8月18日の夕刻と19日の日中に、天空ノ祭禮2024を無事に行うことができた。メンバー並びに、見に来ていただいた皆さんに心より感謝いたします。
西原直紀くんが、メンバーのオフショットを撮ってくれていたので、ここで紹介しておきたい。当人の写真は無いので、クオリティが落ちるが、俺が撮ったものを載せておきたい。
この世知辛い世の中で、氣持ちよく参加してくれる仲間がいることが、とても嬉しい。


5年目になる今年のテーマは、原点に帰ることだ!!!
メンバー含め、全てをシンプルにしていくことにした。

なんとなくのイメージで、笛の音を小沼に届けたと思って、ほんの少しだけ音が出る父の能管を持って行ったところ、なんと高峯くんが篠笛を持って来たというので、最初は二人で笛の音を届けることになった。
篠笛がしっかりしている分、能管がたまに鳴る程度でも不思議と良い雰囲氣になったのはありがたかった。
今回の目玉と閃いて、バチを庭の花梨の木から作ってまで準備した平太鼓は、完全に読み違えた・・・・。
一発目を鳴らしてみて、唖然!!!
あまりの湿度に、皮の振動が見えるかの如きで、あり得ない低音が鈍く響く程度だった。
しかし、その音はあまりの低音にして、連続して響きを紡いでいくと、自分のまわりの空氣と地面をも振動させる錯覚に陥り、異次元の世界へワープした感覚になった。
全ての音が、小沼の自然の在り方と呼応していく。
それは、シンプルで濃密な奉納演奏の一つの在り方を体感した時間でもあった。

宵の奉納の集合写真が送られてきて、ビックリ!!!
「亥士さんは、太鼓の前で!」と言われて、グンタとお氣に入りの韓国のシャーマンの使う鈴を持ってみたのだったが、Usaatoの衣装とも相まってかなりの教祖感に・・・・。
名前を付けるとすれば「天空ノ祭禮狂団」6人と一匹。

宵祭りも無事に終え、前橋の街中のホテルへ。
お祭りには直会がセットということで、ほぼまん丸なお月様を見つつ直会兼夕飯へ!!!

翌日の「天空ノ祭禮」当日は、赤城山を登って行くと、目の前に見慣れたジープが!!!
なんと、コマちゃんが顔を出して世間眺めをしながら走っているではないか!
ということで、ジープを先頭に3台で連なって小沼までの道中となった。

その道中で、友人で石川県在住のフルート奏者・上野賢治さんから上の画像が送られて来た!
「天空ノ祭禮」のことが氣になる!という投稿をしていたのだったが、この新潟県の画像は、何を意味するのか・・・。

小沼は、雲はありつつもとても、良い雰囲氣。
やはり、上野さんはやって来たのだった!!!
雲のカーテンが、俺たちの方にやって来るという幻想的な光景から始まった。

絶妙なタイミングでの抜き差しを繰り返してくる上野さん。
さすが、良いなあと思える数少ない即興演奏家のひとり!!!

全く同じ感覚ではないが、共有できる部分は多く、それが逆に相乗効果隣、お互いに充実した奉納の時間を過ごすことができたと思えた。

ラストシーンは、ミドルサイズのフルートと、縄文の笛で、息吹の呼応となった。
それは、だんだんと静寂へと向かって行った。
即興演奏の醍醐味は終われることでもあり、今回は、小沼との三者の奉納となったが、終わりのタイミングで終われたことを、遠雷の音が、「ご苦労だったな!」と言ってくれている様にも聴こえた。
当日のダイジェスト動画が、臨場感たっぷりでアップされたのでここで紹介しておきます。

撤収後の集合写真は、前日とは打って変わって、和やかな感じに。
今年もこの場所で奉納演奏ができたことに感謝しつつ、また、来年もこの場所にかえって来よう!!!