ここ最近は、梅雨に入ったとはいえそれなりに過ごしやすい日もあり、朝の散歩が結構楽しみでもある。
花や植物に、呼び止められる感覚の時にパチリッと記録しているのだ。
子どもと一緒の時がほとんどなので、勝負は一瞬のタイミングを逃すと、チャンスは再び訪れることがないのである。
これは、即興演奏と通ずる部分もあり、かなり楽しみつつ鍛錬もしている感じなのだ。
珊瑚樹や小待宵草、掃溜菊など知らなかった草花の名前を知るのも面白いもんだと思えてきた今日この頃。
道には、綺麗なものだけではなく空き缶や轢かれた蛙などとも遭遇する。
「なんだ、この白い可愛い花は!?」と思えば、それは蕎麦の花だったりして、妙に納得したり。コンクリの側溝の微妙な隙間に生えていた、ちょっと氣になる草がコスモスだったりしてコスモスの葉というのも素敵なんだなあと新たな発見があったりものするのだ。
この時は、花弁が一枚だけ残った花が氣になって、自分としてはそこをクローズアップしていたら、娘から「亥ちゃん!!!大きなハチ、ハチがいるよ!!!」とすぐ隣の花に大きめな蜂がいてビックリだった。
興味を持ったら、とにかくそこに集中して、まわりはあまり見えないんだなあ・・・。と自分の習性というか性格を再認識し直したりもしつつ、朝の散歩は続いていく。
小待宵草の黄色い花を撮ろうとした瞬間に、モンシロチョウが飛来して偶然にも写った一枚もあり、なんだか面白いもんだなあと思ってしまう。
子どもの頃から、この花はよく見たし花を飛ばしたりして遊んでいたが、初めて貧乏草を綺麗だなあと思えた。と思ったら、「ハルジオン」と「ヒメジョオン」という似た品種があるらしいのだ。
どうやら、これはヒメジョオンのようで、漢字だと「姫女苑」とある。この漢字を見て、美しく見えたのも頷ける。
アップでの花もいいが、引いて見るその植物の造形も興味深い。
アメリカ鬼薊は、やはりアメリカと名が付くだけあり、かなり仰々しい。。。
桃色で小さくかわいい花は、虫取撫子というらしい。花が終わると、中心部分の星形も残って種になっている姿も、なかなかの雰囲氣だ。
緑の林の様にも見える、トクサの存在は知っていたが、先端につくしの様なものができていたのは初めて見た。茎がやすりになるので、ツゲの櫛を磨く時に使われたり、陶芸でも使われていたんだとか。
実際にその茎で爪をやすってみたが、それなりに削れる!
「これ、名前なんて言ったっけなあ???」と話していると、自転車に乗った通りすがりの女性が「これ、トクサって言うのよ!」と名前を教えてくれて、軽快に走り去って行った。
今日そこを通ったら、なんと全て刈られてしまって、寂しい状態になっていた・・・・残念。
ちょうど田んぼが始まって、水を入れている所が多い。水を見ると、子どもは引き寄せられるのは、今も昔も変わらない遊びの法則なのかもしれない。
ゲンゴロウも見ることができて、ラッキーだった。
箒みたいだと思ったら、箒木という草だった。黄色い可憐な花の名前は、それに反して掃溜菊というのもビックリだった。
そして、最近はハーブが充実してきている。土取さんの所からいただいたミントに山椒、モロッコミントにモヒートに使われるキューバミント、イタリアンパセリ、レモンバームに、数十年来の夢だったレモングラスも植えることができた!!!
かなり安く夢が叶ってしまったが、とても嬉しい!!!
育つ育たないはおいといて、植えられただけでも、かなりの満足度な事に自分でもビックリしている始末。
朝の三輪車散歩では、蛇の子どもにも遭遇して、かなりのハイテンション!!!持ち方を教えたら良い感じに発光する蛇に見える。守護神になってもらうため、庭に放してみたが、さてどうなるか・・・・。
その瞬間を楽しみ切ることで得られる満足度はかなりのものだと思え、日々、曼陀羅の如しである。