ありえないほど自由に2キロほど桐生川沿いに、各自鳴り物を持って、練り歩いていくのである。

この練り歩きは、一時止めていたのだが、亡くなった先代の藤生勇さんが、「やっぱり、練り歩きの音が聴きたいよなあ〜!!!」という一言から、練り歩きを復活させて、今に至っている。
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谷間に音が響き、練り歩くことで、子どもたちや、参加してくれた方々のエネルギーが渦巻きながら、桐生川を下って行くわけだ。

意味があるのかないのかは、置いといて、なかなかに楽しい時間なのである。

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石鴨天満宮は、桐生の本町通りをとにかくまっすぐ進んでいくのだが、引き返したくなる気持ちを押さえて、どんどん進むと着きます。

石鴨天満宮でお会いできるのを楽しみにしております!!!

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そして、なんと、今年はこの梅田の最深部での音が、梅田の玄関口とも言える、下流のモーリーのお店、「くわばら理容所」まで流れてくることになったのだ!!!

梅田アンビエントの第一回目が開催されることに・・・。

詳細は、以下に!!!

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Umeda Ambient vol.1

20190519 Sunday
14:00 - 19:00
@ quwava lounge(くわばら理容所内)

参加費 
大人 2000円、中高生 1000円、

小学生以下 無料(フリーソフトドリンク&スナックス)
※アルコール類、食べ物の持込はご自由にどうぞ。ごみの片付け等自己責任でお願いします。

演奏 石坂亥士、冨沢 仲(King Of Opus, 仲清水)and more
選曲 森下直哉(くわばら理容所, o-wa Musik)and more

新緑の美しい5月の梅田の自然環境の中、のんびりと過ごす時間を共有する音楽イベント「梅田アンビエント」。
楽家や選曲家が、自然の風景や空気に溶け込む音を鳴らします。
音に触れながら、散歩したり読書したり写真撮ったり絵を描いたり、それぞれ自由に楽しんでいただきたいと思います。
いつもの休日をちょっと贅沢に。

駐車スペースもいくつか確保してありますが、数に限りがあるため、公共の交通手段である、おりひめバスでのご来場をおすすめします。
梅田線「中居橋」で下車してお越しください。