Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

いろいろな仕事があるもんだなぁ・・・と。

昨年の、中之条ビエンナーレで共演した、イタリアの造形作家のマコトさんと、舞踏家の松原 東洋くんとの作品のDVDが届いた。

 

Codice NB Ver.1と記されたDVDは、昨年の記憶を呼び覚ましてくれた。

 

次から次へと様々なジャンルの仕事があるので、昨年の夏が遠い記憶のようでもある。

 

こういった感じに、ひとつの記録が存在するのは、とてもありがたいことだと思えるし、実際にDVDという形にで手元にあるのは、とても意味のあることだと思える。

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最近は、6月あたまに、名古屋で行われる橋の下音楽祭というイベントに、韓国の獅子舞(サジャ)の脚役で出演することになっている。

サムルノリチームのアンデミノルムセ代表の康明洙先生が、なんと、このサジャを作り上げて、そのサジャでの出演なのである。

アンデミノルムセでは、この夏に公開される映画「菊とギロチン」の劇中の効果音楽としても、サムルノリの音源が使われているし、ここのところ、少しずつではあるが、出演の機会が増えているが、獅子舞の脚は、いろいろな意味でなかなかである・・・。
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この韓国の獅子(サジャ)は、仮面以外は、康明洙先生の手作りなのだ!!!

胴体の網に数種類の毛糸を結び付けていくという途方も無い作業を地道にやったとのことで、本当に先生の前向きな根気には、頭が下がってしまう。

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この脚用ズボンも勿論、先生の手作りであり、通常これを履いていたら、相当愉快な感じとなりそうだが、この獅子舞とはバッチリの相性!!!

しかし、履くだけで暑いので、夏は絶対にNG演目決定だろう!!!

 

そして、獅子舞の脚をやった後には、下北沢にて、ウタマヒノツカサの即興公演に出演。その翌日には、なんとイギリスへ行くことに。イギリスでは、下の写真の巨石の聖地へも行く予定となっている。

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この時期に咲く花の中で、好みは渋目な花だったんだなあ、と実感。。。

この花、実は黄色くて、同時に沢山の花をつけているのだが、このトーンにしてみるとより渋味を増して、良い感じなのだ。個人的な見解ではあるが、花の繊細な造形美というのが、音の在り方と似ている氣がしているのである。
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そんなイメージを感じ取ってくれてか、今回の有鄰館酒蔵三部作のフライヤーは、花や植物がそれぞれの回のモチーフとなっているのが、嬉しい。

 

6月30日は、「夏越の大祓 音霊のカタチ」と題して、ディジュリドゥのKNOBさんを桐生に招いての贅沢な時間を過ごしたいと思っている。というか、もう決まっている。

高貴な紫を基調とした漆黒な世界観のあじさいが、その音の世界も垣間見せてくれる様な氣がしてしまう。

そして、KNOBさんとは、イギリスへも一緒に行って演奏をしてくるので、この一連の流れが、この夏越の大祓に影響しないわけがないのである!!!

本当の意味での上半期の締めくくりにふさわし内容だと言えるだろう。

夏越の大祓は、神社に立てられた茅の輪をくぐって、半年間に知らないうちに自分に着いてしまった余分なものを祓い清めるというもの。

それを、ディジュリドゥと神楽太鼓でやってみよう!という試みなのである。

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2018年6月30日(土)開場 18:30 開演 19:00

会場:桐生市有鄰館酒蔵/群馬県桐生市本町2-6-32

 4,000円(当日券のみ、中学生以下無料・乳幼児可)

KNOBさんのブログ

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酒蔵の後ろには、この巨大な楠が鎮座しています。この巨木に会いに来てみるのも一興かと!!!