Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

カラスマエンドウの宇宙

5月に入って2日目は、畑の草刈りをすることができた。天氣にも恵まれ、とてもありがたかった。

そんな中で遭遇したのは、元氣に生い茂ったカラスマエンドウの蔓の海だった。

そのまま草刈機で刈ってしまえばそれまでだったのだが、あまりの畝り具合と夕方前の陽の照らし方が幻想的だった。

そこは、もうひとつの宇宙の様でもあり、とにかく心地良い空間に思えたのだ。

どんどん、違う部分にフォーカスしていくと、次々と興味深いものが出現してくるではないか!!!

しかし、植物の造形美はヤバイ!!!

一分の隙さえも見せることなく、絶妙なバランスで成り立っている。

「こりゃ、すげ〜な!!!」と心の中で唸りつつ、更に蔓草の海の宇宙旅行は続いていく。。。

素敵な形の蔓にも出逢ってしまった。

目線を下げて草の中に頭を入れるだけで、発光する緑色が歓迎してくれる。

発光する煌めく緑を堪能していると、カラスマエンドウの花の淡い紫がまた素敵に見え隠れして、興味をそそられてしまった。

光と影の妙味とは、正にこれだ!!!と言わんばかりの繊細な中にもその陰影に映し出される世界は、発光する宇宙空間だった。

植物が種を繋いできた今が、ここにあるわけで、そのあるがままにある自然の姿が、本当に素敵に感じられた時間だった。

超絶満足して、畑を後にしたのだった。