毎月の新月に、一枚の音源を届けるというプロジェクトを一年間やってみて思うのは、その時その時に必要な演奏の機会が訪れ、そこに閃きが起こり、一枚の音源が完成していくと言う流れがありました。
この方法は、今の自分のスタイルにとても合っているのを感じている今日この頃です。
SNS全盛の今、郵送で音源(CD-R)を届けると言うアナログ極まりない方法が、年賀状などとは違って、とても有意義な氣持ちになるのが不思議です。
まあ、雑誌の定期購読みたいな感覚に近いとは思いますが、音源が演奏者から直接送られて来ると言うのは、なかなか無いことだと思います。
今は亡き、近藤等則さんのアルバムが、彼の直筆の手紙付きで発送されてきた時の驚きが、心の何処かに刻まれていて、今回のプロジェクトを始めてしまったのかもしれないなあ、と今思っています。

この10月の新月から始まった第二弾の最初の音源は、今までに無い楽器の取り合わせとなり、濃厚な音像が出現したので、ダイジェストで紹介しておきたいと思います。
ーーー以下 vol.13 解説文よりーーー
2年目に突入したこのプロジェクトの最初の音源は、「水龍への祈りの道」と言う題名にすることにしました。これは、先日の記録的豪雨に襲われ、大きな爪痕を残した能登での出来事がそうさせたとも言えます。
秋分の日にどこか場所を選んで、そのために演奏して録音しようと思っていたのですが、その時間をとることができませんでした。
しかし、運良くも秋分の日の2日後に演奏する機会があり、おそらくそのタイミングがベストだったのだと思えます。
自分の中の裏テーマとして、水龍(循環し続ける水と言う存在)と言う強大なテーマへと周波数を合わせるように、音の響きを紡いでいくことができました。
それは、深い静寂の中から立ち現れる響きと、対照的にもかなり強烈に炸裂爆裂した音像も出現しました。
今回の音源の2曲目「水龍への祈りの道」では、同日に行われた演奏をサウンドコラージュして、大銅鑼と各種金属打楽器の音源に、ジンベ(西アフリカの太鼓)の音源を同じ時間軸で重ねています。ジンベは、一本の木をくり抜いて造られた西アフリカの叡智が結集した太鼓でもあります。そして、大師匠のミルフォード・グレイブスは、「儀式で使われる太鼓は木をくり抜いたものでなくてはならない!」と言っていました。そんな意味において、大銅鑼の作り出す混沌の宇宙空間に、ジンベの脈打つ鼓動が重なったことで、響きが立体的に全ての方向に螺旋状に放射していく様にも感じられました。そんな初の試みは、自分の中で大きな可能性が広がった機会にもなりました。
3曲目の「神楽・統合する水」では、炸裂する神楽太鼓のリズムとグルーヴの背後にも、同日に演奏したソルフェジオガンクとグンタの音を流すことで、陰と陽が融合した効果に感じられ、聴いているだけで中庸の感覚や状態を掴める様でもあります。リアルな生演奏では味わえない、不思議な感覚となったのもかなり興味深いことだと思います。
水龍への祈りの道
01.記憶する水の振動
02.水龍への祈りの道
03.神楽・統合する水
Shingetsu-Kagura Project の申し込みは、随時受け付けておりますので、氣になった方は、下記アドレスまで、お名前、ご住所、お電話をご明記の上、ご連絡ください。
参加費20,000円(12回分の送料込み)となっております。尚、この第二弾から、単発での販売も始めてみることにしました。そちらは、2,500円(送料込み)となります。
問合わせ・申し込み dragontone@gmail.com まで!!!