Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

立春大吉2024の舞台裏

立春の朝は早かった!!!

今年は、桐生市の水源でもある梅田のダム方面に湧き出ている水を汲みに行くことから始まった。車のライトが必要な時間帯に汲みにいく事は初めてだったが、とても清々しい氣持ちになったのも事実だ。

この湧水は、それなりに美味しいし、とにかく汲みやすいので時々汲みに来ている所だ。前回は冬至の朝だったが、温度が低くて湧水の周囲には氷柱ができていたほどだったが、寒いながらも、今回はそこまでではなくて助かった。

この水で水を浴びるまではしないが、手や口を浄めて墨をすって「立春大吉」と和紙に書いていくのである。今年は、こんな感じになった。自分で漉いたわけではないが、色によって効力が違ってくるのでではないか!?と思えるほどに、色彩の及ぼすイメージは大きいんだなあと関心してしまったのだった。

早く書き始めたのだったが、会場に入れたのは11時位になってしまった。。。。

バリの一対の巨大ゴングの音の中でスリランカのゲタベラという太鼓を叩きたかったので、重労働だがみんなにゴングを吊り上げてもらう。

このゴング、今回手伝いに来てくれた、高校時代からの盟友、信とその息子くんでやってもらうことになって、本番はかなり盛り上がった!!!

これより以下は、スタッフのあやちゃん撮影の画像を使わせてもらってます。

何も無い空間にセットが出来上がっていくのは、毎回思うが嬉しいもんだ。

舞台を創っていく上で、正解は無いと思うが、関わる人間それぞれが積極的にやれる事や意見を出し合って創り上げていける現場は、やっぱり氣持ちがいいのだ!!!

本番前に、みんなで同じ空氣を感じることで、舞台の一体感も生まれてくると思える。

今回のあやちゃんの興味は、この大根だったらしい。

本番の写真でも、ついつい大根が目に入ってしまうのは、きっと大根を意識しているに違いない!?のではないかと思えてしまう。

前日に畑から抜いたものだったが、あまりにもヒトガタだったので、登場してもらったのだ。

このショットは、もう間違いなく大根に魅了されているとしか思えない。

これだけフォーカスしてくれれば、大根冥利に尽きるというもんである。

来た時は、伊東屋珈琲さんの立春大吉ブレンドの試飲があり、帰りはかなりの振動を浴びた差し入れの赤城山特別純米が!!!

この特別純米酒は、酒好きな方も頷くほどに、とても美味しかった!!!

よく見れば、米の響宴 とあり、今回のライブにピッタリのお酒というのもありがたいことでもあり、打ち上げの乾杯で、みんなそれぞれの栄養になったのありました。

近所のお百姓さんにこんな話を聞いたことがある。

「その土地で育った米を、その土地の水で炊くのが一番美味いんだよぉ!!!」

という事は、群馬の地酒の赤城山を群馬で開催するライブで音を浴びてもらって飲むというのも理にかなっていると思えてならないのである。