Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

煌めく菜の花の季節を散歩する

菜の花が煌めいている。

この黄色の発光する様な煌めきのエネルギーは、かなり素敵だと毎年感じる。

菜の花は食べても美味しいので、よく摘みに出かけるが、子どもにとっては最高の遊び場と化す。

何も教えていないが、腕を大きく広げて思いっきり空へ飛ぶのは、若かりし頃教えてもらった新体道ジャンプの様にも見える。

そして、勢いあまって菜の花の中へダイブ!!!

この花の中に寝転ぶ感覚は、かなり氣持ち良いのだ。

この3月末から4月はじめは毎年それほど忙しくないのだが、コロナ騒動以降は、それ以外もかなり時間ができたので、この2年ほど遊びまくっている感じだ。

平日に遊んでいる大人と子どもは、俺たちくらいなので、好き勝手にやりたい放題の土手である。

地下足袋の指の隙間にも菜の花が・・・。

遊びに来て、食べ物をゲットできるという、一石二鳥の素晴らしさ!!!

この季節は、身体の中を相当量の菜の花が巡っているはずで、春のエネルギーを身体に摂り入れまくっているのである。

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散歩に出ても、この季節はかなり楽しめる。

お日さまの当たり加減によっては、枯れたものまで輝いて見える。

榊の花にも遭遇。

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亀の甲羅干しが愛らし。

しかし、この数。。。

メキシコでは、伝統的に亀の甲羅を楽器として使っている。そんなメキシコの亀を俺も使っているので、亀の存在は、聖なる生き物という反面、いつか自分でもこの状態にしてみたいが・・・という特殊な見方をしているのである。

一度、山道をのそのそ歩くかなり大きめの亀を見つけた事があり、一瞬これを楽器にしてみようか!?と脳裏によぎって、車を停めて持ってみたが、瞬時に無理だと安全な場所へ置いてきたのを思い出す。
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んんん・・・でも、いつの日か。。。。

今生、それができるのかは分からないが、生き物の命をいただいて楽器にするという過程を経験しなくては、と思っているのも正直なところではある。