28日は、毎年恒例となっている餅つきだった。青森の母の実家の本家で不要になった臼と杵が、今は群馬で活躍しているわけだ。
なんと、自由の森学園の現役高校2年の慎も何年か参加してくれていて、だいぶ上手くつけるようになってきたのも、良い感じで、小学生達の遊び相手にもなっている。
翌朝は、早朝から子ども達と裏山散策へ!
猪が出るかも?!という事で、それぞれ弓矢と槍を持参しているのが、不思議感を増している!笑
7時半は、さすがにまだ寒いが、空気は、清々しい。登山道には、所々に、見守り地蔵が鎮座している。この感覚は、良いとは思うが、ベースに生コンはあまりいただけないなぁ、と感じてしまう。
木のお地蔵さんを土に埋めるだけで、最後は朽ちて山に戻るような風流さが、個人的には好みだなぁ、と。。。
茶臼山の山頂付近は、障害物がないので、わりと良い風景で、赤城山や浅間山がよく見渡せるので、近年では元旦の初日の出を見ようと、結構登る人も多いんだと、父が話していた。
山頂には三つの石の祠があり、赤城山を背にしている。標高200メートル程度の山だが、それなりに登るので、ちょっとした登山気分も味わえて、山頂に立つと気分爽快という感じなのであります!
茶臼山を経由して、尾根伝いに水道山までの道のりは、1時間半位だろうか。槍と弓矢を持った少年二人に先導されてズンズン進んで行く。
はじめに会ったおじさんは、不思議な顔をしていたが、次のおばさんは、「いーねぇー!作ったの?!」と楽し気に声をかけてくれた。
結構松食い虫にやられていて、朽ちていく木々も多い。そんな朽ちていく木々は、その木の性格の様な核心部を見せてくれている。
毎回ここの山道を歩く時、この木々が朽ちていく核の形を、とても興味深く観察している。
ほぼ全てが絶妙なバランスで朽ちていく。きっと自然の摂理にのっとっていれば、全て絶妙なバランスの中におさまるんだろうなぁ。
俺が小さい頃、祖父がよくこの辺りの山に散歩に連れて来てくれたのが、今の感覚を育ててくれているのもあり、今も、その感覚は絶えずに継続中なんだなぁ、と思い返す早朝登山となったのだった。