メキシコの南の方にオアハカ州がある。ここは、死者の日を盛大に祝うことでも知られていて、リメンバーミーという映画の舞台にもなっている街もある所だ。
フチタンは、このオアハカ州の南東部に位置するかなり良い田舎街だ。
活氣ある露店が並ぶ真ん中には、なんと線路があった。もう使われていないんだろうなぁ、と思ったら、ここを汽車が走って来たのには驚かされた!
亀の甲羅を見せてくれるというので、セナイダさんのお宅に遊びに行くと、もうビックリだった。
メキシコでは、昔から亀の甲羅を楽器として使っていたらしく、その文化は今も残っている。紐を付けた甲羅を頭から掛けて、腹の方を鹿の角の尖った方で叩くスタイル。
俺も竹田鎮三郎さんから一ついただいて持っているが、その亀の甲羅よりもかなり大きくて、もう興奮状態だった。とにかく大きさからくる音の膨らみが素晴らしくて、しばらく叩かせてもらったのを思います。
大きな甲羅は、このフチタンでもなかなか手に入らないらしく、「これは博物館へ収蔵されることになっているんだよ!」とのことだった。
今思えば、無理して買っておけばよかったと思ってしまう。
市場には、見慣れないものも随分あって、この花のようなものも、やけに氣になって写真に残しておいたようだ。
フチタンの市場は、メキシコの中でもかなりレアな場所らしく、闇鍋的に、亀の肉が煮込まれたスープなども「これあるぞ!」と、コッソリ見せてくれるのだ。食べはしなかったが、かなり精力がつくんだとか。。。
まあ、一番ビックリしたのは、アルマジロを売っていたことだった。
胴体を一本の紐で結んだだけだったのだが、アルマジロは、それで身動きがとれなくなってしまうそうだ。
セナイダさんと共に市場を後にする。
そして、俺が持っている亀の甲羅も、セナイダさんから竹田さんへの贈り物だったそうで、セナイダさんの亀の甲羅が、今は日本で子どもたちと触れ合っているのである。
おそらく、亀の甲羅をメキシコスタイルで叩いて踊っているのは、俺以外にはいないだろう!!!
そんな亀の甲羅も、春分の日のライブに登場する予定である。
ライブ詳細は、以下リンクのブログにて!!!