昨日は、8月のライブに来てくれた、笙の演奏家・音無くんのライブに行って来た。
BRÜCKEというカフェで、20名限定で開催される、アンビエントセットだ。
上の画像は、イベントページにあったイメージ画像だが、とても良い雰囲氣で、行く前からかなりの好感触!!!
どんな事でも、遊び心と少しのアーティステイックな感性があると、グッと良い方向に加速していくのを感じる。
当日になって調べてみたら、チンチン電車に乗ることが判明!!!
その存在は、町屋の駅前でよく見かけていたが、乗るのは三回目だ。あまり乗る機会がないという非日常感が、異世界へ旅をしている感覚にもなって、その道中も楽しいものだった。
王子駅から乗って、小台駅で下車。
少し歩くと、氣になるおでんやさんが・・・
「なんで大阪屋なんだ???」と思ってよく見ると、なんと創業昭和11年!!!
コンビニでは「おでん」を買おうとは一切思わないのだが。。。。
ついつい買ってしまった。
どこか食べられる場所がないかと思って歩いて行くと、すみだ川があって、その橋の袂に目を惹く像があった。
すみだ川を見ながら、おでんをいただく。とても素敵な川というわけではないが、旅行氣分を味わいつつ良い時間を過ごすことができた。
橋の方に戻って、氣になる像をよく観察してみたら、なんと掛井五郎さんの作品ではないか!!!
さり氣なく、掛井さんの作品が、誰でも触れる場所に設置してある足立区って、やるなあ!!!と思ってしまった。
普段は、あまりにも車移動が多いので、歩くっていいなあ!と思うのと、何氣ないものに目が行くのも新鮮だった。
笙とイギルのセッションは、言うまでもなく良かった!!!
この組み合わせって、昔からあったんじゃないの!?というほど相性バッチリで、この笙とイギルの音が同時にある音風景は、アボリジニの人たちが森の中でディジュリドゥを吹くことで、時空を越えて祖先と交信するというドリーミングの感覚を思い出した。
中盤に、このDUOに楽琵琶が入ったシーンがあったが、これがまた時空が捩れる様な感覚を覚えた。緩やかに、音の神秘の片鱗を垣間見せてもらうことができ、かなり充実した時間を過ごすことができて、秋分という節目のタイミングにありがたい音像の中に身を置けたことに感謝したい。
そして、珈琲がとても美味しくて、豆を買ってしまった。
見慣れない土地での夜景は、素敵に見えてくるのが不思議だ。
夜のチンチン電車は、かなり雰囲氣あって、どこか別の世界へ連れて行ってくれる感じさえしたなあ。