人の世とは関係なく、桜が良い感じだ。
4月4日は、清明。読んで字のごとく「清く明らかなこと!」という、そんな縁起の良い日に、前橋のサンデールームで、「花の咲く音」と題したソロライブを行うことができた。
ほとんどのイベントやライブが中止になっているこの時期に、ライブを開催できたのは、もの凄く貴重なことだと思う。サンデールームに感謝である。
この状況下なので、プライベートライブという感じだったが、この雰囲気がとても良かった!!!
このタイミングなので、衣装をどうしよう!?と思った時、昨年、うさぶろうさんが作ってくれた総シルクの宇宙的なものが頭をよぎったのだ。
この衣装は、着る時と場所を選ぶはず。。。。
今回はこれだな!!!ということで、普通に考えたらサンデールームで着る衣装ではないが、この衣装を選んだわけである。
前回着た時に感じたのだが、うさとのシルクの衣装は、演奏家として別の次元の感覚を体験することになるのだ。
普段はここまでやらないのだが、バリの高僧さまに作っていただいた聖水を、二種類ブレンドして、それをシンギングボウルに入れて、音を響かせた。
シンギングボウルで、ソルフェジオガンクを囲んで、それにプラスしてバリの法具のグンタ。金属系楽器の最強の布陣である。シンギングボウルの倍音が重なることで、宇宙から音が降りてくる様な感覚に陥る。
そこにソルフェジオガンクが加わると、その非日常の音響世界はどんどんと広がりをみせ、その空間に音は染み込んでいく。
そして、大銅鑼の響きは低音と超高音が入り乱れ、錯綜するリズムが更に倍音を増幅させ、まるで宇宙空間に居る様な世界観となるようだ。。。
このサンデールームの響きが、やけに心地良い。神楽太鼓は、最初からやる気満々な響きに自分でもビックリだった。
とにかく心地良く響く空間だった。心地良く響くということは、良い場所ということなのである。
ここでしか聴く事のできない音がある。
また、ここサンデールームで、この心地良い響きを味わいたいと、勝手み思っております。
ご来場いただいた、みなさんをはじめ、サンデールームのみなさん、スタッフのみんなに、心より感謝いたします。
こういった活動を押し進めていくのが、非常に困難な世の中となってますが、芸能の火を絶やさぬよう、精進していきたいと思っております。