いつの頃からか、出演しなくてもいい時には予定が重なったりしてそのイベントには出演できないことになっているようだ。
今回の「農cafeの梅まつり」も撤収日と重なってしまい実は難しいかな・・・、と思っていたのだったが、「午後なら行けそう!」ということで、主催の岩田さんが14時からのライブを設定してくれたので、それならば!ということで参加してきたのだ!!!
それも、三輪福さんと一緒というスペシャルなライブとなった。
三輪福さんには、ラフな感じで楽しくやりましょう!と声をかけて、亀の甲羅を鳴らしながら座敷へ入って行き、ジンべなどで楽しくやって、その後、夏越ノ大祓でも使ったプクの爆音で、「裏・夏越ノ大祓」という感じの流れを・・・。
眠っていた赤ちゃんは、プクの爆音で目を覚ますかと思いきや、爆睡を続けていたのが印象的だった。
ソルフェジオガンクの音と共に、庭先に現れた三輪福さんは、完璧なまでの衣装に身を包み梅の精霊の様な雰囲氣を醸し出していた。
神楽太鼓の調子を確認するために、素手でポンッと叩いた馬皮の響きで、赤ちゃんが目を覚して泣き始め、それが合図となった様に、彼女の舞が静から動へと変化していった。
完全即興の三輪福さんに匹敵する舞手は、おそらく居ないだろう。
三輪福さんとは、二日にわたって共演することができて、とても楽しく充実した時間を共にすることができて本当に嬉しい限りだった。信頼できる舞手が、同じ時代に居るというのは、素晴らしいことだと思う。
農cafeの岩田さんから、梅ギャラとしていただいた梅を水にさらした瞬間、キラキラと輝いていたのが、なんとも印象的だった。愛されて育てられた梅たちに違いない!!!
この梅たちを、梅干しや梅シロップにするのが、また楽しみである。
今、人が集まることが良しとされない風潮があるが、集まらなければ感じることのできない感覚というものが、本当に大切なんだと再認識させてくれていると思う。
農cafeの岩田さんをはじめ、ご一緒したみなさん、三輪福さん、どうもありがとうございました。
本来、農業と芸能は密接なものだし、そんな農cafeという場所だからできる、即興神楽の様な時間だったなあと思える。
「榛名山麓農cafe梅まつ催の岩田さんのフリーな感覚が素敵な方向へこの「榛名山麓農cafe梅まつり」を導いて行くのだろう。
タイミング合えば、来年は清々しい梅林の中でやりたいもんである。