6月5日、6日と開催された、「打・演・奏 Da-En-So」は、入場者数が半分に規制されてしまった関係もあり、両日共に満員御礼となりました。
映像作品としてこれから発表できる予定だが、なにはともあれ石原 ミチさん撮影の、6日の公演の写真で紹介をしておきたい。
とにかく人形のクオリティが半端じゃなかった。この獅子は無垢の木を削り出して作ったという重量級の人形とのこと。口を開いてガチンッと噛むと木の素敵な音が響くのだ!!!
獅子の登場する前、開演の10分ほど前から、神楽太鼓を叩いて場所を清めることにして、二日目は始まって行ったのだった。
山本さんと付き合いの長いという照明さんが、灯りで空間を作り込んでいく。
この熊のぬいぐるみには、個人的に翻弄されてしまった。
即興なので、どの人形にこの楽器ということは決めていないのだが・・・・。
この熊が登場する前の段階で大銅鑼を鳴らし始めてしまっていたのだ。初日は、熊のぬいぐるみに大銅鑼はちょっとなあ、と感じ変化させてみたが、二日目に至っては、やる氣満々で大銅鑼をグワーンッと鳴らした時に、熊さんが出現!!!
それを見た瞬間、見た目と音の違和感が確信へと変わったのだ。これは、熊さんが大銅鑼の音を求めているに違いない!!!
思いっきり爆音で鳴り続ける大銅鑼のシャワーの中で、熊さんは、満足そうに踊っていた。
この小ささで、この精巧さは目を疑うほどだった。
何人ものお客さんの頭を転々として行く。
ホッピーさんとの音のやりとりは、とても楽しいもので、何をどんな風にやっても、どの様にでもしてしまう懐の深さだった。なんにしても楽しい!!!
しかし、ひとりで演じ続ける山本さん、身体の使い方がしなやかで、人形と二人三脚で二人でひとつの世界を創り上げていく。
何が出てくるかわからない面白さ。
月をイメージしている乙女の人形は、ホッピーさんの紡ぎ出す美しい旋律の中で、煌めいて見えた。
ラストは、カッパの人形とのセッションとなった。途中から手拍子も起きて、氣持ち良い盛り上がりのラストシーンとなったのだった。
ご来場いただいた皆さんをはじめ、関係者、スタッフの皆さんに心より感謝いたします。
今回の流れから、10月2日の土曜日19時より、同じ会場である桐生市有鄰館酒蔵で、ホッピーさんとのDUOでのセッションが決まったのも、嬉しい出来事だ。詳細は、決まり次第お知らせいたします。