公演当日は、KNOBさん、魂宮時くん、俊介さん、ユーリーと一緒に、ホテルから近くの会場まで、ファッションショーの衣装を運ぶことから始まった。
通りがかりのおじさんが、魂宮時くんに何やら話しかけている。
どう見ても目立つことには違いない。
室内用のハンガーラックに、たくさんかけられた衣装が重いのだが、なんと会場までは上り坂。
やっと登りきった!と思ったら、ユーリーが、「悪いニュースがある・・・。」
「ここからは、渡ることができないから、下へ戻らないと。」
ということで、下ることに。
あろうことか、もう少しと言うところで、たくちゃんと俺が運んでいるハンガーラックのタイヤが壊れてしまったのだ。。。
会場まで二人で、ハンガーラックを担ぐ。いやぁー、なかなかの重量で、朝から一汗かいてしまった。
会場の脇には、非常に興味深い、移動遊園地的なスリリングなアトラクションが鎮座している。
程よい広さのシアターで、照明も入るので、その効果が素晴らしい。
アダムさんが、このシアターを熟知しているので、丁寧に明かり作りを照明さんに伝えてくれて、とても効果のある明かりになった。
おそらく初めてとなるフォーメイション。上から見ると、なんとなく枯山水の様な雰囲気さえする位置どりになっていたんだなぁ。
こちらのDJの都合が悪くなってしまったということで、日本から音源を編集してきたので、アダムさんが、モデルさんたちの動きを組み立てていくのを、非常に興味深く見てしまった。
深夜に録音した川の流れにカジカカエルの鳴き声が全編に薄く入れてあり、そこにピグミーの音源やエレクトロニカな曲が入ってくる組み立てだった。
それなりにマッチしていたとは思うのだが、もっと違う感じもありだな、と思い、演奏とは別に音楽の奥深さを感じた時間だった。
子どもが衣装を着ると、反則と言っていいほど、可愛らしい。
素人のモデルさんたちを、アダムさんが、短時間で本当に良い感じに組み立ててくれたのに、ビックリだった。ご自身では、コンタクトインプロをしているし、振付家でもあるので、こだわりも強いが、素晴らしいセンスを持っている方だった。
ひとまず、今日はここまで記録しておきたい。
三部のことは、次回の記事にて。