昨日から大阪のホテルNCBに滞在しているのだが・・・・
ここに辿り着くまで、かなりのストーリーが展開されたのである。スパイラルアームズの楽興に「旅路」というのがあるが、まさに即興演奏トリオに相応しい良い意味で試された旅路となったかなぁぁぁ。
ことの発端は、土取さんのメインで使っているノートパソコンの調子が悪くなり、ネットに繋がらなくなってしまったのでそのパソコンを持ってこれなかったことだった。大阪で予約したと思ったホテルに着いて、いざチェックインしようとしたら、予約の確認が取れないという事態に陥ってしまったのだ。
そのホテルの方が、かなりの時間をかけて色々な方法で確認してくれたのだったが、予約の記録が無いという事態!!!
カード決済しているということで、カード会社に電話して、引き落としの日時と会社が判明したが、ホテルの名前ではなく、決済代行会社の名前までしか分からず、もう一歩のところまで来たのだが、如何ともし難い状況。
ダメもとでその会社の名前で検索すると、なんとラッキーなことに電話番号が判明して、そこに電話したところ、決済日と金額を伝えたところ、ホテル名が判明して、なんとなんとそのホテルではなく、違うホテルだったという・・・。
物語的にはかなり面白い展開かもしれないが、「もしや宿無しか!?」という状況だったわけである。
三人寄れば文殊の知恵という事で、なんとかホテルにチェックインできて事なきを得ることができた!!!
ありがたきかな、即興黄門一行トリオの大阪への「旅路」となったのだった。
朝起きると、窓の外が騒がしいと思ったら、3羽の鳩が!!!
縁起良いのかどうかは置いておいて、なかなか面白い状況ではある。
会場となるCHOVE CHUVは、楠の沢山生えている靭公園のすぐ脇にあり、楠の木々から発せられる清々しい空氣が氣持ち良い。
二度見してしまったが、高速道路よりも高額では!?と思えるこの界隈の燃料の高さに目が飛び出た。そして、ホテルで宿泊税なるものを徴収され、入湯税に次ぐ不信感を覚えたが、この税金は誰の懐へ消えゆくのか、はたまた開催中の愚かな博覧会の費用に当てるのか・・・
京都の拾得の前にもバイクが停めてあったが、こちら大阪CHOVE CHUVAの前にはカスタムされた一台が!!!
1階の店舗の人のものだと思うが、良い雰囲氣のバイクがあると、ワクワク感が出てくるので嬉しい限りだ!!!
階段を上がって、2階がお店の入り口で、異国への扉が待ち受けている。
店内には、祭壇的なものが飾られており、かなり氣になる人形たちが鎮座している。先日の拾得で、ラストに飛び入りしてくれた松田美緒さんのポスターもさりげなく壁に貼ってあった。
この人形たち、ブラジルのカンドンブレという民間信仰の偶像的モチーフで、店長さんの友人のコレクションとのこと。どれもクオリティが高くてしばし観察。
以下の写真は、CHOVE CHUVA店長の信定香波さん撮影のものを共有させてもらいました。
さすがに良いところを切り取ってくれていて、嬉しい限り!!!
呉鼓、スリランカのゲタベラ、南インドの口琴のモールシン、土取さんの往年の相棒PAISTEのゴング、そして、メキシコの亀の甲羅!!!
今回のツアーに出発するにあたって、最後に一応積み込んでおいた亀の甲羅が、大活躍しているという嬉しい展開だ。
普段は、子どもたちの民族楽器のワークショップの時に使っているので、自分が亀の甲羅を叩いているところの写真は公開できないので、かなり貴重なショットかもしれない。
そして本番では、南インドの壺ガタムとの共演までするという、亀さん大活躍でありました。
亀の甲羅のお腹の方を、鹿の角の尖った方で叩くのがメキシコの伝統的スタイルだ!
スパイラルアームズのトリオでのセッションは、土取さんがドラムセットに座ると、世界が一変する。きっとドラムセットでこれだけのグルーヴと世界観、そして普遍的な民族音楽のあり方をも凌駕する音像は、フリージャズから始まっているということだが、底無しの深さで他の追随を許さないだろう。
そんな強大なリズムの螺旋の渦に、俺と竹原くんは飛び込んで行くのである。
ご来場いただいた皆さんをはじめ、関係者スタッフの皆さん、どいうありがとうございました!!!
そんなスパイラルアームズの旅路は、まだまだ始まったばかり!
次の会場、高松の栗林公園へ向けて飛び立って行くわけであります。
高松で会える皆さん、よろしくお願いします!!!
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